ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.02.28

京都マラソン2025

当院の木村栄養士が令和7年2月16日(日)に開催された京都マラソン2025に参加した報告をしてもらいました。女子最高齢で、年代別(80〜84歳)で1位でした。

京都マラソン2025
木村僖乃
2025年2月16日、「京都マラソン2025」が行われました。京都市右京区のたけびしスタジアム京都をスタートし、嵐山などの観光地を巡りながら、京都市左京区の平安神宮前をゴールとするコースで行われ、約16000人のランナーが駆け抜けました。完走率92.4%制限時間6時間です。
私は毎年出場しています。が、今回は75回のフルマラソンで一番きつい、つらいマラソンでした。昨年来、左膝を痛めて海響マラソンかつかつ走ってからです。2月始めに予行練習と思い大島ロードレースハーフに出ましたが15キロで痙攣がきて全く走れなくなりました。初めての経験です。其の経験がトラウマになっており、また今年は寒さが一段と厳しくしもやけで足の指が真っ赤で治りが悪く痛みをかかえてです。周りの方は出場はやめたほうが良い!と「83歳よ! 走れるときに走ったら!」若いマラソン仲間は「私達その年齢だったら棺桶よ!!」慰めてくれるようなそうでないアドバイスです。当日の天候は前日までは80%の雨の予想でしたが天気は良かったです。和美さんより「無理しないで!きつくなったらリタイアありで!!」とスタートです。仁和寺の12キロまではなんとか行けました。和尚さんが総出で応援です。壮観です。ここを走るときは京都マラソン出場してよかったと思います。他のマラソン会場ではみられない光景です。18キロ当たりからきつくなりこりゃ大丈夫かな?です。22キロで和美さん「よしのさん!!頑張って」です。和美さんも危ないと思っていたようでここまでよく来たな~です。
28キロの河川敷きにきました。例年ここは難所です。でこぼこで走りにくく足をとられそうになります。雨のときは最低の状態です。「一番きつい所だがここが踏ん張りどころ頑張れ!!」と応援です。若い男性の走者の2人の会話です。「きついで走れない!リカバリーのほうが大事!! 歩く!!」と。共感しながらかろうじて走ります。マックスです。32キロで私に近い年齢?マラソン会場で時々お見掛けする高齢の方が私を抜いていきました。(私よりかなり若かったら失礼!)80歳以上年代別一位を意識していたのでこれでダメになったと。5分ばかり走ってその方が横倒しに転ばれ、関係者が4,5人がそばに。脚がすくみました。無理せず走れるだけ走ると。(たいしたことない事を祈ります。)

35キロで和美さんが応援です。「ヨシノさん ガンバって!」沿道から身を乗り出してです。しもやけの痛さときつさでちょっと麻痺状態の感じです。ここでロキソニン飲みました。ひたすら我慢の走りでフィニッシュに近くなりました。後ろを見ると5時間のペースランナーが赤と青の風船つけて迫っています。周りから声が掛かります。「行ける!行ける!」「5時間切れる!」「まだ余裕がある!」頑張って腕振りました。走れました。グロス4時間57分16秒です。(80歳以上女子年代別一位でした。女子最高年齢です。私のあと女子1300人が走っています)きつかったです。ここに和美さんが居合わせて写真撮って彼女も応援の声かけに感激したそうです。ありがたいです。

35キロ地点
フィニッシュ


フィニッシュで完走のタオルをかけていただくとき涙で前が見えなくなりした。5時間切れて満足です。切れなかったら4月の長野マラソン(制限時間5時間)は中止でした。脚は大丈夫のようです。ここで反省点ですが脚を考えて長距離の練習が出来ていなかったです。10㌔止まりでした。痙攣を意識してエイドステーションではこまめにスポーツドリンク、水を飲みました。その分スピードが落ちてタイムはかかりました。

平安神宮にて


課題は長距離をどのように練習にいれていくか痙攣への対策、高齢のマラソンは熟慮の周到の用意が要るが実感です。走り終わって着替えを取りに行くときマタマタ痙攣で歩けなくなり車椅子で救護所行きです。(笑)  終わり