
4月25日(金)現地時間(日本時間は現地時間に7を足す)
サンチアゴ巡礼初日は、無理をせず、天候の影響もあり、アストルガから15キロ先のエル・カンソ(El Carso)までにしました。
午前3時に目が覚め、トイレに行き、5時間は熟睡。もう一寝入りしたら、周りの音で目が覚めて、午前6時になっていました。時差と疲れの影響もあるのか9時間の熟睡でした。予定は午前5時に起床し、準備をし、午前6時から近くのバルで朝食のでした。通常、アルベルゲは午前8時には出発しなくてはなりません。午前7時前、アルベルゲのテラスから、写真ではわかりにくいですが、日の出前の月と星、朝焼けもきれいでした。
予定より1時間遅れ、身支度をして、午前7時にバルに朝食に行きました。オレンジジュース、カフェオーレ、クロワッサンとエンパナーダを注文し、10ユーロ。オレンジはその場で生で作るので、何も添加せずいつも新鮮でおいしいです。
アルベルゲに戻り、歯を磨いて、身支度をして、午前8時前に巡礼をスタートしました。これからの30キロはイラゴ峠越えの基本上り道で、初日なので、あまり無理はせず、25キロ先のフォンセバドンか、20キロ先のランバナールくらいと考えていました。
朝日を背中に浴びながら、アストルガの街中を過ぎると、平原へと出ました。今日のイベントの一つはアストルガの街を出て、3キロくらいの所に通常の巡礼路とは別に、カスティリージョ・デ・ロス・ポルパサレス(Castrillo de Polvarres)という村があり、そこはテレビのスペイン語講座で、取り上げられていたので、行ってみることです。気をつけながら標識を見て、分かれ道があり、3キロくらい先に石畳とオレンジの屋根の町並みが見えてきました。団体旅行の観光客がいて、国内から来たといっており、有名なところなのかもしれません。町並みを見て回り、レストランはまだ開いておらず、街を通り過ぎて、2キロほどして、従来の巡礼路と合流しました。
合流地点から1キロ位の所にSanta Catalina de Somozaの街があり、午前12時前になり、そこのバルで休憩と昼食にしました。オレンジジュース、コーラ、カフェオーレ、トルチージャ1個、ボカディージョ2個で23ユーロ30セント、ボカディージョが思ったより大きく、二人で1個でも十分でした。残りは明日の朝食用にしました。これまで、抜いたり抜かれたりしていたバルに女性いて、話をすると、「アメリカ出身で、1年前からスペインに住んでいて、スペイン語の教師をしている、とのことでした。今日はアストルガを出発して、ここに泊まる。3週間の予定で、150キロ先のサリアまで行く。」ゆっくりとしたペースでした。こちらの今日の予定を言うと、午後2時くらいから、雷雨の予報になっていることを教えてもらいました。今は青空で想像が着きませんが、山の方に向かうので、天候しだいで今日の宿泊場所を早めないと行けないかもしれません。
歩き始めると、晴れてはいますが、行く先に積乱雲が見えます。段々先に進んでいくと雷の音が聞こえてきました。先黒い雲が増え、平地で雷を避けようがないので、10キロ先のラバナールではなく、4キロ先にあるエル・カンソの街のアルベルゲに泊まることにしました。
午後2時50分アルベルゲに到着。空いていて、2段ベッドが3つとシングルベッドが1つの部屋でした。2段ベッドの上下が割り当てられました。先に若い韓国の男性が1名おり、その後韓国の若い男性2人組、その後男性、女性のYOUも来て、いっぱいになりました。二日ぶりのシャワーをあび、水になったりお湯になったりでしたが、さっぱりしました。雨が降り始め、洗濯はあきらめ、タオルだけ水で手洗いし、室内干しにしました。そうこうするうちに晴れてきて、雲もありますが外に干して、夕方には何とか乾きました。
近くに店があり、明日のための水や食料を買いに行き、ついでに夕食もアルベルゲの食堂ですることにして、カップヌードル、トマト、卵も買い、食べに行かず、お湯をわかすだけですが、自炊にしました。500キロカロリーくらいで、今日はあまり歩いておらず、昼のボカディージョが多かったので、エネルギー消費分は摂取したのでしょう。5時過ぎから食べ始め、午後6時には終わり、HP用の記事を書いてすごしました。その後雨も降らず、Tシャツも洗っておけばよかったです。
午後7時半くらいから、まだまだ日も高く明るく、街を散策してみました。15分もあれば1周できるような小さな街で、窓も閉じて生活感があまりありません。それでも2、3に子供が遊んでいたり、高齢者の散歩や集まって話をしているのに出会いました。10年先の柳井を予感させる感じでした。
午後9時過ぎにはみんなベッドで横になっており、HPやFBの記事を書いて、午後10時就寝しました。