当院の木村栄養士が8月26日に開催された
2012年北海道マラソンの報告をしていただきました。年代別(70歳代)で1位となりました。
2012年北海道マラソン 年代別 女子1位になりました
木村 僖乃
1万243人がゴールを目指し、発着地の大通公園やススキノ、北大構内、赤レンガの庁舎前など、札幌の名所を疾走しました。私は今回で2回目の出場でしたが、北海道といえば涼しい意識ですが、1回目も今回も暑いのに驚愕です。今年よりスタートが3時間早く9:00ですが、その時点ですでに気温28度、日中は30度を超える猛暑でした。今回も山根さんの見送りを受けてスタートしました。15キロの地点で彼女の声援をうけ気持ちよく走れました。35キロで又山根さんの励ましの声「僖乃さん!頑張って!次はゴールで!!」「ヨッシャー ガンバルゾ!」 思ったより、たんたんと走れました。この調子なら4時間15分台で走れるかもと思ったのですが、そうはいきませんでした。36キロから、腰が痛く、スプレーの鎮痛剤 4,5回立ち止まっては振りました。汗と暑さで、頭がぼーっとしてきます。前後を走る人、落ち着いてまわりの走者をみると、汗まみれ、おかっぱ頭の女性が頭からしずくをたらしながら、懸命に走っています。「誰もきついのだ!がんばらなくては!!」この時、青森のTDJの先生が声かけてくださいました。「過酷なマラソンですね。頑張って!」計算では余裕のフィニッシュが出来るつもりでしたが、よれよれの疾走です。
北大の構内で40キロ近くのところで池田病院の井田先生にお会いしてお声かけました。弱った体に後、2.195キロが長く感じます。ゴール目指してひたすら前進あるのみです。今にして思えば鎮痛剤のスプレーを振ってもあまり痛みは変わらなかったのではないかと思います。腰痛にもすこしなれることが大事で、いわゆる根性でカバーできたのではないかと反省しきりです。フルマラソン、多少ともタイムをよくしたいと思えば根性かなと思います。フィニッシュで倒れる人がいますが、私は倒れるほどきついと思ったことはありません。
北海道マラソンはボランティアが多く、エイドステーションの水は冷たく、スポーツドリンク、沿道の応援、給食も行き届いていました。真夏のマラソンなので、倒れる人も多く、救護所は大変なようで放送の車が無理をせずに、勇気あるリタイアとよびかけていました。一般の市民マラソンの完走率は90%台ですが、今回の北海道マラソンの完走率は78.9%です。特記すべき事項として、最高齢者80歳の方がお二人いましたが、制限時間5時間を完走され、70歳の上位入賞されていました。元気をいただき、木村もかくありたいと感銘をうけました。今年の北海道マラソンの完走メダルが素晴らしく、国際的に有名な彫刻家 安田侃作で、妙夢を表しているそうです。後日、名前とタイムの彫られたメダルスタンドが送られてくるようで、楽しみです。翌日、山根さんと洞爺湖の遊覧船にのり、温泉に入り、ひと時の北海道を満喫し、できれば来年も来られることを願って帰路につきました。ネットタイム4:25:56です。