8月24日に調理実習を行い、「冷やし中華とサイダー羹」を作りました。9名の参加があり、内2名が男性でした。
最初にロールプレイという模擬会話のようなものをしました。男性二人には、友だち同士という設定でお酒を勧める役、一人は断る役になって、会話をしてみました。勧める役の方は、地酒の名前を出したりしてどんどんお酒を飲ませようとします。断り役の方はなかなか断りにくいようでしたが、最後には「おちょこで一口いただきます。」という言葉で終わりました。また、女性二人は、ご近所同士でケーキをいただくという設定でやってみました。身振り手振りが入って、かなり迫真の演技で皆さんの笑いを誘っていました。断り役の方は、「一口だけいただいて、あとは冷凍しておきますね。」とうまく言われていました。「人間関係を崩さないように断るのは、難しいものです。しかし、”ひとくちだけ”が重なると、思わぬ結果を招く場合もありますので、時々こうして断り方を考えるのも大事ですね。」と栄養士さんの話しがありました。
献立の説明の後、調理に入りました。男性は、冷やし中華の担当になり、錦糸卵用の薄焼き卵を作ることになりました。「こんなこと初めて。」と、最初はおぼつかない感じでしたが、何枚か焼いていくうちにきれいな薄焼き卵を焼いておられました。女性は、2、3人ずつで担当して作っていきました。中華麺と春雨は時間を計りながら茹で、水にさらしました。タレは、きちんと計量しながら混ぜていきました。冷やし中華の盛りつけは、具の彩りを考えながら、盛り付けていきました。こんにゃくのステーキはフライパンに2枚づつ入れてコンニャクから出る水分を飛ばしながらこんがりと焼き目を付け、最後に味付け用のタレでからめていきました。ミックスビーンズのヨーグルトサラダは、食材と調味料を混ぜるだけですが、「ヨーグルトとフレンチドレッシングで混ぜるなんて、意外。」と言われていました。仕上げに、酢としょうゆで味を整えました。サイダー羹は、普通のサイダーと0kcalのサイダーを使って、2種類の物を作りました。寒天を煮溶かした物を、氷水に当ててしっかりと冷まし、それに室温に戻したサイダーを静かにそそぐと、一面に泡が立ちたちました。それをかき混ぜた後、冷やし固めました。ふわっと泡立ったままのサイダー羹が出来上がりました。
参加者のご自宅で取れたタイガーメロンとブドウが一品加わりました。出来上がった献立を見て、「夏らしいさわやかな彩りのメニューですね。」と言われていました。時間をたつうちに、サイダー羹がしぼみ始めたので、最初にサイダー羹から試食しました。「サイダー羹がさわやか。2種類のどちらも味に違いがないですね。」「冷やし中華のたれがおいしい。量もたっぷりで、ひじきが入っているのがおもしろいです。」「こんにゃくがちょっとピリ辛だけど‥」「ミックスビーンズのサラダがかわっていておもしろいです。プレーンヨーグルトが入っているとはわからないです。」などの感想がありました。
タレが美味しい冷やし中華とさわやかサイダー羹(528kcal)
冷麺:蒸し中華麺(75g)、乾春雨(30g)、卵、きゅうり、ほしひじき、トマト、もやし、焼豚、たれ(濃い口しょうゆ、米酢、出し汁、ラカントS、塩、ごま油)
こんにゃくステーキ:コンニャク、青シソ、削り鰹、ごま油、酒、しょうゆ、ラー油
ミックスビーンズのヨーグルトサラダ:マッシュルーム、ミックスビーンズ、海藻ミックス、ミニトマト、サラダ菜、プレーンヨーグルト、フレンチドレッシング、酢、醤油、黒こしょう
サイダー羹:棒寒天(緑)、パルスィート、チェリー、ミントの葉、サイダー
くだもの:ぶどう、タイガーメロン