当院の木村栄養士が8月29日(日)に開催された北海道マラソンに参加しました。その報告をします。
北海道フルマラソン完走しました。タイムは4時間36分34秒です。
出場資格はフル5時間以内、ハーフ2時間20分の記録を持つ人です。
スタート時間、12時10分 日中の最高気温30度の過酷な条件の中7959人が走りました。ゴールしたのが、5715人、完走率71.8%でした。周東病院の山根科長が同行して応援してくれました。印象に残ったこと報告します。
1.暑さと湿度にまいりました。
暑いといっても北海道ですので、かなり涼しいと期待していましたが、本土と全然変わらない暑さとまつわりつくような湿気で、時折、意識朦朧、熱中症ではないかと自己問答しながら走りました。25キロ当たりで、放送がありました。「頑張らないで、気分の悪い人はリタイアするようにと・・・・」 救急車が飛び交う中で、私から見て、充分走れそうな方が自己申告でリタイアしていきました。自分ももう駄目の連続でした。フィニッシュ出来たのは、要所に山根科長がいてくれ、励ましてくれたからです。特に38キロのところで、痛んだ足と腰に藥をふってくれ、辛うじて走れました。
2.折れない心
フルマラソンでは特に苦しくなるのが、35キロあたりですが、沿道に「折れない心」のポスターを持っている男性がいました。よれよれになって走っている頃で目頭が熱くなり、「みんなきついのだからもう少し勇気を出そう」と前向きになり、救われました。色々な励まし方があるのだなと感心しました。翌日の新聞に、3位の優勝候補、那須川選手もこのポスターで「そうだ、『私もあきらめてはいけない』と思ってがんばられた」とありました。「折れない心」は走られていた方の心に刻まれたことでしょう。
3.穴あきゼッケン?
北海道マラソン出場前、ブログに北海道マラソンの走る心得がありました。それによると、暑いので、ゼッケンは穴あけパンチがおすすめとありました。前日、パンチはないので、爪楊枝で同行の山根科長に手伝ってもらい、ゼッケンに穴をあけました。爪楊枝ですので、穴があいているかどうかわからない状態です。当日、スターと直前、座って待っていると、放送がありました。「ゼッケンに穴をあけて、あまり見苦しい状態にすると、出場資格を取り消します」。「えっ!」と周りを見渡すと、ゼッケンに穴を開けている人はいません。小さくなって待ちました。翌日新聞をみて、驚愕しました。優勝の原選手、那須川選手のゼッケン見事に穴があいていました。原選手のゼッケンは一部切り取ってありました。山根科長の話では、穴を開けている方が沢山いたとのことでした。今まで、マラソン大会に沢山出場してきましたが、こういう経験は始めてで記憶にしっかり残りました。
北海道マラソン走り終えて、只今満足しています。いつも同行してくれる山根科長に感謝です。私のウイークポイントを心得て精神的、肉体的両面でサポートしてくれます。次の目標は下関海饗マラソンです。完走の達成感は素晴らしく、自分が与えるご褒美と思います。この歳で走れる自分に嬉しく、次は完走と時間短縮を目指し、練習に励み頑張ります。