ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.07.28

第696回調理実習「春の炊き込みご飯弁当」

令和7年7月28日(月)の調理実習は「春の炊き込みご飯弁当」を作りました。参加者は7名でした。

10時10分に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
今回の献立にある”豚肉のアーモンド焼き”にはカロリーハーフのマヨネーズを使っているということで、まずマヨネーズについての話がありました。みなさんにマヨネーズは味の素かキューピーどちらを使われているか聞いてみると、キューピーの方が多く、味の素と答えられた方も数名おられました。キューピーマヨネーズだけでも種類がたくさんありますが、普通のマヨネーズとカロリーハーフのマヨネーズ以外はほとんど使ったことがない様子でした。この2種類の違いは、大きく3つあるそうです。大きな違いは名称で、原材料に占める植物油が65%以上のものは”マヨネーズ”と記載し、10~49%のものは”サラダクリーミードレッシング”または”乳化液状ドレッシング”と記載されているとのことです。2つ目が使える添加物の種類、3つ目が糖質や塩分で、それらはカロリーハーフのマヨネーズの方が少し多いとありました。
また、普通のマヨネーズは加熱すると性質が変わるので溶けてしまいます。火を通すと、旨味やコクが増すので炒め物にも向いているそうです。今回はアーモンドが流れてしまうといけないので、あえてカロリーハーフのマヨネーズを使用しています。どちらが良いということはなく、調理法や自身が気になる点に合わせてお好みのものを選んでみてくださいとのことでした。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時半から調理が始まりました。

”さくらえびの炊き込みご飯”は、精白米は洗ってザルにあげ、30分くらいおいておきます。炊飯器に精白米と白だし、分量の水、さくらえびを加え、軽く混ぜてから炊飯します。色が悪くならないよう、炊き上がったご飯に解凍したえだまめを混ぜて、今回は型に抜いて盛り付けました。
”豚肉のアーモンド焼き”は、しいたけは軸を切って飾り切りにし、オクラはゆでて半分に切りました。マヨネーズとからしは混ぜ合わせておきます。豚肉に軽く塩、こしょうを振り、厚みがあればめん棒などで少しのばします。天板にクッキングシートを敷いて豚肉を並べ、片面にからしマヨネーズを塗って、上にアーモンドをのせます。200℃に余熱したオーブンで15分焼きます。今回は豚肉を並べた天板の余白に、一緒にしいたけを並べて焼いたので、10分程火を通してから先に取り出しました。器に豚肉を盛り付け、しいたけとオクラを添えたら完成です。
”卵焼き”は、紅しょうがは飾り用を残してみじん切り、ねぎは小口切りにしておきます。ボウルに卵を溶き、刻んだ紅しょうがとねぎを入れて混ぜ合わせたら、卵焼き器で巻きながら焼きます。食べやすい大きさに切って盛り付け、残しておいた紅しょうがの千切りを飾ります。

”小松菜の煮びたし”は、小松菜はよく洗って2~3cmの長さに切り、にんじんは千切りにします。油揚げは横半分に切って1cm幅に切ります。鍋に水と調味料を入れて煮立ったら、野菜と油揚げを加えて火が通るまで煮ます。汁気を少し切って器に盛り付けます。
”トマトのしらす和え”は、トマトは食べやすい大きさに切って、青しそは千切りにします。ボウルにトマトとしらす、軽くすったごまを加えて混ぜ合わせ、器に盛って青しそを飾ります。
”すまし汁”は、たけのこは、穂先はくし切り、下の方は5mm幅のいちょう切りにします。わかめは水で戻し、三つ葉はゆでて結んでおきます。かまぼこは飾り切りにします。鍋にだし汁を沸騰させ、たけのことわかめを入れて煮ます。薄口醬油で味を整え、器にたけのことわかめ、かまぼこ、三つ葉を盛り付けたら、最後に汁を注いで出来上がりです。
”果物”は、今回はスイカにしました。食べやすい大きさに切って器に盛り、青紅葉を添えて完成です。

11時50分に出来上がり食べ始めました。
トマトのしらす和えを調理している時に、「これは最後に一品追加したいとき、すぐにできそうで良いね」と言ってくださった方がおられました。今回の献立は、お弁当なのでどうしても品数が多くなっています。その代わり、しらすや紅しょうがの味付けのみで完結するものや、白だし、麺つゆなどを上手く活用するものを取り入れることで、調理の手間があまりかからないように工夫されているそうです。みなさんの手際の良さも相まって、想定よりとても早く完成させることが出来ました。「彩りも良くて、とても美味しかった!」と嬉しいお言葉をいただきました。
食後には木村栄養士に抹茶をたてていただき、一緒に「ひがしや」の和菓子をいただきました。とても暑くなってきたので、今回は冷たいお抹茶です。和菓子は「生わらび餅」というお菓子でした。きな粉と抹茶きな粉の2種類があり、どちらもきな粉自体には甘味がありません。まずはそのままいただいて、わらび餅の優しい甘みときな粉の香りを味わいました。その後、黒蜜をかけて食べたのですが、蜜の甘味が加わるとまた違った風味になり、柔らかくて少し弾力のあるわらび餅を、1度で3回楽しむことが出来ました。普段は常温保存だそうですが、食べる直前に1時間程冷蔵庫で冷やしておくのがお勧めということで、冷たいお抹茶と相性抜群でした。
後片付けをし集合写真を撮って、次回9月にまたお会いすることを約束して、13時過ぎに解散しました。

献立 6.52単位(522kcal)
さくらえびの炊き込みご飯 精白米、冷凍えだまめ、さくらえび、白だし、水
豚肉のアーモンド焼き 豚ヒレ肉、しいたけ、オクラ、スライスアーモンド、カロリーハーフマヨネーズ、練りからし、塩、こしょう
卵焼き 卵、紅しょうが、ねぎ、油
小松菜の煮びたし 小松菜、にんじん、油揚げ、めんつゆ(3倍濃縮)、砂糖、水
トマトのしらす和え トマト、しらす干し、青しそ、ごま
すまし汁 たけのこ、かまぼこ、三つ葉、わかめ、だし汁、薄口醤油
果物 スイカ