ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.01.27

第675回調理実習「あなごの柳川風」

令和7年1月27日(月)の調理実習は「あなごの柳川風」を作りました。参加者は7名でした。

10時頃に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
献立説明の前に、矢野栄養士からサルコペニアについての話がありました。サルコペニアとは、加齢によって徐々に筋力が衰えてくることです。転倒することが増えたり、それが原因で寝たきりになったりすると、認知症のリスクが高まるそうです。食事からタンパク質をしっかり摂り、適度に運動をして、筋力を落とさないように心がけましょうとのことでした。
続いて「柳川なべ」について説明がありました。柳川なべは、筑後地方の柳川市の郷土料理だそうです。この地域では昔からうなぎやどじょうが食べられており、暑い夏を元気に過ごすための料理だったということでした。下処理したどじょうをごぼうなどと煮込んで卵でとじるものですが、東京で食べられているどじょう鍋とは別物だそうです。今回はあなごを使っていますが、うなぎや牛肉でアレンジするのも美味しいみたいです。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時半過ぎから調理が始まりました。

”あなごの柳川風”は、まず焼きあなごをさっと水で洗って電子レンジで加熱し、4㎝長さに切ります。野菜は切り分け、しめじは小房に分けます。ごぼうは下煮しておきます。別の鍋に煮汁をつくり、一人用の鍋に注ぎ分けます。野菜と焼きあなご、三つ葉は器に盛り付けます。今回は、梅型に抜いた人参を飾りました。一人用鍋の火を付け、野菜を加えて柔らかくなったら、あなごと三つ葉、溶き卵をまわし入れて煮ます。卵に火が通ったら出来上がりです。お好みで山椒をかけていただきました。
”さつま芋と切り昆布の煮物”は、さつま芋は皮ごと輪切りにし、人参は半月に切ります。油揚げと切り昆布も切り、昆布は水で戻しておきます。先に人参と切り昆布を鍋に入れ、だしを加えて火にかけます。ラカントとみりんを加え、人参に火が通ったらさつま芋と油揚げを入れて煮ます。しょうゆを加えて野菜が柔らかくなったら火を止め、冷ましながら味を含ませます。

”なすの中華和え”は、まずなすを洗ってグリルでまんべんなく焼き、皮をむいて適当な長さに切ります。干しエビと長ねぎはみじん切りに、かいわれは1~2㎝の長さに切ります。フライパンにごま油を入れ、干しエビと長ねぎを弱火で焦がさないよう炒めます。ボウルに調味料を入れてよく混ぜておき、炒めた干しエビと長ねぎを加えて味をなじませます。器になすを盛ってたれをかけ、かいわれを飾ったら完成です。
”糖質オフチーズケーキ”は、クリームチーズを室温で戻し、柔らかく練り、パルスイートを数回に分けて加えながらよく混ぜます。別のボウルに卵を割りほぐし、おからパウダー、牛乳を加えて混ぜます。そこに、練ったクリームチーズを合わせて混ぜたらカップに入れ、180℃のオーブンで20分焼きます。焼き色がついたら出来上がりです。器にチーズケーキと季節の果物を盛ります。今回の果物はいちごでした。

12時に出来上がり食べ始めました。
参加者の方が「今日の料理をいただいて、自分の普段の味付けが知らず知らずのうちに濃くなっているんだなと思いました」とおっしゃっていました。今回の献立はだしを効かせた料理が多いので、減塩の参考になるかと思います。また、「さつま芋と切り昆布の組み合わせは初めてです」と言われた方もおられました。今回、少し煮込み時間が長くなってしまい、さつま芋が一部煮崩れていたのですが、「味が良く染みて、しっとりしていて美味しい」とおっしゃっていただきました。思いのほか良い仕上がりになっていたようで安心しました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回3月にまたお会いすることを約束して、13時に解散しました。

献立 565.6kcal (7.07単位)
白飯 精白米
あなごの柳川風 焼きあなご、ごぼう、醤油、みりん、白菜、玉ねぎ、しめじ、みつば、にんじん、卵、かつお・昆布だし、ラカント、粉山椒
さつま芋と昆布の煮物 さつま芋、刻み昆布、にんじん、油揚げ、醤油、みりん、ラカント、かつお・昆布だし
なすの中華和え なすび、干しえび、ごま油、かいわれ大根、醤油、米酢、砂糖、豆板醤
糖質オフチーズケーキ クリームチーズ、おからパウダー、卵、牛乳、パルスイート、いちご