ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.06.29

山口県1型糖尿病患者会「山口会」講演会

令和7年6月28日(土)、大阪医科薬科大学 内科学1教室 教授 今川 彰久先生より「5年後の1型糖尿病」というタイトルで講演をされ、102名が参加しました。

昨年と同じく「かめ福オンプレイス」で開催することにしました。午後3時30分より開催されるので、準備のため診療を午前11時半までにして、車で向かい会場には午後2時前頃到着しました。席と席の間もスペースを取るようようにして、70名程度の座席数にしました。申し込みが多くなり、急遽席を増やしました。

通常は1型糖尿病患者さん自身の話を聴きながら、1型糖尿病についてより理解を深めて頂くことを目的としています。今回はいつもと異なり、「1型糖尿病の最新事情」について講演していただくことにしました。演者の今川彰久先生は世界で初めて「劇症1型糖尿病」を発見し、報告されました。大山サマーキャンプにも医療スタッフとして参加されていました。1型糖尿病の研究や臨床に従事されています。演者の先生とはメールで何度かやり取りをして、準備を進めていきました。新幹線が遅れ、午後3時過ぎに会場に来ていただき、最終の打ち合わせとスライドの試写をしました。

予定より10分遅れの午後3時40分から午後5時10分まで、今川 彰久先生より「5年後の1型糖尿病」と題して講演をされました。
今回の講演は以下の3部よりなっていました。
(1)「劇症1型糖尿病」の症例について、1型糖尿病の病型の分類(急性型、緩徐進行型、劇症型)症例を提示されながら説明。
(2)1型糖尿病の発症予防について、発症リスクのある方に対して、発症を遅らせるについて、臨床研究の段階の薬を含めての説明。
(3)新しい治療法として「iPS細胞を用いて作成したベータ細胞の移植」による治療についての説明。

専門用語もありますが、わかりやすく説明され、90分という時間があっという間に過ぎました。講演の後の質疑では「1型糖尿病の病型の診断法について」「1型発症予防の適応になる条件や状態について」「移植方法」についてや、実際的な「リブレは1個で2週間で、月2個だと1月は4週間で、足りなくなってしまう」などの実際的な質問がありました。講演終了後も、講師の方と多くの参加者が個人的に挨拶や質問などで午後6時過ぎまで、熱心に話しをされていました。

「ひさご」で食事会

例年、講演後は場所を変えて有志と演者の先生を囲んで食事会をしています。今回は全員で12名で、大山サマーキャンプにヘルパーや患者として参加したメンバーや1型糖尿病の医療従事者なども参加し、午後6時半から食事会をし、各々が簡単な自己紹介をして、講演や日頃の生活、日常診療のことなど話しも弾みあっという間に時間が過ぎて、午後9時にお開きとなりました。

翌日、6月30日(日)は朝、午前5時前に起床、午前5時半にホテルから、ザビエル教会、葺き替え工事が終わり葉状の外された瑠璃光寺、一ノ坂川といつものコースをジョッギングしてホテルに戻ってきました。途中、サギの集団の巣がありました。朝風呂に入りさっぱりしました。

ザビエル教会
瑠璃光寺
一ノ坂川

朝食のビュッフェは、卵かけご飯with納豆と海苔の和食になりました。パンも美味しそうで、デザートとして食べ、徳佐りんごのカレーはがまんしました。ゆっくりとした朝を過ごす事が出来ました。チェックアウトのギリギリの午前10時までホテルにいました。午後0時前に柳井に戻って来ました。勉強、食事会に運動と盛り沢山な週末となりました。

サギの巣
朝食;卵かけご飯 with 納豆&海苔
パンはデザート?