明け方、カミナリの音で目が覚め、窓を開けて網戸にしていたので、雨が振り込んでおり窓をしめ、朝には止んでくれればと思いながらまた寝ました。午前5時起床、まだ少し雨が降っていますが、西の空は少し明るくなっており、朝食を食べながら、準備をしていきました。午前6時過ぎには明るく、雨も止み、衣類も何とか乾き、新聞紙を詰めていた靴も乾き、午前7時に出発しました。今日は海沿いのサロベツ原野の中の道を通り、ノシャップ岬を回って稚内市内に入り、クロネコヤマトの営業所までの80キロのフラットなコースです。

本来なら見えるであろう、利尻山も曇りのため見ることは出来ませんでした。天塩川を超え、風力発電の風車（オトンルイ風力発電所）が見えてきて、サロベツ原野の中の果てしなく真っ直ぐな道を走って行きました。北緯45度のモニュメントがあり、写真を撮って、さらに北に進みました。

平地でどれくらいスピードが出るのかタイムトライアルをし、最高時速42.5キロでした。道の真ん中で写真を撮ろうとしていたチャリダーがいたので、「撮りましょう」と声をかけ、ついでに自分の写真も撮ってもらいました。大学2年生で30日かけて北海道を一周するとのことで、羨ましく思いました。稚内市内へとノシャップ岬への分かれ道まで来て、ノシャップ岬方面に向かい、「無事カエルロード」と名付けられ、カエルの置物が道沿いに飾ってありました。

72キロ地点のノシャップ岬には午前10時半に到着。岬の先端まで行き写真を撮って、少し早いですが、昼食にしました。北海道らしくバフンウニとムラサキウニの2種類入ったウニ丼にしました。それからクロネコヤマトの営業所に12時過ぎに到着、札幌のホテルから送った空き箱を受け取り、自転車のタイヤをはずし、荷造りをして、柳井に送り戻すように手配をして、ひと段落。市内にある入浴施設に行って汗を流し、稚内空港に向かいました。千歳空港を経由して、広島まで戻り、バス、電車に乗り、午後11時半柳井に戻ってきました。
自転車で北海道一周の第1弾は終了し、広い北海道を実感する事ができました。第2弾はいつかは未定ですが、今回の続きをまたお伝えします。