ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2022.08.13

「走って中山道69次」第7弾

令和4年8月10日(水)〜13日(木)まで「走って中山道69次」第7弾として41番目三留野(みどの)から35番目薮川(やぶかわ)まで行きました。

本来、8月10日(水)は第2水曜日で休診日ですが、例年お盆休みを13日から15日までにしており、11日が「山の日」で祭日なので、12日(金)と10日を振り替え、10日は午前中のみ診療としました。オミクロン株BA5が県内も全国的に感染者が急増していますが、山の中の道なので、人混みもなく、感染に気をつけながら、かつ猛暑もあり、熱中症に気をつけながら、3日間行くことにしました。

8月10日(水)
午前中診療をして、午後0時17分JR柳井駅から在来線、徳山から新幹線、名古屋から中央本線に乗り換え、前回の到着地点、南木曾駅に午後6時15分に到着しました。天気予報ではこの4日間雨はなさそうでしたが、念のためポンチョは持ってきて、傘は持ってきませんでした。午後5時頃から雨が降り出し、スタート前から靴をぬらしたくないと思っていましたが、駅に着く頃には止みました。山間の小さな街で、前回到着時に駅の観光案内所で、駅近くの宿について尋ねると、歩いて3分のところに1つだけアパートの素泊まりの民泊があり、そこを予約していました。一昨日にメールで鍵を開ける暗証番号の連絡があり、そこから鍵を取ってアパートの部屋に入るようになっていました。近くの居酒屋へ行ってみると、お盆のせいか閉まっていました。7ー11で夕食と明日の朝食、行動食を買って、宿で食事になりました。木曽川沿いにあり、1992に出来た国重要文化財になっている吊り橋「桃介橋」がありました。午後10時に就寝。

お宿「勝」の入り口
吊り橋の桃介橋

8月11日(木)
午前5時起床。天候は晴れ、暑くなりそうです。朝食を取って、準備をして、午前6時過ぎに宿を出発しました。ウオーミングアップと南木曾の街並みの観光を兼ねて1キロほど歩き始めました。

お宿「勝」2階にあります。
南木曽の街、木曽川、桃介橋


今日の予定は30キロ先の上松(あげまつ)町寝覚(ねざめ)まで、基本上り(標高差350m)で緩やかなアップダウンが続きます。宿の前にあった吊り橋も眺めることができます。山間のコースで、両側から山がせまり、木曽川、国道19号線、JR中央本線が並行し、中山道が国道や鉄道沿いだったり、横切ったりして進んでいきました。

写真の色がおかしくなっていました。五平餅とイチゴのかき氷

JRの駅を休憩ポイントにして、午前8時くらいまでは山の陰になり、暑くありませんでしたが、日が高くなり、日陰がなくなり暑くなりました。途中「道の駅大桑」があり、かき氷と、これまで店に「五平餅」の看板がありましたが、食べる機会が無く、今回初めて食べることが出来ました。ご飯を平らく固めて焼いて、ミタラシを付けたような味でした。


距離が進むにつれて、疲れと背中から日をうけて、ペースも落ちてきました。手持ちの水も少なくなり、集落がないため自動販売機もなく、隣には木曽川が流れ、火照った体を冷やしたいと思いながらの走ったり歩いたりになりました。午後1時、道の横に「小野の滝」がながれ、すぐ近くなので、滝壺近くまで行き、足を水につけて、顔を洗って、水しぶきがミストのようになり、クールダウンすることが出来ました。

小野の滝
滝からの水でクールダウン
寝覚の床

午後1時50分に本日宿泊する「ねざめホテル」に到着。風呂に入ってさっぱりして、休憩したいところですが、チェックインは午後3時からと言うことで、先に木曽八景の一つの「寝覚の床」を見物することにしました。臨川(りんせん)寺の境内から降って、木曽川の激流で花崗岩が削られて出来ています。そこをみてからホテルにチェックイン、入浴をして汗を流し、部屋のエアコンを低めにして、1時間ほど休憩し、少し疲れがとれました。

ホテルのホールに大相撲の御嵩海が上松町出身で大関昇進の記事や写真が張り出してありました。ホテルから木曽駒ヶ岳が望めるようですが、麓に近くで全景は見えないそうです。午後6時から夕食、ゆっくりと肉、ニジマス、冷茶碗蒸し、信州そば、天ぷら、釜飯などおいしくいただきました。

上松(あげまつ)町出身、御嶽海


今日の記事を書いて、もう一度温泉に入り、午後9時半、就寝。今日は29キロ、7時間25分でした。台風が発生しそうで、明日の天気が心配です。

寝覚(ねざめ)の言葉の由来
変わった地名で、「浦島太郎伝説」に由来しているとのことです。
浦島太郎と言えば、「海で亀を助けて、お礼に竜宮城へ連れられて行き、楽しい時間が過ぎ、帰ってみると長い年月が経っていて、玉手箱をあけると年寄りになってしまった。」ということで、この海のない地域とどんな関係があるのか、不思議でした。

「浦島太郎伝説」
竜宮城から帰るときに「玉手箱」以外に、「弁財天尊像」と「万宝神書」をもらったようです。「万宝神書」には飛行の術が書かれ、太郎は諸方を回り、この地が気に入り逗留し、釣りに興じた。ある時「玉手箱」を開けて、100歳の翁になり、夢から覚めた。これが「寝覚」の地名となった。岩の上に「弁財天尊像」が残り、これを祀ったのが臨川寺だった。

8月12日(金)
午前5時前に起床、霞がかかり、路面が濡れています。ニュースをみると熱帯低気圧が台風8号に変わったと放送していました。
涼しいうちに早く出発した方がいいですが、今回は朝食付きにし、午前7時からの食事でした。今日の宿泊場所は20〜30キロ当たりの地点の宿がいっぱいで、60キロ先の塩尻のホテルにしました。そのため、今日は行けるところまでいって、電車に乗って塩尻まで行きます。明日は今日の到着地点まで戻ってスタートする予定です。

午前8時ホテルをチェックアウトし、出発しようとすると雨が降り始め、ポンチョを着てのスタートとなりました。青空も見えており、雨も止み、ポンチョを脱いでアームカバーをはずしての走りとなりました。今日は雨が降っては着たり脱いだりを3回繰り返しました。道の駅「木曽福島」では、晴れていれば御嶽山が眺めることが出来るはずでしたが、霞がかかりみることが出来ませんでした。

御嶽山が見える筈

途中、中山道の中間地点の石碑がありました。やっと半分まで着たことになります。
昼食は7ー11の駐車場で、カレーヌードル(422kcal)、牛乳(137kcal)、チョコモナカジャンボ(303kcal)、合計862kcalを食べました。

結局、午後2時40分薮原駅に到着。電車は午後3時51分と1時間以上ありますが、次の6キロ先の奈良井駅まで行くのは峠越えもあり厳しそうで、本日はここまでとしました。今日は25.5キロ、6時間35分でした。

山賊焼きハーフ

午後4時21分、塩尻駅に到着、ホテルにチェックイン。まずは温泉で汗を流し、この2日間の洗濯物をホテルのコインランドリーで洗濯、乾燥している間に、ホテルに人にお勧めの夕食の場所を聞きました。「山賊焼き」がどんな居酒屋にもありご当地名物で「元祖山賊」という店がホテルの近くにあると聞き、そこへ行ってみました。岩国も「山賊」という店があり、関係があるのか聞いてみたかったですが、予約でいっぱいで、隣の居酒屋にしました。そこにも「山賊焼き」があり、ハーフを注文しました。焼いたのではなく、衣をつけてあげてありました。塩尻はまた来る予定があり、チャンスがあれば「元祖山賊」にいってみたいです。
天気予報は、明日の午後静岡に台風8号の上陸が予想されていました。明日は今日の到着地点まで戻り、午前中に行けるところまで行く予定でしたが、そうすると帰りの出発が午後になり台風の影響(新幹線)を受けるので、明日はランはなしにして午前中に帰ることにしました。素泊まりにしていたので、明日の朝食と傘も買ってきました。午後10時半就寝。今日は25.5キロ、6時間35分でした。

8月13日(土)
午前5時起床、天候は晴れでたぶん北アルプス(穂高連峰)を、部屋の窓から望むことが出来ました。ホテルから駅まで歩いて5〜10分、傘は買わなくても良かったようです。食事をして、朝風呂に入り、荷物の準備をして午前6時半過ぎチェックアウト、午前7時14分発の特急しなの、名古屋でのぞみに乗り換え、柳井には午後1時40分に到着の予定でした。

ホテルの窓から北アルプス(雲にかかっている)
塩尻駅


車窓からこの2日間の行程で、見覚えのある景色もありました。ビデオを巻き戻しながらみている感じでした。
名古屋に午前9時18分到着、次ののぞみが午前10時23分と1時間以上の待ち合わせがあり、もっと早く柳井に帰る方法を調べましたが、結局柳井に着く時間は一緒で、徳山に停車する予定通りののぞみにしました。

曇り空ですが、雨も降ることなく名古屋には予定通りの時間に到着。新幹線のプラットホームに行ってみると、新幹線は静岡から掛川の間が雨の影響で全線40分前後の遅れとなっており、9時10分発の徳山に止まるのぞみが40分遅れとなっており、ちょうど乗ることが出来、結果的に1時間の乗り継ぎのおかげで、予定より早く名古屋を出発できました。名古屋以西は青空で、台風の影響はありません。徳山からの電車は同じなので、台風の影響で遅れても予定通りの時間に柳井に帰ることができました。
今回の「走って中山道69次」は54.5キロでした。また次いつになるか分かりませんが、第8弾を報告します。