
令和7年10月24日(金)の調理実習は「鶏肉のくるみ味噌ダレ」を作りました。参加者は5名でした。
10時に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
まず、松村栄養士から味噌についての話がありました。今回の献立に使う味噌は麦みそで、主に九州・四国・中国地方で食べられています。麹の割合が高く熟成期間が比較的短いため、あっさりとした甘口で淡色のものが多いことが特徴だそうです。味噌の分類について、色では「赤系味噌」、「淡色系味噌」、「白味噌」と分けられるとあり、どのようにして色が変化するのか質問がありました。製造時の大豆の浸水時間や醸造中の品温、発酵途中でかき回すか否かなど、様々な要因があるそうです。
また、発酵食品である味噌と、食物繊維が多いくるみを合わせて摂ることで、腸活の効率もアップさせることができます。くるみ味噌ダレは、味も栄養も相乗効果があるとのことでした。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時25分から調理が始まりました。
”白飯”は、米を洗って分量の水と一緒に炊飯器で炊きます。
”鶏肉のくるみ味噌ダレ”は、まず鶏むね肉を開いて薄く削ぎ切りにし、塩を振っておきます。白ねぎは白髪ねぎにします。フリルレタスは洗って食べやすい大きさにちぎり、ミニトマトは洗っておきます。切った鶏肉を天板に並べ、片栗粉を振って油を塗ったら、200℃のオーブンで15分焼き、さらに鶏肉を裏返して230℃で5分加熱します。耐熱容器に調味料と水を合わせてレンジで温め、軽く砕いたくるみ、かつお節を加えて混ぜ合わせておきます。焼き上がった鶏肉を皿に盛り、付け合わせのレタスとミニトマトを添えて、味噌ダレをかけます。白髪ねぎをのせ、好みに合わせて一味唐辛子を振っていただきました。
”白菜の旨塩煮”は、白菜は食べやすい大きさに切り、生姜はすりおろしておきます。厚揚げは油抜きをして、1cm幅に切ります。しいたけは軸を落として十文字の飾り切りにします。にんじんは薄めの輪切りにして型に抜き、ゆでておきます。鍋に水と白菜の芯、しいたけ、厚揚げ、すりおろした生姜と鶏ガラスープの素を入れ、芯に少し火が通ったら白菜の葉を加えてさらに煮ます。器に盛り付け、にんじんを飾ったら完成です。今回は、白髪ねぎで余った青い部分を薄く斜め切りにして一緒に煮てみました。
”ひじきと春菊の酢の物”は、今回も春菊が手に入らなかったため小松菜で作りました。干しひじきは水で戻して、1度ゆでて洗ったら水気を切っておきます。小松菜はゆでて水気を絞り、4cm長さに切ります。かにかまぼこはさいておきます。また、煮物で型抜きをしたにんじんの周りの部分も千切りにしてゆで、一緒に和えることにしました。ボウルに調味料を合わせ、材料を全て和えたら器に盛り付けます。
”とろろ昆布のすまし汁”は、まず花麩を水で戻しておきます。かいわれ大根は洗って根元を切り落とします。鍋にだし汁を温め、調味料で味を調えます。器に注ぎ、花麩、とろろ昆布、かいわれ大根を盛って出来上がりです。
”果物”は、今回は柿にしました。大きかったので、1人1/3個を4つに切って盛り付けました。
11時50分に出来上がり食べ始めました。
「くるみ味噌ダレが美味しい」と嬉しいお言葉をいただきました。この献立は麦みそのため甘めのタレになりますが、味噌によって味が異なってくるそうです。松村栄養士から「味噌を使った料理は各ご家庭の味が出やすいものだと思うので、普段使っている味噌でも挑戦してみてほしい」とありました。
また、「今日の柿は良い具合に熟していて美味しいね」「今年は柿がたくさん生っているよね」と、柿の話で盛り上がりました。ここ数日で急に気温が下がり、秋を通り越して冬の気配すら感じますが、秋の味覚は今年も着実に実っているようです。体調と、熊などには気を付けながら、食欲の秋も楽しんでいきたいですね。
後片付けをし集合写真を撮って、次回1月にまたお会いすることを約束して、13時前に解散しました。






