ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.10.02

クリメシ(まかないー274「わんこ兄弟メニュー(レシピコンテスト盛岡市立病院)」)

平成26年3月より月2回「まかない」を始め、NHKの「サラメシ」を真似て「クリメシ」と名付けました。令和7年10月2日(木)は「わんこ兄弟メニュー」で13名が参加しました。3分間スピーチは小田臨床検査技師。

今回のまかないは、病態栄養学会のレシピコンテストで特別賞をもらっていた盛岡市立病院の献立、”わんこ兄弟メニュー”にしました。
“雑穀てまりおにぎり”は、2種類作ります。まず雑穀を混ぜてごはんを炊飯します。1種類目は、千切にしたにんじんとひじきを調味料に入れて煮て、ご飯に混ぜて握ります。2種類目は、梅干しは刻み、大葉は千切にして、しらす、ごまをご飯に混ぜて握ります。2種類を葉蘭で区切り、ひとつずつ器に盛り付けて完成です。

“そば汁”は、まずそばをゆでます。それをゆでた花形のにんじんと一緒にお椀に盛ります。鍋に醤油、みりん、塩、和風だし、水1人80mlを入れて温めます。ねぎと刻みのりを盛って出汁を注ぎます。
”もっちり鮭味噌グラタン”は、玉ねぎはスライス、しめじは小房に分けます。にんじんはいちょう切りにしてゆで、ほうれんそうはゆでて3~4cmに切ります。鮭は3cm大に切り、赤みそ、酒、砂糖を混ぜ合わせたものに漬けて、オーブンで加熱します。フライパンにバターを熱し、玉ねぎを炒め、次にしめじを加えて軽く炒めます。別の鍋に米粉を豆乳と混ぜ、牛乳を入れてとろみが付いたら、コンソメと少量の豆乳で溶かした赤みそで調味してルウの完成です。炒めた玉ねぎとしめじをグラタン皿の底に敷き、鮭、ほうれんそう、にんじん、餅をのせ、最後にルウとチーズをかけて、210℃のオーブンで10分焼きます。
“酢の物”は、きゅうりは半分に割って斜め薄切りにし、薄塩をしておきます。かにかまぼこは細かく割き、わかめは水で戻しておきます。きゅうり、わかめ、かにかまぼこを塩、砂糖、酢で和えて器に盛ります。
“豆乳プリン”は、豆乳と砂糖を温めてゼラチンを入れ、混ぜ溶かします。そこに砂糖を加えてから豆乳全体に入れて混ぜ、カップに注いだら30分ほど冷凍室で冷やし固めます。小鍋に醤油、砂糖、みりん、1人10gの水、水溶き片栗粉を加え、とろみが付くまで加熱したら粗熱を取って冷蔵庫で冷ましておきます。カップから抜いた豆乳プリンに冷ました甘辛いタレをかけて、もみじを添えました。

まかないアンケート(計13名)
1.好きなおにぎりは何ですか?
鮭:7名、昆布:3名、梅:6名、おかか:3名、高菜:2名、ツナマヨ:2名、明太子:11名、
わかめ:5名、塩:5名、その他:スパム、いくら
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:1名、満腹:11名
3.今日のまかない、星いくつ 全員星3つ
4.感想:雑穀てまりおにぎりは、小さく結んであってハランもとっても良かったです。
彩り良い組み合わせで良かったです。青しそがサッパリとして特に好きでした。
大きさも丁度良く食べやすかったです。
そば汁は、家で作ってみようと思います。丁度良い味付けでした。
もっちり鮭味噌グラタンは、ひとくちお餅、グラタンからはみ出たところがカリッとして良かったです。
味噌グラタンは初めてですが美味しかったです。具沢山で良いですね。
グラタンにお餅の相性が抜群でした!
米粉と豆乳で食べやすかったです。今度米粉でホワイトソースを作ってみようと思います。
お餅はなくても良かったかも。赤みそが分からなかったです。
熱々じゃないとお餅が固くなってしまうのが残念。自然薯にすると冷めても美味しいだろうなぁと思いました。
酢の物は、いつも美味です。自分が作ると酢をついつい効かすのでレシピ参考にして作ってみます。
豆乳プリンは、変わった味付けで良かったです。なめらかで、みたらしのタレが不思議な味でした。
みたらし風のソースも合っていますね。
みたらしソースは好き嫌いが分かれるところだなぁと感じた。
いろんな味付けを楽しめて和洋折衷で良いですね。手の込んだ献立で、どの料理も美味しかったです。
味の標準化がしっかり出来ている病院の献立、大変美味しくできました。
3日分の食事をしたような満足感です!米粉や豆乳が使われていてヘルシーですね。
グラタンの味、おそばの出汁、酢の物、おにぎりなどとても美味しかったです。
普段のまかないもレベル高く受賞クラスだと思いました。

3分間スピーチ(要旨)「東海第2発電所・日立臨海工場視察会に参加して」小田臨床検査技師

 今年の4月初旬にフラダンス仲間から、茨城県の東海第2発電所・日立臨海工場視察会に一泊二日で参加しませんかとフラダンスのメンバーにお誘いがありました。私は冥途の土産に1回でも東日本大震災で被災した、東海の原子力発電所を見たいと思っていました。フラダンスのメンバーと話し合い、行くこととなりました。

東海第2発電所

 日程は6月24日、25日で梅雨に入っており、行くときは小雨が降るなか岩国空港を出発して羽田空港に到着し、バスで茨城県へ向かいました。バスの中で昼食を済ませ、バス内でエネルギー・発電の仕組みの講義がありました。コイルの中で磁石を回転させることでコイルに電流が流れ電気が作られます。火力発電は蒸気で、水力発電は水で、原子力発電はウランで発電機に繋がったタービン(羽根車)が回り電気が作られています。日本で作られている電気の7割が火力発電であり、日本のエネルギー自給率は約1割で、エネルギー資源のほとんどが海外からの輸入に頼っています。

講義が終わる頃には、東海第二発電所に到着しました。原子力館に到着して、東海第二発電所の職員から挨拶があり、概要説明、本人確認後、ヘルメットを被り、マイクを装着し、名札をつけて屋上に移動しました。屋上では発電所の全景を見ることができました。そこで目に入ってきたのは第一発電所と第二発電所、主排気筒と津波予防の20mの高さのある防潮堤があり驚きました。防潮堤は敷地全体を囲んでおり、まだ西側は工事中でした。

使用済み燃料乾式キャスク貯蔵施設

次にバスに乗り込んで発電所の外周と、使用済み燃料乾式場建屋(ドライキャスク)を見学しました。建物の中に入る前に放射線の線量を測定し、中に入ると高さ約5.7mで外径約2.4mのドライキャスクが24基ありました。表面を触ると意外と暖かかったです。室内温度は外の温度よりも高いようでした。終わりにもう1回線量の測定をして元に戻り一日目の視察は終了しました。夕食はみんなで中華料理を食べ、お酒も進みとても美味しかったです。

ドライキャスクの概要

 2日目はホテルで朝食を済ませ、8時30分に出発し、日立臨海工場に向かいました。この日はドライキャスクを作る工程を見学しました。室内に入り、職員から挨拶があり、キャスク説明、見学用支度、ヘルメット、マイク、作業着、安全靴、メガネ、白い手袋を身につけて工業の中に入りました。大きく平たいステンレスを初めに機械で内筒を作り、内筒と外筒の間にステンレスを放射状に作り、レジンを時間をかけてゆっくり入れていくそうです。次に使用済燃料の仕切板、一次蓋、二次蓋を作ったところを見てきました。とても有意義な時間を過ごさせてもらいました。良い体験にとなり、死ぬ前にやりたい100のことが1つ出来ました。

献立 7.02単位(562kcal)
雑穀てまりおにぎり 精白米、十六黒米、ひじき、濃口醤油、みりん、砂糖、食塩、酒、梅干し、しらす干し、青しそ、ごま
そば汁 干しそば、ねぎ、のり、にんじん、濃口醤油、みりん、食塩、顆粒風味調味料
もっちり鮭味噌グラタン 鮭、餅、赤みそ、酒、玉ねぎ、しめじ、にんじん、ほうれんそう、バター、赤みそ、コンソメ、チーズ、米粉、豆乳、牛乳
酢の物 きゅうり、わかめ、かにかまぼこ、酢、砂糖、食塩
豆乳プリン 豆乳、ゼラチン、砂糖、濃口醤油、みりん、砂糖、片栗粉