今年の周防大島は、2歳児の行方不明と発見したスーパーボランティアの尾畑さん、大阪富田林署を脱走した樋田淳也被告が野宿をしたり島の人たちから援助を受けたことが全国放送で話題になりました。さらに10月には貨物船が大島大橋に衝突して断水と橋の通行規制と大島の住民には不便な生活が続き大変な状態になっています。

今回、あるきっかけで「石鍋亭」の方と知り合い、初めて「石鍋亭」のことを知りました。そこで打ち上げをお願いすることにしました。会社勤務の後「周防大島の定住促進ツアー」に御夫妻で参加され、島の民家を紹介され、購入、改装をして、2015年5月から「石鍋亭」（http://ishinabetei.com/index.html）を開業されました。断水でどうかと危ぶまれましたが、井戸水を使用しているとのことで予定通りに開催しました。

11月5日（月）夕方まで診療をして、車で向かいました。周防大島へ渡る大島大橋が貨物船の衝突で構造上の問題が生じ、片側交互通行となり、朝晩と渋滞しています。橋を渡るのに、2回待って渡りきることができました。その後は順調に進み、午後7時に到着しました。

外観は普通の民家ですが、中に入るとモダンに改装され、薪ストーブもあり、明るく落ち着いた雰囲気で、バックグラウンドミュージックが流れ、非日常を感じさせてくれました。今回は寿司職人の方が出張で、地元で採れた新鮮な魚を握っていただきました。タイ、ハマチ、サワラ、イカを塩、大葉、柚子を使い、醤油を使わずにそのまま美味しくいただきました。サワラというと焼き魚のイメージでしたが、初めて生のサワラのにぎりを新鮮で柔らかく、脂も乗って美味しくいただきました。一つ魚を色んな方法でにぎり、何貫食べたのかわからないくらいいっぱい食べました。

車で来ていたので、ノンアルコールのスパークリングワインを飲みましたが、美味しくノンアルコールとは思えないような味でした。職人の方、ご夫妻と楽しく話をしながら、2時間もあっという間に過ぎ、楽しい時間を過ごすことができました。家の中を案内していただきました。夜になって外は暗くなっていましたが、海の見える風呂やデッキがあり、サンセットもいい眺めではないかと思います。宿泊もできるので、またゆっくりと訪れてみたくなりました。