
令和7年9月29日(月)の調理実習は「シーフードスパゲティー」を作りました。参加者は7名でした。
10時前に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
「みなさん夏バテはしませんでしたか」と矢野栄養士が尋ねると、「熱中症になりかけて1日何もやる気が起きなかったことはあります」と答えられた方がおられました。だんだんと涼しい風が吹くようになり秋を感じ始めましたが、日中はまだ気温が高いこともあります。熱中症だけでなく寒暖差で体調を崩さないように気をつけて過ごしましょうとありました。また今回も、シーフードスパゲティーの具材は炒める前に、しめじをレンジで加熱したり、えびを先にゆでておいたりしました。家庭で作る際は、パスタと一緒に炒めると工程も減って旨味も絡みやすいのですが、一度に炒める分量が多いとフライパンに入りきらないため、食中毒にも配慮できる工夫としてこの方法にしたということでした。
献立説明が終わり、それぞれ担当を決めて10時25分から調理が始まりました。
”シーフードスパゲティー”は、小松菜は根の部分を落として2cmの長さに切り、しめじは石づきを除いて小房に分けます。青しそは手でちぎって水にさらしておきます。むきえびは飾り用のえびを人数分残して残りは半分に切り、いかは食べやすい大きさに切り分けます。えびといかはそれぞれゆでておきます。鍋に湯を沸騰させて塩を入れ、スパゲティーをパッケージ表記通りの時間でゆでます。ゆで上がったら、スパゲティーがくっつき固まるのをさけるために、サラダ油を少量ふりかけておきます。フライパンを中火で熱し、サラダ油を引いて小松菜、しめじを加えて炒め、火が通ったらシーフードとスパゲティーを和えて調味料をで味付けします。器に盛り、刻み海苔、飾り用のえび、青しそを飾って完成です。
”ミモザサラダ”は、きゅうりは薄く輪切りに、レタスはざく切りにします。パセリは細かいみじん切りにして布巾で包み、水で揉み絞ります。トマトは4つのくし形に切り、それを4つに薄く切ります。卵は固ゆでにして黄身と白身に分け、それぞれをフォークで細かくします。ささみは、沸騰した湯に入れて約10分ゆで、さいておきます。ボウルにきゅうりとレタスを入れ、カロリーハーフマヨネーズで和えます。それを皿にささみと一緒に盛り、トマトを飾って、卵とパセリを振りかけます。
”きのこと豆乳のスープ”は、まずまいたけをほぐし、あさつきは飾り用を斜め切りにして、残りは小口切りにしておきます。次に分量の水を沸騰させ、まいたけと、今回もコンソメの代わりに鶏がらスープの素を入れて煮ました。きのこが煮えたら豆乳と小口切りのあさつきを加え、こしょうで味を調えます。器に入れて、斜め切りしたあさつきを斜交いに飾って出来上がりです。
”ヨーグルトババロア”は、まずゼラチンを1袋5gに対して大さじ2の水でふやかしておきます。牛乳を温めてパルスイートを煮溶かします。ふやかしたゼラチンをレンジで溶かし、牛乳に混ぜ合わせて冷ましておきます。生クリームは3分だてにします。冷めた牛乳のボウルにヨーグルトを加え、3分だての生クリームも入れて混ぜ合わせたら、型に入れて冷やし固めます。桃は缶から取り出してシロップと分けて薄いくし切りにします。今回はみかん缶も使いました。器にババロアを入れ、桃とみかんを飾ってミントを添えました。
11時45分に出来上がり食べ始めました。
ババロアを作る際の生クリーム3分だてがどの程度なのか、みなさんに見てもらいながら作りました。泡立てて気泡を入れることによって、ただ生クリームを加えて混ぜたものとは違うフワッとした食感になるそうです。作り手によって仕上がりが変わってくると思うので、ぜひ自分好みの食感を探しながら作ってみてください。
ミモザサラダは盛り付けるものがたくさんありますが、今日は人手も多く、作業の流れができてとてもスムーズに作り終えることができました。お皿も秋らしいものに変え、食材の色味がより一層映える仕上がりになりました。「お腹いっぱいになったね」とみなさん話されていました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回11月にまたお会いすることを約束して、13時前に解散しました。