平成31年3月29日(金)の調理実習は「かぶら蒸し」を作りました。参加者はキャンセルもあって4名でした。
10時に参加者の方が集まり、始まりました。今回は4名と少ない参加者のため、皆さんに頑張っていただきました。
参加者の中に、大学に通っていたお孫さんの卒業式で、昨日まで東京にいたという方がおられました。今年は東京が全国に先駆けて桜が開花したので、ちょうど見ごろだったそうです。「東京で桜をみて、山口に帰ってきたらちょうどこのあたりでも見ごろになるね」と言われ、「2度楽しめる」という話題で盛り上がりました。
その後、献立の説明があり、それぞれ担当に分かれて調理を開始しました。
まずは「かぶら蒸し」からです。鯛に酒と塩をし、器に入れて輪切りにしたゆずと一緒に3分蒸す。カブはすりおろして水気を切り、片栗粉と混ぜ、泡立てておいた卵白と混ぜる。蒸した鯛の上に乗せてさらに中火で10分蒸す。かぶら蒸しはあつあつが美味しいので、戴く直前までオーブンで温めておきます。
だし汁と醤油を煮立たせて、水溶き片栗粉でとろみをつけ、蒸し上がりにかけます。
「果物」はキウイフルーツと苺を使いました。今回、キウイフルーツは”花れんこん”の要領で切っていきました。硬い部分を切って皮をむき、周りに6箇所ほど切り込みを入れて花の形になるようにきりました。端からスライスしていくと花の形のキウイができます。
人数がいつもより少なかったですが、スムーズに調理が進んだので、手のあいた方に、「ご飯」の型抜きをしていただきました。120g量って松の型に抜き、クリニックに咲いていたさくらんぼの花を飾りました。これだけで春が来たなという感じが一気に出ます。
できあがり、ちょうど12時に食べ始めました。
今回の鯛はいつにも増してすばらしく良い鯛が入ってきたので、とてもおいしいかぶら蒸しが出来ました。「魚の蒸し料理は、魚が新鮮なものでないと食べられない」と木村栄養士。確かにその通りの新鮮な鯛でした。
また、参加者の方のご主人に、生魚が食べられない方がいるとのことで、「人生の半分損してる」といつも言っているようです。「いつも”人生損しててもいいから食べない”」と返ってくるとのことで、明るい夫婦の会話が聞こえてくるようでした。
食べ終わって後片付けをし、また次4月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。