平成26年3月より月2回程度昼の「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」という番組を真似て、「クリメシ」と名付けました。 平成29年9月27日(水)のまかないはとんかつ屋トントンの「幕内弁当」で、15名が参加しました。 今回はジェーン・カドヒロ夫妻と職場体験の中学生との交流会になりました。
通常はまかないは木曜日ですが、中学生の職場体験が9月26日(火)と27日(水)にあるので、まかないを27日(水)に通常のようにする予定でした。ジェーンさんとハワード・カドヒロさんご夫妻が当初は9月27日の夜に来て、30日(土)の午前中まで柳井に滞在される事になっていました。そこでスタッフとご夫妻と、弁当を取り寄せて食事会を9月29日(金)の昼に予定していました。しかし予定が1日早まり26日(火)に来て、29日に出発と変更になり、食事会とまかないをいっしょにすることになりました。すでに弁当を予約していたので、27日に弁当も変更にしました。食事会、中学生との交流、ジェーンさんとの交流、抹茶、ジェーンさんの話しと午後2時半から午後の診療が始るため、タイトなスケジュールとなっていました。
昼食会で、市販のお弁当だけでは味気ないということになり、栄養部で「お澄まし」を作り、食後にお抹茶を出すことにしました。職場体験で、大畠中学校の生徒も来ていたので、まずはお澄ましの手伝いをしてもらいました。
「お澄まし」はだしをしっかりとる事、そうすることで減塩の効果もあることを話しました。せっかくの機会なので、だしのみの味を体験してもらいました。その後、具として使うしいたけを一緒に飾り切りしました。包丁にはあまり自信が無いようでしたが、きれいに飾り切りできていました。
次に「お抹茶」について、木村栄養士からお話がありました。この日は木村栄養士は素敵な着物姿です。来られたときは思わず二度見をしてしまいました。今の時期しか着られない着物だそうで、着物にも季節があるんだなと、本当に色んなことが勉強になります。
お抹茶については、中学生も一度飲んだことがあるそうです。説明では、「おもて」と「うら」があることと、それぞれの違い、歴史などを木村栄養士が話しており、真剣に聞いていました。ほんの少しの間でしたが栄養部の見学は終了です。その後も栄養部では、お抹茶の準備を進めていきました。季節のお花と掛け軸をかけ、お抹茶で使うお茶碗とお茶の用意など、いつもの2階とまるで雰囲気の違う会場となりました。
12時過ぎに午前の診察も終わり、スタッフが2階に集合しました。そして本日の主役、ジェーン・カドヒロ夫妻もお見えになりました。まずは食事を開始して、一息ついた所で、ジェーンさんご夫妻もいるので、中学生に英語で自己紹介をしてもらう事にしました。その後スタッフが自己紹介をし、まず最初に中学生にスタッフが順番で質問タイム。その後にジェーンさんに対して、質問タイムで、みんなも声を出して、打ち解けて来ました。
食べ終わったら、今度は「抹茶タイム」木村栄養士より、抹茶の作法の説明があり、お干菓子をいただいて、抹茶の碗を回し、飲んで、茶碗の口を拭いて、また回してもとの正面の位置に戻し終了。スタッフや中学生も自分でお茶を点てていました。ジェーンさんご夫妻も点て方の指導を受けて、実際にやってみました。
本来は9月29日(金)の午後4時から、ジェーンさんの講演を予定していましたが、日程の関係で中止となり、食後に30分ほど、話題になった「話しのさわり」を和訳したパワーポイントのノートをみながら、ジェーンさんの話しを聞きました。午後2時半からの診療もあるので、集合写真を撮って午後2時15分にお開きとなりました。中学生、ジェーンさんご夫妻といつもと違った雰囲気の「まかない」となりました。