第19回山口100萩往還マラニック大会が5月2日(水)から4日(金)にかけて山口市で開催されました。種目にはマラニック(マラソンとピクニックを掛け合わせた言葉)が4種目あり、48時間で山口から小郡、油谷、長門、萩から山口までもどる250キロの超ウルトラマラソン、140キロ、70キロ、35キロ、歩け歩けの部が60キロ、35キロとあります。今回、大久保は歩け歩けの60キロに参加しました。60キロは防府の三田尻から山口の瑠璃光寺の前を通って萩城までの昔の参勤交代の道(萩往還)をいくコースになっています。5月3日の午後8時にスタートし、夜中を通して歩き萩を目指します。
5月3日午後7時過ぎに防府の三田尻に到着し、受付をしてゼッケンや点滅ライトをもらいました。昨年は7名のグループで同じ60キロに参加しましたが、今年は一人で参加しどのようなペースで行こうかと思っていた所、スタッフの人から今回初めて参加しコースがよくわからない男性がいるのでいっしょに行って欲しいと言われ、これも何かの縁なのでいっしょに行くことにしました。午後8時にスタートし歩道を歩きながら、お互いに自己紹介し、今回いっしょに行くのは広島から来た浜井さんで、学生時代には夏休みに歩いて北海道から鹿児島まで行ったり、今はトライアスロンをしていること、今年の秋吉台や田布施のマラソン大会に私と同じ種目に参加したことを知りました。防府から山口へ向かう262号線のトンネルを抜けた所のエイドステーションで休憩した以外は休むこともなく午後12時過ぎには山口市のエイドステーションに到着。昨年に比べたら大分歩くのも速いペースで進み、休憩も20分程度でした。山口からが山越えの上り坂が始まり、一ノ坂ダムを越えた辺りで、2日の午後6時にスタートした250キロのトップの人が戻ってきてすれ違う。ほんとんど寝ずに走って36時間くらいで走りきってしまうのには、今自分のめざしているコースからすると驚異と尊敬の念を感じました。
午前4時には佐々並のエイドスターションに到着、固めの佐々並豆腐が有名で、いつも疲れて一息つく時にはおいしく感じるのですが、今回は早く着き過ぎてまだ出来ていなくて食べられず、おむすびを食べてスタート。250キロの人達にすれ違い、お互い声を掛けながら、次の明木のエイドステーションには午前6時半過ぎに着きました。ここも利休饅頭のような名物の小さな明木饅頭がまだ出来ておらず、お茶をのんで休憩をして出発。午前7時半に萩有料道路の料金所のエイドステーションに到着。後は萩の市街地を通って遠くに見える指月山のふもとにあるゴールの萩城跡をめざし、最後のひと頑張り。午前8時半には12時間半かかってゴールしました。昨年は19時間半かかり午後3時半頃ゴールし、暑い中市街地を歩いたことからすると、涼しい時間に足も痛くならずゴール出来ました。沿道にはマラソン大会のような応援の人はいませんが、多くの人がボランティアで参加し、大会の運営、エイドステーションや道案内で途中の道に立って我々をサポートし、参加者同士が声を掛け合って応援をし、タイムや順位を争う大会ではなく楽しい大会でした。また来年も出来れば参加したい大会です。