平成25年7月22日に調理実習を行い「鮭のわさび醤油焼きとピースごはん」を作りました。6名の参加がありました。
献立の説明の前に、本日も木村栄養士が出演されたラジオの録音テープを聞くことにしました。そして、田布施町には80歳から水泳をはじめ、日本最高齢水泳選手の女性の話で盛り上がり、献立のテーマであるGIについての説明、献立の説明があり、担当に分かれて調理を始めました。調理を始める前に、参加された方が持ってきてくださったミニトマトを皆さんで試食してみました。何でもテレビCMでよくある「万田酵素」を肥料に使用したそうです。非常に甘く、「うちで作ったのは酸っぱいのが多いですがこれは甘くておいしいです。」「お店で買うものでも、色は良いが味がいまいちなものがよくありますがこれは非常に甘くて、デザートみたいですね」とのことでした。最初はせっかくいただいたのでアボカドとトマトのポン酢和えに使わせていただく予定でしたが、食べてみて変更、デザートとして食べることにしました。
鮭のわさび醤油焼きはご夫婦で参加された方達に担当していただきました。鮭を丁寧にそぎ切りにしておられました。いつもご夫婦が仲良く作業されているのが印象的です。アボカドのポン酢和えは担当者さんがトマトの種も丁寧に取り除いてくださいました。ひじきの煮物はいつも水分が多いようなのでだしを半量にして作ってみました。汁がすぐなくなってしまわないようにしっかり見て下さっていました。いちご淡雪かんは、いちごの代わりにみかん缶を使用しました。いつも2層目を注ぐときに先に置いていた果物が浮いてしまうのですが、今日は少し2層目のゼラチン液を冷ましたことと、担当者がゆっくり液を注いでくださったので、果物があらぬ方向に移動するということがありませんでした。
あらかた調理が終了してからピースごはんを松竹梅の型に抜いていただきました。それを黒い器に盛り、隣に持ってきてくださったミニトマトと南天の葉を飾りました。鮭のわさび醤油焼きはやはり人数が多いと水分が出たので片栗粉でとろみ付けをしました。みかんの淡雪かんは盛りつけてから銀色のアラザンをのせ、隣にモミジの葉を飾りました。はじめてみかん缶で作りましたが、オレンジの色が爽やかで、夏にピッタリのように感じました。テーブルセッティングをしてから試食をしました。「今日は豪華です。満足です。」「ひじきと淡雪かんは家で作ります」「糖尿病と言われて甘いものを一切食べていませんが今日、みかんの淡雪かんが一番のごちそうです」と言われる方もいました。試食中は色々な話が出ました。「調理実習に来てしゃべることで日頃の鬱憤を発散させています。家ではこんなにしゃべりません。酒を飲む日は少し顔がほころんでいるくらいです。」「以前も参加していましたが、また食事に関して学ぼうと思い先生にお願いしました」「選挙は自民党が圧勝でしたね。民主党の人はこれからどうするのかしら」「大島には狸がいましたが今はいません。イノシシがいます。」など今回も色んな話を聞くことができました。話が長くなりそうなのをある方が「先生も忙しいでしょうからそろそろ片づけましょうか」といつもは先生が言われるのですが、代わりに言ってくださったので、笑いが起きていました。
鮭のわさび醤油焼き:紅鮭、しめじ、ピーマン、ごま油、酒、濃口醤油
ひじきとごぼうの煮物:干しひじき、ごぼう、ゆでだいず、濃口醤油、ラカントS,だし汁
アボカドとトマトのポン酢和え:アボカド、トマト、たまねぎ、ポン酢、鰹節
野菜のすまし汁:切干大根、干ししいたけ、にんじん、さやえんどう、だし汁、薄口しょうゆ
いちご白雪かん:みかん缶、ゼラチン、卵白、ラカント、メープルシロップ