ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2022.01.14

第557回調理実習「鯛の淡鍋・大根ステーキ・変わり白和え」

令和4年1月14日(金)今年初めての調理実習は「鯛の淡鍋・大根ステーキ・変わり白和え」を作りました。参加者は3名でした。

10時前から参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。献立説明の前に木村栄養士から、日本病態栄養学会年次学術集会「レシピコンテスト」に前回実施した「料理の味を引き出すササニシキを使って精進料理」を応募したお話がありました。このコンテストはオンラインによる投票で、第1次審査、第24、25回会長とレシピ担当者による厳正なる第2次審査により、「最優秀賞」「会長賞2施設」「審査員特別賞2施設」「奨励賞9施設」計14施設を決定するコンテストです。今回奨励賞7施設の中に入賞いたしました。応募した病院は総合病院や大きな病院ばかりでした。その中で個人病院が入賞したのはウエルネスクリニックだけでした。みな様から「おめでとうございます」「素晴らしいね」「あの精進料理の野菜ずしやひりょうずは美味しかった」など賞賛を戴きました。
そのあと献立の説明があり、担当者を決めて10時30分から調理に取り掛かりました

“ごはん”は普通に炊いて、130gをお茶碗に盛りつけます。
“鯛の泡鍋”を作ります。泡鍋は、煮物の煮方の泡煮という調理法があり、それをアレンジしたものです。泡煮は水、薄口しょうゆ、酒を15:1:0.5の割合で合わせた汁で煮ます。その煮汁を応用して作ります。
まず、鯛は3枚におろし、一人分に切り分けそれを2つに切ります。両面に軽く塩をふり、20分ほどおきます。今回は、お刺身になるよな鯛でしたので、熱湯をかけて霜降りにしました。白菜は葉のまま下茹でをします。ゆでた白菜を巻きすの上に広げ、その上に茹でたほうれん草とにんじんを置き巻きます。水気を切って、3㎝の長さに切ります。長ネギは斜め切り、にんじんは輪切りにして梅型で抜き茹でます。えのきたけは根元を切ってほぐしておき、生シイタケは、石づきをとって飾り切りにします。春菊は洗って、根元を切っておきます。カットわかめは水で戻し、豆腐は適当な大きさに切ります。だし汁、薄口しょうゆ、酒で鍋のだし汁を作ります。皿に鯛や野菜などをきれいに盛り付けます。小鍋にだし汁を入れてコンロに火をつけ、鯛や野菜を煮て戴きます。
“大根のステーキ”は、まず大根の皮をむき、1㎝の輪切りにし、両面に格子状の切れ目を入れ、米のとぎ汁で柔らかくなるまで茹でます。ゆでた大根に薄く小麦粉をまぶし、フライパンに油をひいて焼き色がつくまで大根を焼き器に盛ります。ポン酢、酒、水を合わせたものを火にかけ煮立ったら火からおろし、大根にかけ、千切りにした青じそを散らします。
“ほうれん草の変わり白和え”は、茹でたほうれん草は3cmの長さに切り、にんじんは千切りにしてゆでます。いりごまをすり鉢で擦り、白みそ、砂糖、カッテージチーズを加え、和え衣を作ります。和え衣で野菜をあえて天盛りに砕いたくるみを散らします。
“デザート”は苺を盛り、椿の葉を飾って季節感を出しました。

12時に出来上がり戴きました。
淡鍋は、鯛の旨味がしっかり出ていていましたが、少し塩辛かったです。大根ステーキはゆでた大根があれば簡単に出来る料理で、ポン酢で味をつけるのであっさりしています。ほうれん草の変わり白和えは、豆腐の代わりにカッテージチーズを使いますので、豆腐よりは少しこってりした味になります。どの料理もみなさんが上手に味付けをして戴いたので美味しいと好評でした。

食後のコーヒーを飲みながら、参加者の方が運転免許を返そうと思うなど終活の話をされたので、話題が終活の話になりました。みなさま関心のある話題なので、「年をとるとお金がある程度必要なのね」「どのような施設があり、どのような施設に入ったらいいのかね」など老後の話題で盛り上がりました。話がつきないので、院長が「この辺で」と終わりの号令をかけられました。どっと笑いが起こりました。私も高齢者の仲間入りをしたので、皆様のお話を伺いながらそろそろ考えなければならないかなと思いました。 後片付けをし集合写真を撮って、次回お会いすることを約束して、午後1時に終わりました。

献立 600kcal (7.5単位) 
白飯 精白米
鯛の淡鍋 鯛、白菜、長ネギ、にんじん、春菊、豆腐、生しいたけ、えのきたけ
カットわかめ、だし汁、薄口しょうゆ、酒
大根ステーキ 大根、青じそ、薄力粉、サラダ油、ポン酢、酒
ほうれん草の変わり白和え ほうれん草、にんじん、くるみ、カッテージチーズ
白ごま、白和え、砂糖
季節の果物 いちご