ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
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2024.06.28

第654回調理実習「エビフライ」

令和6年6月28日(金)の調理実習は「エビフライ」を作りました。参加者は5名でした。

10時過ぎに参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
矢野栄養士から「ご飯の1単位は何グラムですか?」という質問がありました。「80g」と答えた方がいらっしゃいましたが、正解は50gです。1単位が80kcalであることと混同されていたみたいです。
続いて、食品交換表の表1に関する話がありました。ご飯やパン、麺類、いも類など、主食となるものには炭水化物が多く含まれ、食品交換表では表1に分類されます。通常は3単位のご飯で150gですが、今回のご飯は110gで2.2単位になっています。エビフライに小麦粉とパン粉を使っているので、ご飯の量で調節してあるということでした。普段の食事でも、天ぷらや豚カツなどを食べる時はご飯の量を減らしましょう。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時30分から調理が始まりました。

”エビフライ”は、殻や背ワタを取るなどえびの下処理を済ませ、身を開いて下味をつけます。それに衣付けし、170℃に熱した油で揚げていきます。前回に引き続き、卵にくぐらせたえびに煎ったパン粉を付け、オーブンで加熱したものも半分用意しました。付け合わせは千切りキャベツと、ミニトマトです。ヘルシータルタルソースは、細かく刻んだ玉ねぎ、パセリ、ゆで卵と水切りしたヨーグルトを、マヨネーズ、レモン汁と混ぜて調味したら完成です。盛り付けには桜の葉を添えました。
”野菜の炒り煮”は、まず野菜、こんにゃく、鶏肉を同じくらいの大きさになるように切り分けます。鍋にサラダ油を熱し、最初に鶏肉を炒めたら、ごぼう、こんにゃく、干ししいたけ、たけのこ、にんじん、れんこんを順に加えて炒め、だし汁としいたけのもどし汁を入れて煮ます。そこに調味料を加えて落とし蓋をし、野菜が柔らかくなるまで中火で煮込んでいきます。器に盛って木の芽を飾りました。

”きゅうりのしょうが和え”は、きゅうりを薪のように切り分け、しょうが、みょうがも細く切ったら、ビニール袋に材料を全て入れ、よく揉み込んでなじませるだけで出来上がりです。
”なめこ汁”は、豆腐を奴に、ねぎは飾り用を残して小口に切ります。鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら洗ったなめこを加えて煮ます。なめこに火が通ったら、豆腐を入れて味噌を溶きます。器に入れ、斜め切りしたねぎとゆずを飾って出来上がりです。
”緑茶かん”は、鍋に緑茶と粉寒天を入れてよく混ぜ、沸騰して2分間煮溶かします。それを型に流し入れ、甘納豆を均等に入れて冷やし固めます。寒天が固まったら器に盛り、飾り付けに紅葉を添えました。

12時前に出来上がり食べ始めました。
今回エビフライを作る際、煎ったパン粉を付けてオーブンで焼く方法も行いましたが、参加者の方で、フライの作り置きをされている方もおられました。普通に衣付けしたものを冷凍し、食べる分だけ解凍して、オリーブオイルなどをかけてグリルで焼くそうです。揚げるより脂質もカットできて、作る手間も減るので一石二鳥だなと思いました。また、家庭菜園をされている方も多く、「これからの季節、きゅうりは食べ切れないほど採れるので、今日の方法で和え物を作ってみたいと思います」とおっしゃられていました。
部屋にはとても立派なカサブランカが生けられ、その鮮やかな色彩に、梅雨のジメジメした空気を晴らしてくれるような心地の中、調理と食事を楽しむことができました。食事中は、猫を飼われている方が、お世話や最近あった出来事をお話してくださり、その話でもちきりでした。子ども心に猫や犬を飼いたいと思ったことはありますが、そこに伴う癒しと苦労を理解する大切さを、みなさんのお話を聞いて改めて感じています。どのお話も飼われている方の愛情が伝わってきて、笑いの絶えない時間になりました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回8月にまたお会いすることを約束して、13時に解散しました。

献立 560kcal (7.0単位)
白飯 精白米
エビフライ ブラックタイガー、卵、薄力粉、パン粉、サラダ油、キャベツ、ミニトマト、マヨネーズ、ヨーグルト、玉ねぎ、卵、レモン汁、パセリ、塩、こしょう
野菜の炒り煮 ごぼう、れんこん、にんじん、たけのこ、こんにゃく、干ししいたけ、鶏もも肉、かつお・昆布だし、醤油、みりん、砂糖、サラダ油
きゅうりのしょうが和え きゅうり、しょうが、みょうが、ごま油、鶏ガラスープの素、塩
なめこ汁 なめこ、絹ごし豆腐、ねぎ、かつお・昆布だし、赤味噌
緑茶かん 粉寒天、煎茶、甘納豆