令和元年5月8日(土)近くにあるお寺「誓光寺(せいこうじ)」で御堂寄席が開催され、入場券をいただいたので、行ってきました。出演者は月亭方正(山崎 方正)、月亭八光、笑福亭笑利の3名でした。
誓光寺は浄土真宗本願寺派で、親鸞聖人降誕会(ごうたんえ)は、浄土真宗を開いた親鸞聖人の誕生を慶び、お祝いする法要だそうです。平成18年から「法要方座」とともに祝賀行事「御堂寄席」が開催され、第1回と2回には笑福亭仁鶴師匠も出演されたようです。今回、初めて寄席のあることを知りました。
出演者で知っているのは、たまたまテレビをつけた時に、ダウンタウンの「ガキの使いやあらへんで」に出演している山崎方正しか知りませんでしたが、今落語をやっているのを初めて知り、会のパンフレットのプロフィールに10年前に月亭八方に弟子入りしたとありました。今回の出演者の月亭八光は八方の実の子ということも紹介にありました。
午後2時から法要、午後2時半から寄席の始まり、笑福亭笑利の小話、月亭方正の小話、笑福亭笑利の切り絵、月亭八光の小話、休憩、月亭方正の話のながらで1時間半程ありました。会場も笑いに包まれました。
一番記憶に残っている話は、月亭方正が秋田のお寺の本堂で寄席をした時に、いづこも同じ、ジジババの多い高齢者がお手伝いをしており、楽屋にはお菓子や軽食、飲み物も多く用意されていたそうです。ナッツが好きで、皿にアーモンドがあり、それをつまんでいると、そこに男性が「なんでそれを食べるか?」とやや言葉を荒げて言ってきた。「私はアーモンドが好きなので、いただきました。」と答えたそうです。そうすると、さっき高齢者で集まってチョコレートを食べて、中の種を出したのだと言われ、そういえば少し湿っぽかった。という話でした。
切り絵ではお寺の住職さんを切って、よく特徴をつかんでおり、歓声がわきました。古典落語もあり、お寺の本堂でいつもと違った非日常を体験できました。今年で14回目で、こんな近くで毎年寄席が開催されているとは知らず、また今度いいタイミングであれば参加してみたい会でした。