令和6年7月26日（金）の調理実習は「タコライス」を作りました。参加者は4名でした。

10時すぎに参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
初めに濵栄養士から「タコライスは沖縄県の料理です」という話がありました。メキシコ料理のタコスの具材をご飯の上にのせたものをタコライスと言い、今では学校給食にも出されているそうです。今回はチリパウダー使っていますが、カレー粉でも代用できるということでした。アボカドやトルティーヤチップスをトッピングしても美味しいみたいです。
またオーツミルクについては、牛乳よりカロリーと脂質が少なく、食物繊維が多いという説明がありました。原料はオートミールなどで知られる、オーツ麦だそうです。たんぱく質が少なく、少しお値段が高いことがデメリットですが、カルシウムは牛乳と同じくらい含まれているので、乳製品のアレルギーがある方にはお勧めの食品です。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時40分から調理が始まりました。

”タコライス”は、炊飯器に分量の水と精白米、もち麦を入れて軽く混ぜ、刻んだしらたきを上にのせるように入れて普通に炊きます。えのきたけも細かく刻み、レタスときゅうりはせん切り、ミニトマトは半分に切ります。豚ひき肉を炒め、色が変わったらえのきたけとトマトケチャップを加えて、残りの調味料で味を整えます。器にご飯を平たく盛り、レタスと豚ひき肉、きゅうりを彩りよく盛り付けます。上からチーズをかけ、ミニトマトをご飯のまわりに飾ります。
”カラフルゼリーサラダ”は、オクラはゆでて5㎜幅に切ります。ヤングコーン、かにかまぼこもオクラの大きさにそろえて切っておきます。鍋に粉寒天と水、調味料を入れてよく混ぜ、沸騰したら2分間煮溶かします。型に彩りを考えながら具材を入れ、粗熱をとった寒天液を注ぎます。冷蔵庫で冷やし固めて器に盛り、紅葉を飾って完成です。
”小松菜のマスタード和え”は、小松菜をゆでて長さ2～3㎝に切ります。ボウルにめんつゆと粒マスタード、小松菜と軽くすったごまを加えてよく混ぜたら出来上がりです。今回は、参加者の方が持って来てくださった祝島のごまを使わせていただきました。とても香り高く、いつもとは一味違う仕上がりになりました。

”切り干し大根のスープ”は、切り干し大根を軽く水で洗い、食べやすい長さに切ります。人参、チンゲン菜も切り、しめじは小房に分けてさいておきます。鍋に分量の水を入れ、沸騰したらチンゲン菜以外の野菜を加えて煮込みます。火が通ったら、チンゲン菜と鶏がらスープの素を入れ、塩こしょうで味を整えて器に盛ります。
”オーツミルクもち”は、鍋にオーツミルクと片栗粉、パルスイートを入れてよく混ぜます。火にかけてとろみがつくまで混ぜ、さらにもちのようになるまで混ぜ続けます。水で濡らしたバットに広げて少し冷まし、1人分ずつちぎって器に盛り付けます。ベリーソースは、材料を全て混ぜ合わせて、600ｗで3分くらい様子を見ながらレンジで加熱します。冷めたらもちの上にかけます。今回はミントを飾りました。

12時前に出来上がり食べ始めました。
この献立は、ご飯にしらたき、ひき肉にえのきを混ぜてかさと旨味をアップさせています。カロリーを抑えながら満足感が得られ、食物繊維とカルシウムがたっぷり摂れる献立になっているそうです。参加者の方からは「今日は良いことをいっぱい聞けた！」「どれか一品は作ると決めているから、今回はあえ物に挑戦してみようと思います」と嬉しいお声をたくさんいただきました。
調理中に「オーツミルクは粉で売っているんですか？」というご質問がありましたが、オーツミルクは紙パックに入った液体のものが売られています。スーパーでは牛乳と同じコーナーに置いてあるのですが、意識していないとあまり目に入らないというご様子でしたので、気になる方は探してみて下さい。
今年は祝島で8年ぶりに神舞が執り行われると伺いました。1000年以上続く伝統が、コロナを乗り越えてまた見られるのは喜ばしいことですね。8月16日から3日間あるとのことでしたので、祝島に足を運んでみてはいかがでしょうか。
後片付けをし集合写真を撮って、次回9月にまたお会いすることを約束して、13時前に解散しました。

献立　6.29単位（503kcal）
タコライス　精白米、しらたき、もち麦、豚ひき肉、えのきたけ、ミニトマト、レタス、きゅうり、生食用チーズ、チリパウダー、塩、こしょう、オリーブオイル、トマトケチャップ
カラフルゼリーサラダ　オクラ、ヤングコーン、かにかまぼこ、粉寒天、しょうゆ、顆粒コンソメ、塩
小松菜のマスタード和え　小松菜、めんつゆ、粒マスタード、ごま
切り干し大根のスープ　チンゲン菜、しめじ、人参、切り干し大根、鶏がらスープの素、こしょう
オーツミルクもち　オーツミルク、片栗粉、パルスイート、ミックスベリー、レモン汁