平成30年8月3日(金)の調理実習は「豚肉の香り揚げ」を作りました。参加者は8名でした。
10時過ぎから参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。今回から新しくこのグループに加入した方がいらしたので、まずは自己紹介からはじめました。その後、献立の説明がありました。このメニューではモロヘイヤを澄まし汁にいれているので、モロヘイヤについての話しがありました。モロヘイヤはエジプトの野菜で、「王様の食べ物」と呼ばれていたそうです。まだ新しい食材のようで、食べたことがないという方も多いです。その後、それぞれ担当を決めて取り掛かりました。
「ご飯」は通常通りたき、松竹梅の型でぬいて1人2個ずつ盛り付けます。
「豚肉の香り揚げ」は、揚げないフライの手順で、まずはパン粉をから煎りし、きつね色になるまでいためておく。豚肉を2枚並べて、1種にはしそと千切りにしたしょうがで巻き、生姜が芯になるようにします。もう一種には豚肉をならべてしそを置き、茹でたアスパラガスを巻いていきます。その周りに小麦粉、卵液、パン粉の順につけて、210度に熱したオーブンで15分焼き、ひっくり返してさらに5から10分焼く。ソースは、ケチャップとウスターソースを混ぜ合わせる。
「卵豆腐」は、卵液と出し汁を合わせて、醤油で調味する。水で濡らした流し缶に入れ、蒸気の上がった蒸し器で10分蒸す。出来上がったら人数分に切り分けて、上に紅生姜を乗せる。これは簡単にできるので、「家でもやってみる」といわれる方が多いです。
「夏野菜の酢の物」は、大根は短冊きりに、キュウリは斜めきりにし、塩をしておく。ミョウガは軸をとって半分に切り、千切りにする。野菜の水気を切って、酢、塩、胡椒をして盛り付ける。酢が苦手な方は、ここにもだし汁を少量入れることで、味がまろやかになります。
「澄まし汁」は、出し汁を沸騰させてしめじを加えて、切ったモロヘイヤを加える。水で戻した花麩を加え、醤油で調味する。モロヘイヤは栄養価も高く、精のつく食べ物で、エジプトでは「王様の食べ物」とよばれていたようで、夏バテには効果的です。
「デザート」はスイカで、3cm角に切って、ガラスの器に盛り、クリニックにあるもみじを上に飾る。
できあがり、12時過ぎから食べ始めました。
今回、モロヘイヤ入りの澄まし汁は、いつもと違い、スープの器に入れました。また雰囲気が違ってきます。「モロヘイヤを食べるときはおひたしにしたことしかなかった、澄まし汁に入れるのは初めて」との意見も聞かれました。
食べ終わってコーヒーを飲みながら、先月のアロハの調理実習の話になりました。「家でも作ってみた」という方や、「毎回こういった会に参加するときは、何か1つでも身につけて帰っています」と、栄養士にとっては嬉しい一言で、3人で拍手を送りました。
食べ終わって後片付けをし、また次10月にお会いすることを約束し、13時前に解散しました。