ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.04.14

第685回調理実習「豚肉とキャベツのカレーマヨ炒め」

令和7年4月14日(月)の調理実習は「豚肉とキャベツのカレーマヨ炒め」を作りました。参加者は7名でした。

10時15分に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
「みなさんチョコレートは食べられますか?」と松村栄養士から問いかけがあり、「好きだけれど気にしてあんまり食べられないよね」と答えられた方に、みなさん頷かれていました。チョコレートに限ったことではないですが、間食で食べてはいけないというものは基本的にはありません。1日に100kcal、糖質10g未満にすることを意識して楽しんでいただきたいとのことでした。また、チョコレートの原料であるカカオ豆には、カカオポリフェノールが多く含まれています。体内の酸化を抑制する働きがあるので、肌老化の防止や動脈硬化の予防にも効果があるそうです。しかし、チョコレートにはその他にも砂糖や粉乳などが多く含まれ、これらが少ない高カカオチョコレートは、糖質の代わりに脂質やカロリーが高い傾向にあります。「高カカオチョコレートは苦くて美味しくないね」と話されている方がおられましたが、その苦味やチョコレートの色の素がカカオポリフェノールだそうです。そのため、ホワイトチョコレートやフルーツ、抹茶味のチョコレートなどにはカカオポリフェノールが含まれていません。苦味の強いチョコレートが苦手な方は、同じ原料から作られるピュアココアをホットミルクなどに溶かして飲むと、甘さを自分で調節できてお勧めですとのことでした。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時半過ぎから調理が始まりました。

”白飯”は、米を洗って分量の水と一緒に炊飯器で炊きます。今回は型で抜いて、ゆかりふりかけをかけました。
”豚肉とキャベツのカレーマヨ炒め”は、キャベツはざく切り、パプリカは1cm幅の細切り、豚肉はひと口大に切ります。今回も豚肉に下味をつけて、オーブンで焼きました。フライパンにマヨネーズを入れて熱し、キャベツを加えてサッと油を回すように炒めたら、調味料を加えて全体に絡め、皿に盛り付けます。別のフライパンで彩り良く炒めたパプリカを、上に飾って完成です。
”キャロットオレンジラペ”は、まずにんじんをピーラーでリボン状にむき、鍋でさっと湯掻きます。次に、オレンジを1/6のくし切りにし、白い皮をなるべく取り除いて小さめに切ります。皮に実が残っていれば絞って、オレンジ果汁も取り分けておきます。ボウルに調味料とオレンジ果汁を加えて混ぜ合わせ、粗熱を取ったにんじんとオレンジの実を入れて混ぜ合わせます。冷蔵庫で味を馴染ませたら、器に盛り付けます。
”しいたけのパン粉焼き”は、まずオーブンを190℃に予熱しておきます。しいたけは軸を落とし、パセリはみじん切りにします。ボウルに刻んだパセリとオリーブオイル、パン粉、粉チーズを入れて混ぜておきます。味が足りなければ塩を少しずつ入れて調節します。しいたけを天板に並べて片栗粉を振ったら、かさに調味したパン粉をのせてオーブンで10分程焼きます。パン粉に程よく焦げ目が付くまで、様子を見ながら追加で加熱しました。

”ふわたまスープ”は、玉ねぎは薄くスライスし、にんじんはラペで残ったものを使って千切りにします。かいわれ大根は根元を落として半分に切ります。鍋に水、コンソメ、玉ねぎ、にんじんを加え、野菜に火が通るまで中火で加熱します。卵をよく溶き、少しずつ回し入れます。器に盛ってかいわれ大根を飾ったら完成です。
”生チョコ風寒天”は、鍋にパルスイート、コーンスターチ、ココアパウダーを入れて、初めに少量の牛乳を加えて混ぜペースト状にしてから、残りの牛乳も混ぜ合わせます。中火にかけて混ぜながら、沸騰直前まで加熱します。別の鍋に水と粉寒天を入れて火にかけ、沸騰してから2分間煮溶かします。最初の鍋に寒天液を加え、耐熱ゴムベラで絶えず混ぜながら、とろみが付くまで再度加熱します。ラップを敷いたバットに流し入れ、粗熱が取れたら表面にもラップをして冷蔵庫で冷やし固めます。バットから取り出し、好みの大きさにカットして、仕上げにココアパウダーをまぶします。今回は、ホイップクリームと金粉を飾りました。

12時前に出来上がり食べ始めました。
参加者の方が持って来てくださったパセリをみじん切りにして、後から自分で好きな料理にかけて食べられるようにしました。キャロットオレンジラペにかけた方は「緑が映えて味も爽やかになるね」と話されており、新鮮なパセリの香りが良いアクセントになりました。
豚肉とキャベツのカレーマヨ炒めは、「豚肉よりキャベツが美味しく感じる」とおっしゃってくださった方がおられました。炒め物は生で食べるよりもカサが少なくなり、野菜の量が増えても食べやすいため、もっとキャベツの量を増やして作っていただいても良いそうです。これから春キャベツも旬の時期になりますので、サッと炒めて食べるのも美味しいと思います。
また生チョコ風寒天も、「本当にチョコレートみたいで美味しいね」「もっとたくさん食べられそう」と好評でした。今回の生チョコ風寒天には、ココアパウダーとコーンスターチが使われています。コーンスターチはとうもろこしから作られるでんぷんで、片栗粉と違って冷めても粘度が失われないため、冷たい状態で食べるスイーツに使うことが多いそうです。ココアパウダーでチョコレートのような味にし、コーンスターチで食感をなめらかにすることで、生チョコ風になるということでした。家でも作れるようにと、熱心に作り方を確認されている方もおられました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回6月にまたお会いすることを約束して、13時頃に解散しました。

献立 6.86単位(549kcal)
白飯 精白米
豚肉とキャベツのカレーマヨ炒め 豚ロース肉、キャベツ、赤パプリカ、マヨネーズ、濃口醤油、オイスターソース、カレー粉、食塩
キャロットオレンジラペ にんじん、オレンジ、酢、食塩、パルスイート、こしょう
しいたけのパン粉焼き 生しいたけ、オリーブオイル、パン粉、粉チーズ、パセリ、食塩、片栗粉
ふわたまスープ 卵、玉ねぎ、にんじん、水、コンソメ、かいわれ大根
生チョコ風寒天 パルスイート、コーンスターチ、ココアパウダー、牛乳、水、粉寒天