ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
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2024.08.19

第660回調理実習「エビフライ」

令和6年8月19日(月)の調理実習は「エビフライ」を作りました。参加者は7名でした。

10時過ぎに参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
今回約10年ぶりに参加される方や初めての方がおられましたので、まず自己紹介をしました。思い出話に花が咲き、人数も増えてとても賑やかでした。久しぶりにお会いすることができて嬉しかったです。続いて矢野栄養士から、今日の献立に関連した話がありました。「いつものご飯は150gですが、これは何単位でしょう?」という質問に「3単位でしたかね?」とすぐ正解が出ていました。ご飯は50gで1単位になりますが、今回の献立でエビフライに使われている小麦粉とパン粉は、大さじ2杯(約20g)で1単位です。小麦粉やパン粉、片栗粉などには炭水化物が多く含まれ、食品交換表ではご飯と同じ表1に分類されるため、今回のご飯は110gで2.2単位になっているということでした。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時35分から調理が始まりました。

”エビフライ”は、殻や背ワタを取るなどえびの下処理を済ませ、身を開いて下味をつけます。それに衣付けし、170℃に熱した油で揚げていきます。前回に引き続き、卵にくぐらせたえびに煎ったパン粉を付け、オーブンで加熱したものも半分用意しました。付け合わせは千切りキャベツと、ミニトマトです。ヘルシータルタルソースは、細かく刻んだ玉ねぎ、パセリ、ゆで卵と水切りしたヨーグルトを、マヨネーズ、レモン汁と混ぜて調味したら完成です。盛り付けに紅葉を添えました。
”野菜の炒り煮”は、まず野菜、こんにゃく、鶏肉を同じくらいの大きさになるように切り分けます。今回はにんじんを桔梗型に抜きました。鍋にサラダ油を熱し、最初に鶏肉を炒めたら、ごぼう、こんにゃく、干ししいたけ、たけのこ、れんこんを順に加えて炒め、だし汁としいたけのもどし汁を入れて煮ます。そこに調味料を加えて落とし蓋をし、野菜が柔らかくなるまで中火で煮込んでいきます。にんじんは形が崩れないよう、別の鍋に出汁を入れて煮ました。器に盛り、にんじんと木の芽を飾って完成です。

”きゅうりのしょうが和え”は、きゅうりを薪のように切り分け、しょうが、みょうがも細く切ったら、ビニール袋に材料を全て入れ、よく揉み込んでなじませるだけで出来上がりです。
”なめこ汁”は、豆腐を奴に、ねぎは飾り用を残して小口に切ります。鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら洗ったなめこを加えて煮ます。なめこに火が通ったら、豆腐を入れて味噌を溶きます。器に入れ、斜め切りしたねぎを斜交いに飾って出来上がりです。
”緑茶かん”は、鍋に緑茶と粉寒天を入れてよく混ぜ、沸騰して2分間煮溶かします。それを型に流し入れ、甘納豆を均等に入れて冷やし固めます。寒天が固まったら器に盛り、飾り付けにミントを添えました。

12時に出来上がり食べ始めました。
ミニトマトの飾り切りを見て、「家ではいつも半分に切るくらいしかやらないから、今度この切り方をしてみたい」とおっしゃってくださる方がおられました。ミニトマトは添えるだけで食事に彩りが加えられ、そのまま食べられるので使いやすい食材です。切り方を少し工夫するひと手間だけでも、いつもと違う雰囲気を楽しめると思います。2種類作ったエビフライについては、「揚げるよりも調理中暑くないし、油も控えられる。柔らかくて食べやすいのでオーブン調理、良いですね」と言われており、揚げない調理法も好評でした。
また、立秋も過ぎたということで、盛り付けに使うお皿を少し変えてみました。季節が移ろい、秋の風も感じられるような華やかな見栄えになり、料理がより一層美味しかったです。
後片付けをし集合写真を撮って、次回10月にまたお会いすることを約束して、13時頃に解散しました。

献立 560kcal (7.0単位)
白飯 精白米
エビフライ ブラックタイガー、卵、薄力粉、パン粉、サラダ油、キャベツ、ミニトマト、マヨネーズ、ヨーグルト、玉ねぎ、卵、レモン汁、パセリ、塩、こしょう
野菜の炒り煮 ごぼう、れんこん、にんじん、たけのこ、こんにゃく、干ししいたけ、鶏もも肉、かつお・昆布だし、醤油、みりん、砂糖、サラダ油
きゅうりのしょうが和え きゅうり、しょうが、みょうが、ごま油、鶏ガラスープの素、塩
なめこ汁 なめこ、絹ごし豆腐、ねぎ、かつお・昆布だし、赤味噌
緑茶かん 粉寒天、煎茶、甘納豆