ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.06.19

クリメシ(まかないー267「石焼ビビンバ風とこんにゃくのわらび餅」)

平成26年3月より月2回「まかない」を始め、NHKの「サラメシ」を真似て「クリメシ」と名付けました。令和7年6月19日(木)は「石焼ビビンバ風とこんにゃくのわらび餅」で10名が参加しました。3分間スピーチは松村栄養士。

今回のまかないは、”石焼ビビンバ風とこんにゃくのわらび餅”にしました。
“石焼ビビンバ風”は、まずごはんを普通に炊きます。牛肉は焼き肉のたれと混ぜておき、油をひいたフライパンで炒めます。ボウルにごま、ラカントS、醤油を混ぜ合わせておきます。ほうれんそうはゆでて2cm長さに切り、合わせ調味料の1/3を絡めます。もやしは豆の皮を取り除いてゆで、同じように調味料の1/3で和えます。にんじんは太めの千切りにしてからゆで、同様に調味料を絡めます。キムチは1人分30gを量っておきます。グラタン皿にくろ~いホイルを敷いてごま油を薄く塗ります。ごはん1人分150gを皿に合わせて広げ、その上に具材を彩り良くのせます。中央に少しくぼみをつけ、そこに卵をそっと割り入れます。200℃に余熱しておいたオーブンで約15分、卵が適度に焼けるまで加熱します。食べる時に好みに合わせてコチュジャンを加え、よく混ぜていただきました。

“酢の物”は、きゅうりはミニトマトの大きさに合わせて乱切り、ミニトマトは半分に切っておきます。ボウルに野菜、しらす干し、ポン酢を入れて混ぜ合わせたら完成です。
”ワカメスープ”は、わかめは水で戻し、えのきたけは根元を切り落として3等分に切ります。鍋に分量の水を入れ、沸騰したらわかめとえのきたけ、鶏ガラスープの素を加えます。火が通ったら器に盛りつけます。
”こんにゃくのわらび餅”は、こんにゃくは薄く切って水からゆで、ぐらぐら煮立ってくるまで加熱します。ゆで上がったら、あまり水を切らずにミキサーに入れ、ラカントSと片栗粉を加えて撹拌します。それを耐熱ボウルに移し、電子レンジでまず2分加熱します。1度取り出して混ぜてから、さらに3分加熱します。取り出したらよく混ぜ、ゆるいようなら追加で2分加熱して混ぜます。大き目のスプーンを2本使ってわらび餅を食べやすい大きさにまとめ、きな粉とラカントSを混ぜたものに加えてよくまぶし、器に盛ったら出来上がりです。

まかないアンケート(計10名)
1.好きな韓国料理は何ですか?
ヤンニョムチキン:4名、ビビンバ:7名、チヂミ:8名、キンパ:5名、チャプチェ:5名、冷麺:4名、その他:カルグクス、サムギョプサル
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:1名、満腹:8名
3.今日のまかない、星いくつ 全員星3つ
4.感想:石焼ビビンバ風は、野菜も具沢山でお腹いっぱいになり、美味しくいただきました。
野菜が色々摂れて、卵が半熟で美味しかったです。
味付け、量、丁度良かったです。彩りも綺麗でした。
卵が入っているので辛さが少ないように思いました。
もう少しごま油の香りが欲しいです。
酢の物は、さっぱりと食べられました。丁度良い大きさだったので、食べやすかったです。
ワカメスープは、いいお味でした。
こんにゃくのわらび餅は、甘味がシメになって良かったです。
こんにゃくと分からないし、もちやわで美味しかったです。満腹でも軽く食べられました!
こんにゃくの臭みもなく、舌触りもなめらかで、いくらでも食べられそうです。
お腹いっぱい!美味しかったー!!

3分間スピーチ(要旨)「Cells at Work!」松村栄養士

 「人間の体の中には、約37兆2000億個もの細胞達が、毎日毎日、24時間365日、元気に働いています」というセリフに、聞き覚えのある方はいらっしゃるでしょうか。今日は、もともと漫画を読む習慣が全くなかった私がハマった、「はたらく細胞」についてお話ししたいと思います。

 「はたらく細胞」は、2014年から連載が開始された、体内の細胞を擬人化して描かれている漫画です。2018年にテレビアニメがスタートし、昨年は佐藤健と永野芽衣のW主演で実写映画化もされました。白血球や赤血球は、もちろん体内に数え切れないほどある…というより居るので、お話のなかでは、主役の白血球が1146番、赤血球が3803番など、それぞれ識別番号が付いています。細菌やウイルスも特徴をとらえて擬人化されており、例えば黄色ブドウ球菌は、髪型やスカートが黄色のブドウのような見た目で登場します。免疫力が低下することを、白血球の人手不足で菌への対応を遅らせることで描いていたり、くしゃみの仕組みを気管支からロケットが発射されることで表わしていたりと、ユニークなキャラクターやストーリーで、暗記が得意ではない私でも自然に知識として覚えることができました。

 私がこの漫画を知ったのは、高校1年生の時です。生物基礎の先生が授業中に、「これは分かりやすくておすすめだよ」と紹介してくれたものでした。しかし、当時の私はまったく興味を示さないまま数年が経ち、本格的に読み始めて好きになったのは、大学生に入ってからでした。何がきっかけで読もうと思ったのかは、もうあまり思い出せないのですが、おそらく大学受験を栄養学科に定めて生物を見直し始めてから、その時の話がふっとよみがえったのだと思います。しかし、時すでに遅しとはまさにこのことで、勉強に必死だった私は漫画を読むなんて発想には至らず、大学生になってから、なんで受験までに読まなかったのかと、高校1年の自分に今すぐ読みなさいと言いたくなった気持ちだけは、はっきりと記憶にあります。

 そんな経緯で好きになったのが遅かったので、あまりグッズなどは持っておらず、人が多くてパンフレットも買えていないのですが、実写映画はしっかりと観に行きました。この漫画の本編は、単行本にすると6巻で完結しますが、あまり健康的ではない体をブラックな職場として描いた「はたらく細胞BLACK」や、体内の細菌を擬人化した「はたらく細菌」など、10種類以上のスピンオフがあります。中には、人間の体を飛び出して、猫の体内を描いたものもあるそうです。実写映画では、「はたらく細胞」と「はたらく細胞BLACK」の要素が両方あり、さらには体外の人間ドラマも描かれていたので、1回で3本分の映画を見たような満足感でした。ちなみに私はキャラクターの中で白血球が好きなので、白血球に焦点を当てた「はたらく細胞WHITE」を持っています。ほかのスピンオフはまだ読んだことがないので、また徐々に集めていきたいです。

 この漫画に出会ってからは、今体の中はこんな感じなんだろうなと想像して過ごせるようになりました。何か症状があれば、それは細胞たちからのサインなんだと思ってちょっと気持ちが楽になります。ありきたりな感想かもしれませんが、本当に体調に気をつけて過ごしてきたい、そう思える漫画です。

献立 6.83単位(546kcal)
石焼ビビンバ風 精白米、ごま油、牛もも肉、焼き肉のたれ、油、ほうれんそう、もやし、にんじん、ごま、ラカントS、濃口醤油、キムチ、卵
酢の物 きゅうり、ミニトマト、しらす干し、ポン酢
ワカメスープ 干しわかめ、えのきたけ、鶏ガラスープの素、水
こんにゃくのわらび餅 こんにゃく、片栗粉、ラカントS、きな粉、ラカントS、食塩