令和2年6月1日(月)の調理実習、初回シリーズの5回目で、「すきやき」を作りました。参加者は4名でした。
10時に参加者の方が集まり、始まりました。調理の前に看護師の方から正しい手洗い方法の指導があり、実際に手洗いしてみて、洗い残しがないかをチェックしました。指先や爪との間、関節のシワなどに洗い残しがあるのを実感しました。その後、今回初めて参加される方がいらっしゃったので自己紹介をしました。初めての方は、先生に熱心に勧められて参加を決めたそうです。
今回作るのはすきやきですが、これは今話題の”糖質オフ”の献立となっています。献立説明の後、糖質オフとは何かを、木村栄養士が話しました。いつもの献立と違うところ、表3の部分が多いところ、食品に含まれる糖質の量について、皆さん真剣に聞いておられました。その後、それぞれ担当を決めて10時45分ごろから調理を開始しました。
“すきやき”は、調理をするものはほとんどないですが、盛り付けが大変です。白菜や牛肉をばらのように皿に盛り、しいたけは飾り切りにしたり、美的センスが重要となります。
“酢の物”は今回は春キャベツとみょうが、ワカメで作りました。春キャベツはざく切りにしてさっとゆでておき、みょうがはせん切り、ワカメは水でもどして湯通ししました。調味料と和えてガラスの器に盛って初夏らしくしました。
“切り昆布の煮付け”では、毎回切り昆布が柔らかくなるまで煮るのが苦労するので、切り昆布だけをあらかじめ水で炊いてみました。おかげで切り昆布が早く炊け、味もしみこませることができたので、これだけでご飯が食べられるような味になりました。
“サイダー羹”は、緑の棒寒天を水につけて戻し、鍋に入れて煮溶かす。甘味料を加えて冷ましたら、ゼロカロリーのサイダーを加えながら泡立て器で混ぜます。型に流しいれて冷やし固め、切り分けて皿に盛り、さくらんぼを飾りました。
11時45分ごろにできあがり、食べ始めました。みなさんの手際とチームワークがよく、いつもより早くできあがりました。今回は献立の写真のように、一人鍋を使いました。参加者の方が席につかれてから燃料に火をつけると、雰囲気は料亭でした。扇風機をまわして熱々のすき焼きをいただき、とても贅沢な時間でした。
男性の参加者が、市販で売られているイカの塩辛の味が苦手らしく自分で手作りしているというお話がありました。イカと塩、砂糖、唐辛子で作れるそうです。どんな味なのか、みなさん興味津々でした。
女性の参加者の方からはこの時期、畑や家庭菜園で野菜を育てている方も多く、虫対策について教えていただきました。牛乳と水を半々に混ぜたものを霧吹きで、野菜の葉に吹きかけると虫が来ないみたいです。家にあるものでできるのでやってみようと思います。
食後のコーヒーを飲み、後片付けをして集合写真をとり、また次8月にお会いすることを約束し、13時前に解散しました。
献立 6.78単位(542kcal)
ご飯 精白米
すきやき 牛もも、白ねぎ、白菜、しいたけ、卵、だし汁、パルスイート、こいくちしょうゆ
酢の物 春キャベツ、みょうが、ワカメ、酢、ラカント、うすくちしょうゆ
切り昆布の煮付け 切り昆布、エリンギ、パルスイート、こいくちしょうゆ、だし汁
サイダー羹 ゼロカロリーサイダー、棒寒天、パルスイート