
令和7年4月20日(土)午後2時からアクティブ屋内で、柳井医師会主催の市民公開講座が「糖尿病の疑問にお答えします」というタイトルで開催され、215名の方が参加されました。
コロナの影響で中断していた柳井医師会主催の市民公開講座が昨年より再開され、今年は糖尿病をテーマに開催されました。前回、市民公開講座で糖尿病を取り上げたのが平成20年(2008年)3月で、17年が経ちました。その間に、糖尿病やその合併症に対する知見や治療も進歩しました。糖尿病に対するスティグマ(偏見)や社会的不利益や差別に対するアドボカシー活動(権利擁護や支持)などの社会状況も変化してきています。
糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法である事に変わりはありませんが、新しい治療薬もいくつか開発されました。また病気のある方が人生を過ごしていく中で、安心や保証のため、生命保険も重要な関心事です。そこで、生命保険の専門の方に「糖尿病があっても入ることができる生命保険」について話をしていただく事にしました。
今回の市民公開講座のタイトルを「糖尿病の疑問にお答えします」にしました。第1部を基調講演として、3名の方に以下のようなタイトルで、講演をしていただきました。第2部を「皆様のご質問にお答えします」ということで、講演や日頃の疑問に対する質問コナーとしました。
(1)「糖尿病を悪いまま放置しておくと何が問題ですか?」(30分)
周東総合病院 糖尿病・血液・内分泌内科
石堂 亜希 部長
(2)「糖尿病の薬にはどんなものがありますか?」(30分)
松田医院糖尿病・代謝内科 院長
埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科 客員教授
周東総合病院 糖尿病・血液・内分泌内科 非常勤医師
松田 昌文 院長
(3)「糖尿病があっても保険に入れますか?」(20分)
株式会社保険ひろば
営業企画部
飯田 美紀 課長
講演の質問では「一般の風邪薬に、糖尿病があるとかかりつけ医で聞くようにとか注意書きがあり、飲んでもいいのか?」「足の痺れがあるが、糖尿病があるのだろうか?」「1型糖尿病型だが、インスリン注射しか治療がないのだろうか?」など質問があり、演者から説明がありました。午後2時に閉会となりました。