平成25年8月2日に調理実習を行い、「穴子丼」を作りました。6名の参加がありました。
まず最初に、木村栄養士の出演されたラジオ放送の録音を聴き、「取材が取材を呼ぶ」と言われておりましたが、今度はつい一週間前に取材を受けた記事が数日前にやまぐち新聞に大きくカラー写真と一緒に掲載されていましたのでそちらも拝見しました。「この記事を読んで皆さんが元気になってくだされば」といわれ拍手が起きていました。そして穴子やうなぎなどのたんぱく質や脂質など栄養成分のお勉強を少しだけして、献立の説明、例によって担当に分かれて調理にうつりました。
穴子丼は穴子を食べやすい大きさに切ったり、薬味を細く切ったり錦糸卵を作ったり、担当者がもくもくとされておられました。本日使用する山葵はチューブではなく、生の山葵が手に入りそれを使いました。生の山葵を使うのは全員初めてで、インターネットで使い方を検索し、その通りにすりました。しらたきの海苔巻きは茹でた青梗菜、しらたきと明太子を和えたものを海苔で巻いていきます。海苔巻きのように太くなく、また水分を含んでいる食材を巻くので、苦労されておられました。また、きゅうりも蛇腹に切るなど少し忙しそうでした。玉ねぎサラダは薄切りにした玉ねぎと調味料を合わせて電子レンジにかけて冷蔵庫で冷やしました。担当者が合わせ調味料を味見して「良い味」と言っておられました。梨のコンポートは梨を一人1/4個、ラカントと水、レモンを入れて炊きました。最初に鍋に材料全てを入れたとき、水分でしゃばしゃばしておりましたが、蓋をしないで少し強めの熱で汁けを飛ばしながら、途中、灰汁も取り除いて焦げつかないよう上手に作っておられました。今回ラカントは透明のシロップを使ったため、梨の果肉の白い色とレモンの黄色、ミントの緑色が非常に涼しそうでした。やわらかく炊いて、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしました。全員で盛り付け、テーブルセッティングをして試食をしました。
「穴子は臭みがあると思ったのですが、臭みが全くないのですね。」「少しぬるめの湯で洗って5分程度グリルで焼きました。」「山葵をたくさんつけるともっとおいしいですよ」「玉ねぎサラダはまろやかな味ですね。酢ではなくワインビネガーが良いですね」「味噌汁はなめこで少しとろみがついていますね」「梨のコンポートはおいしい!!日持ちしますか?」「日持ちはします」と栄養士からの返答がありましたが、院長が「1週間分作って1週間かけて食べられるかということがありますね。1週間分を1日で食べてしまわなければよいですが」と言われ、笑いが起こっていました。調理実習で試食する時間は、普段診察室で聞きにくいことも院長に質問できるよい機会です。「去年初めて糖尿病と診断され、最初の頃は食に執着がなく、甘いものを絶っていました。しかしホノルルマラソンに行ってから?味をしめたのか、それまで食べていなかった和菓子が好きになりました。このところ毎日おはぎを食べているから今日の血糖値が上がったのですかね?」など他にも色々な事を聞かれておられました。「昔はおはぎも作らないとありませんでしたからね。今は買えばすぐ手に入りますよね。」「バナナも風邪をひいたときしか食べられなかったですね。」「私はバナナと言ったら、バナナの皮が道に落ちていて、よく滑った記憶があります。」「バナナは高級品だったから、食べた事をアピールしてたのですかね」と言われて笑いが起きていました。 このメンバーのときはいつも新献立第1回目ですので、スタッフがなれておらず若干ばたばたしていますが無事においしくいただくことができました。
穴子丼;ごはん、穴子、酒、醤油、ラカントS、だし、卵、カイワレ、しそ、みょうが、しょうが、ねぎ、わさび、のり
しらたきの海苔巻き;しらたき、辛子めんたい、焼きノリ、青梗菜、きゅうり、ミニトマト
玉ねぎサラダ;赤玉ねぎ、玉ねぎ、ケッパー、ワインビネガー、粒マスタード
きのこの味噌汁;赤味噌、生シイタケ、ブナシメジ、なめこ、はねぎ
梨のコンポート;梨、ラカントシロップ、レモン