平成23年12月11日(日)に開催された2011ホノルルマラソンにクリニックからフルマラソンに4名、10キロウオークに2名の6名が参加しました。参加者は大久保家族3名、木村栄養士、患者さんの奥様の平田さんと宮坂さんの6名でした。例年土曜日出発でしたが、今回はホノルルでの行事や予定の関係でいつもより一日早い金曜日(12月9日)出発にしました。
12月9日(金)日本時間
午前中は診療し、クリニックに午後1時15分に集合し、車で出発、新岩国駅から新幹線に乗り、広島、新大阪で乗り換え、午後6時30分に関西国際空港に到着。今回航空会社はデルタ航空となり、チェックインし、荷物を預けて、出発の午後8時40分まで時間があり、軽く食事をとることにして食堂街を歩いているとリピート山中さん親子と遭遇。あいさつと現地の打ち合わせをし、そば屋で食事をしました。その後は店を見て回るほどの時間の余裕もなく、出発ロビーへ向かいました。定刻には出発、エコノミーの狭いシートで遅い夕食と簡単な朝食をとり、日本時間で12月10日午前4時、ハワイ時間で12月9日(金)午前9時に到着しました。
12月9日(金)ハワイ時間
午前9時にホノルル空港に到着。入国手続きをして、レンタカーを借りて、思ったよりスムーズに流れ、午前11時には空港をスタートしました。今日の予定はまずは日立のCMで有名な「この木なんの木」のあるモアナルア公園に行き散策し、次はパールハーバーの戦艦ミズーリーの記念館にいきました。今年は真珠湾攻撃(1941年12月7日)から70周年となり、記念日に近いせいか、湾内に沈没した戦艦ミズーリーの上に建てられた記念館への船のツアーは2時間待ちのため、対岸から見るだけとなりました。その後は途中のレストランで昼食をとり、コンベンションセンターでゼッケンなどをもらい、併設されたスポーツ店で買い物をして、ホテルにチェックインしました。夕食はホノルル在住の宮坂さんの友人(角広様)がホテルに来られおみやげをたくさんいただき、アラモアナショッピングセンターのフードコートで一緒に夕食を取りました。飛行機での睡眠不足の疲れもあり午後10時に明日の予定を確認して解散となりました
12月10日(土)
天候は晴れてはいるものの小雨が降ったり止んだりしていました。午前6時にホテルのロビーに集合して、車でダイヤモンドヘッドに向かいました。午前6時半から登り始め、中腹あたりで福岡の南先生達のグループとすれ違いあいさつを交わし、午前7時過ぎに頂上に到着しました。天候も晴れ、虹もかかり、360度ホノルル市内や海を眺めることが出来、記念写真を撮り、すばらしい景色を堪能することが出来ました。下山した後は近くにあるKCCファーマーズ・マーケットに行き、出店を見て回り、朝食を兼ねてシナモンロール、ホットドッグ、春巻きを食べながら見て回りました。ココナッツの実を直接割ってストローをさしてジュースとして5ドルで売っており、初めて飲んでみました。これぞ100%天然ジュースで、味は生温くメチャクチャ甘い訳ではありませんが、もしも無人島に漂着して飲んだら最高の飲み物であろうと想像しました。南先生達のグループもおられました。その後はホテルに帰り、午後12時からのTeam Diabetes Japan(TDJ)の懇親会があり、午前11時にホテルのロビーに集まり、リピート山中さん親子も来られ一緒に会場に向かいました。30名が参加し、南先生のあいさつの後ビュッフェ形式の食事会、自己紹介、今回はリピート山中さんのミニコンサートもあり、最後はみんなで加山雄三の歌を歌ったりして、あっという間に時間が過ぎ、記念写真を撮りお開きとなりました。その後はホテルに戻りマラソンの準備をして、夕食に行き、明日は午前3時45分にホテルのロビーに集合ということで、午後7時前には解散となりました。
12月11日(日)
午前2時起床、午前3時45分にロビーに集合。天候は小雨が降ったりやんだり、ただし空には星や月は出ており、土砂降りの雨はなさそうな様子。天候が悪いので、ロビーの一角で準備体操をして、スタート地点に向かいしました。花火を合図にスタート、昨年より湿度が高く蒸し暑い感じがあり、風は強く吹いていました。最初の1キロが6分24秒、例年のように最初から前の方からスタートして歩いている人の間をはしり抜け、キロ6分ちょっとのペースで進み、あまりペースは上がらず、最初の5キロが31分のペースですすみ、やはり途中でトイレに行きたくなり、10キロ地点にあるトイレを利用しました。ハーフが2時間08分48秒で通過、高速道路は行きが向かい風、帰りが追い風で、日差しも雲の影響であまり暑さによる体力の消耗はありませんでした。帰りの高速道路はランナーとすれ違う唯一の場所で、TDJのメンバーと声を掛け合ったり、タッチをしたりし、後半もキロ6分ちょっとのペースで30キロ、35キロ以降もあまりペースダウンすることもなくペースは上がらないもののイーブンペースで走ることが出来ました。最後のダイヤモンドヘッドの上りも泉さんと守田さんの出張応援があり気分転換と元気をもらい、最後のひとがんばりをして坂を上りきり、ゴール前の最後の直線コースではTDJの応援を受けて、今年も完走することが出来ました。タイムは4時間24分46秒で、昨年よりは遅いタイムですが、今年の練習量や質の結果を良くあらわしていました。他の人も今年は暑さのきつさはなかったというのが、共通の感想でした。クリニックからは来たメンバーとリピート山中さん親子、TDJのメンバー全員ゴールできました。
夕方からはワイキキのホテルで夕日とハワイアンを聞きながら、打ち上げの夕食を取り、マラソンの疲れもあり、午後7時には終わり、ホテルに帰ってきました。
12月12日(月)
今日は私以外のメンバーはカピオラニ公園に完走証をとりに行き、その後はワイキキ周辺を散策したり、ショッピングをして過ごし、私は以前にメールでやり取りをして、トリプラー陸軍病院の小児科の医師に小児糖尿病患者とインスリンポンプやCGM(持続血糖測定)を見せてもらう約束をしていたので、午前7時過ぎにホテルを出て、午前8時前に到着。「この木なんの木」のあるモアナルア公園の近くの丘の上にあるピンクの建物で、陸軍病院なので患者も陸軍関係の方が多く、軍の服を着た人が多く見かけ、医師も看護士も軍服で見た目では職種がわかりませんでした。今回お願いしたピンスカー医師は白衣を着て、俳優のニコラスケイジ似の長身のドクターで、病院内を案内していただいたり、親切に説明をしていただきました。スタッフの方も親切に接していただき、外来の患者さん3名と入院患者さん1名の診察に同室させていただきました。患者さんは8歳から12歳の女の子でお母さんと一緒についてこられ、写真やビデオにとることにも快く承諾していただきました。午後3時半頃まで病院で過ごし、アメリカでの医療事情などもうかがくことが出来ました。夕方ホテルに帰り、アラモアナショッピングセンターでお土産を買ったり、夕食を取りながら、今日の出来事をはなしました。
12月13日(火)
今日は宮坂さんの同級生でホノルルに住んでいる角広さんといっしょに案内を受けながら、観光をすることにしました。今回は時計回りに島を半周することにしました。まずは戦争で亡くなった軍人の墓のあるパンチボウル、角広さんの自宅の拝見、なかなか外国に行って一般の人の家を見る機会はないので貴重な体験でした。そのあとはドールプランテーションに行き、昼食とお土産を買い、次はウミガメのいるノースショアのラニケアビーチにいきました。小雨が降ったりで浜に亀はおらず、海を眺めていると波間から亀の頭を見つけたメンバーがいました。そのあとはクアロアパークに行き中国人の帽子のような形をしたチャイナマンズハットと呼ばれる島を見たり、山側にはコオラル山脈と呼ばれる険しい山が迫っていました。その後は白い砂浜のあるカイルアビーチで海と白い砂浜を眺め、次のハナウマ湾は時間が遅くなりしまっていました。坂を下るとハワイカイがあり、マラソンコースの後半となっており、マラソンコールの後半を車で、ハワイカイ、高速道路、カハラ、ダイアモンドヘッドとまわり、ホテルに帰ってきました。夕食を取り、荷造りをして帰る準備をしながら、常夏の南の島からまた寒い冬の現実の世界にもどるのかと思いながら、思い出やお土産を積み込んで行きました。
12月14日(水)
天候は晴れ。今日は午後1時40分発のデルタ航空でホノルルを出発。荷造りも昨晩でほぼ出来、朝ホテルで食事をとり、最後の出発の支度をして、午前9時半にホテルを出発し、空港でレンタカーを返し、飛行機のチェックインをし、待ち時間は免税店や本屋で時間をつぶし、予定通りに飛び立ちました。機内では2回の食事と軽食があり、参加者に今回のマラソンの感想や記事をコンピューターに入力したり、本を読んだりして時間を過ごしました。日本時間で12月15日(木)午後6時半に到着し、電車を乗り継ぎ、最終の新幹線でJR新岩国駅に午後11時20分に到着、さらに車でクリニックについたのは日付が変わった午前0時となり、そこで今回のホノルルマラソンツアーは無事終了し解散となりました。南の島から寒い日本に戻ってきて、明日からは通常の診療の開始となります。また来年のホノルルマラソンを目指して、準備していきます。
参加者の記録と一言感想
10キロウーク
宮坂;ちょっと作戦が甘かったが、歩けて感激です。至福の時間の連続でした。
大久保;ゴールした時に南先生のお母さんに「早いですね」と言われてびっくりした。少し疲れたが、楽しいことばかりだった。日付がわからなくなった。
マラソン
平田;6時間17分34秒;不安でしたが、完走できてうれしいです。家庭の事情が許せば、来年も参加したいです。だいぶ旅なれして、いろいろハプニングがありましたが、楽しかったです。
木村;4時間36分5秒;ハプニングがありましたが、がんばりました。5回目の出場でしたが、ホノルルマラソンは夢と希望を与えてくれる最高のマラソンです。来年も来られたらと思います。年配のグループ3人で楽しかった。
大久保;6時間19分29秒;やっぱり42.195キロは長いが、楽しかった。ラニケアビーチで出来れば亀とふれあいたかった。
大久保;4時間24分46秒;今回はいつもより1日早い出発で、マラソン前の疲れや慌ただしさが少なかった。今回は陸軍病院の医師や小児糖尿病の患者さんと接することが出来、貴重な体験となった。