7月15日(日)、当院の前川臨床検査技師が長野県安曇野市の有明山登山をした報告をしてもらいました。
「信州有明山登山」 前川 真知子
7月14日(土)〜16日(月)で長野県安曇野市の有明山神社奥社祭登拝にバスツアーで行ってきました。
7月14日(土)
朝7時広島駅に集合して、途中福山、三木SAから乗車する人もあり総勢16名でした。このツアーは、有明山と燕岳登山の2コースに分かれており、私の参加した有明山コースは、10名の予定でしたが、豪雨の影響で参加者が減り3名のみでした。
広島から10時間の長旅で夕方に穂高温泉郷の宿に着きました。登山ガイドさんが待っており、一緒に夕食を摂りながら明日の予定等を聴きました。
早朝3時に宿を出発、有明山神社に集合しまず宮司さんのお祓いを受けて登山の安全を祈願して4時に出発しました。地元から参加の方50人余りの中に組み入れてもらい、6班に分かれて登りました。有明山は山全体を御神体として麓の有明神社と頂上に奥社が祭られていました。古くは修験僧の修行の山だとか。滝や鎖場もあり、なかなか手強い山でした。頂上からは北アルプスの山々が見え、同じバスで行った人達が登っている燕岳や宿泊の山小屋の赤い屋根も望めました。富士山が雲の上から少しだけ顔を出してくれました。ベテランの山ガイドさんは「長年登っているけど有明山の頂上から富士山を見たのは初めて」といわれました。この日は山仲間の中倉さんが富士山に登っており殊更うれしく思いました。
奥社の祭壇に玉串や榊、お供え物のスイカやキュウリが用意され、宮司さんのお祭りがあり、全員で礼拝しました。そのあと荷揚げされた方に感謝して美味しく頂きました。
頂上には地下3メートルの小さな洞穴があり、岩を伝い落ちる水は延命水と言われているそうなので一、二滴カップに受けて頂きました。下りの道のりも長く私が所属した1班は健脚揃いで他の班を寄せ付けない勢いで下って行きました。遅れて歩いていると取材にきた地元の市民タイムスの記者さんが一緒に歩いてくれました。長野県南部をカバーしており地方紙としては7万部で日本一の発行部数だとか。地元のお話を聞きながら足の疲れを忘れて降りることができました。麓の温泉で汗を流し、その後有明神社へ移動して打ち上げの会に参加させてもらいました。奥社祭り登山に5回参加した人に表彰状が授与されていました。
燕岳登山のグループの下山を待つ間の午前中に昨日のガイドさんが地元を案内してくださいました。大王わさび農園の広い敷地内には、川が流れていて、スケッチの名所の水車小屋を見ることができました。沢山の方にお世話になった山旅でした。