ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2013.09.21

欧州糖尿病学会(スペイン、バルセロナ)に参加しました。

DSC00558.JPGDSC00542.JPG欧州糖尿病学会がスペインのバルセロナで平成25924日から28日まで開催され、参加します。921日(土)夕方、岩国空港から出発し、928日(土)に柳井に帰ってくる予定です。パソコンを持って行くので、これから出来るだけ現地の様子を報告するようにして行きます。

921日(土)日本時間

DSC00407.JPGDSC00408.JPG午前中診療をして、岩国空港を午後550分発の飛行機に乗り、午後725分羽田空港に到着。モノレールに乗り、国際線ターミナルまで行き、チェックインをして、手荷物を預けて、午後8時過ぎとなりました。羽田発パリ行きのエールフランスとJALの共同運行便は日にちが変わった22日午前040分なので、出発まで後4時間以上あり、食堂街で夕食を取ることにしました。おでんの店があり、おいしそうだったのでそこに入り、おでん7品とお茶漬けの定食を注文しました。食べ終わって午後9時過ぎ、まだ3時間以上ありましたが、出発の検査と出国の手続きをして、出発ターミナルに向かいました。今年の4月から、今回の学会出席のためにスペイン語の勉強を始めました。NHKのスペイン語テキストを使用していました。最初の頃は挨拶や名前の自己紹介などの割と簡単でしたが、進んでくるといろんな表現が出てきて、頭の中が混乱してきました。さらに以前勉強したことも忘れていて、半年間勉強しましたが、思ったように理解したりしゃべったりは難しい状態でした。出発ターミナルの喫茶店で試験前の一夜漬けのように最後の追い込みのスペイン語の勉強をすることにしました。

 

922日(日)日本時間

CIMG7097.JPGDSC00411.JPG最初は少なかった人も多くなり、午前0時10分過ぎから搭乗案内が始まり、ほぼ満席の状態で、予定通り午前040分に飛行機はパリを目指して、羽田空港を飛び立ちました。12時間の飛行で、現地時間の午前6時頃到着予定。離陸して、1時間もすると「おやき」と「蒸しパン」の機内サービスがあり、食べたり、飲んだり、ビデオを見たりして時間を過ごしました。ウトウトしたり、スペイン語の勉強をして、10時間が経ち、やはり座ったままでは熟睡は難しく、うなぎの寝床(見たことはありませんが)のようでも、真横に眠れるようになれば熟睡出来るのではと寝台飛行機は無いかと思いました。日本時間で午前10時半(現地時間で午前3時半)朝食が始まり、洋食と和食の選択で、和食を選び、舞茸ご飯、鮭、巾着、こんにゃく、鶏そぼろ、フルーツ、大福などがでました。パリまで後1時間少しとなりました。

 

922日(日)現地時間

現地時間午前6時前(日本時間午後1時)にパリのシャルルドゴール空港に到着しました。日付は変わらず、9月22日。到着ロビーに着くと、これまで日本人が多くいましたが、いろんな人種の人が集まってきて、日本人は少数な存在となり、放送もフランス語になり、外国に来たのを実感しました。入国審査もハワイのように指紋を採ったり、写真を撮ったりしないので、スムーズに流れ、手荷物も受け取ることが出来ました。

 

DSC00420.JPGDSC00419.JPG今日の予定は午後10時過ぎの夜行列車に乗り、バルセロナまで行くので、それまではパリの市内を見て回ることにしました。そのためスーツケースをまず、夜行列車の発車するセーヌ川沿いにあるオステルリッツ駅まで行き、コインロッカーに預けることにしました。タクシーで行くかバスで行くか考えましたが、ユーロのお金のお札は最小が5ユーロ札で、日本で換金したのはお札だけだったので、今後のチップなどのことを考え、1ユーロのコインに変えるため、バスの切符の自動販売機で買えばおつりが出ること、タクシーよりもチップがいらないので割安になることを考えて、バスで行くことにしました。案内に従ってバスの切符売り場の行くと、現金ではなく、クレジットカードのみで、表記もフランス語のみで、予め読んでいたパンフレットから想像してなんとか、目的の駅の近くにあるリヨン駅まで一人17ユーロのバスの切符を買い、ぎりぎり2分の待ち合わせで、午前6時45分発のバスに乗ることが出来ました。サマータイムで日本の時間で言うと1時間早い午前545分に相当しますが、外はまだ真っ暗でした。

 

DSC00424.JPG今日のパリの市内観光の候補はお決まりの観光ポイントのノートルダム寺院、ルーブル美術館、オルセー美術館、シャンゼリゼ通り、凱旋門、エッフェル塔を歩いて見て回ること、そして「フランスで本場のフランスパンを食べること」でした。今回スケッチブックを持ってきて、水彩画教室の題材にするため、3分間か5分間くらいで気に入った風景をさっとスケッチをすることにしました。

 

思ったより早く、リヨン駅のバス停に到着。地図をみながら、オステルリッツ駅をめざして歩いて行きました。コインロッカーを捜し、空港の検査のように入り口に荷物と本人の検査を受けて、お札をコインに換える両替機があり、今後のために多めに両替し、スーツケースを24時間で9ユーロ50セント入れてあずけ、身軽になり歩いて市内観光を始めました。

 

まずは駅の売店でハムやトマトをフランスパンではさんだサンドイッチ、クロワッサン、コーヒーをテイクアウトで買い、途中どこかで食べることにしました。いつもアメリカでカップのサイズが大きく飲みきれないので、いつもなら中にするところを小で注文したら本当にデミタスカップのような大きさで日本の小(スモール)よりも小さいサイズでした。駅からすぐのところにセーヌ川があり、川岸の道をどちらが上流かわからないくらいの川の流れですが、ノートルダム寺院に向かって歩いて行きました。ジョッギングをする人、観光をする人など多くの人が行き来していました。古い建物が多くあり、歴史を感じさせました。糖尿病患者さんに「柳井川を柳井のセーヌ川と思って散歩するように」と言っていましたが、本物のセーヌ川は段違いにすごく、これなら本当に散歩する気になるような風景でした。川沿いのベンチで先ほど買ったフランスパンを食べ、いいポイントがあったので、ノートルダム寺院とセーヌ川のスケッチをボールペンでささっと5分くらいで書きました。ここだといっぱい写生ポイントがあり、水彩画教室の写生をしたら、いろんな絵が描けるだろうとうらやましくなりました。

ノートルダム寺院まで着き、多くの観光客であふれていました。

DSC00446.JPGDSC00453.JPGその前を通り過ぎ、今度はルーブル美術館へ向かい、ひろいので、ポイントを絞ってモナリザとミロのビーナスを見ることにし、館内地図をたよりにして、回って行きました。誰しも考えることはいっしょで、多くの人が有名な絵画の回りに集まり、特にモナリザはひとだかりがすごく、フラッシュをしなければカメラ撮影もいいのですが、ガラスもあったりで、くっきりとした写真にはなりませんでした。思ったより全体的に暗く、いつもテレビで見るはっきりした顔の表情はわかりにくかったです。その後ミロのビーナスをみたりして、カフェテリアで休憩をして、次は川向かいのオルセー美術館に言ってみました。印象派の絵が多く、日本にいた時にも見たようなモネ、マネ、ドガ、ルノアールなどの絵が沢山展示してありました。

DSC00470.JPGDSC00483.JPG次はエッフェル塔へ向けて歩いて行き、途中にパン屋さんがあり、フランスパン、マカロン、ミルフイーユを買い、エッフェル塔前の公園で食べて、本場のフランスパンを食べることが出来ました。ミルフイーユも日本の味に近い感じでした、マカロンは日本のは口の中で溶けるような感じでしたが、濃厚な味でしっとりした感じでした。エッフェル塔は2階まで歩いて上り、何段あったのかわかりませんが、運動になりました。パリ市内を360度展望することが出来ました。条例があるのかは知りませんが、あまり高い高層ビルは中心街にはありませんでした。歩いてだいぶ疲れてきました。

DSC00500.JPGDSC00503.JPGエッフェル塔の下でソフトクリームを食べて、一息ついて次は凱旋門へ向けて歩いて行き、午後3時半について、ここも屋上まで螺旋階段を使って上って行きました。凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りなど放射線状に道が伸び、エッフェル塔ほど高くはありませんが、また違った風景を見ることが出来ました。これから今日最後の予定のシャンゼリゼ通りをコンコルド広場へむけて、歩いていき、駅方面へ向かうことにしました。有名ブランド店や自動車会社のショールームなど多くの店が通りに面してあり、ここも多くの観光客であふれていました。いろんなカフェも道に面して屋外やテントを作って営業しており、ハーゲンダッツのカフェがありそこで、また休憩してみました。午後8時になり、あたりも暗くなる中をコンコルド広場、ルーブル美術館、セーヌ川沿いの道をとおり、午後9時過ぎに駅まで戻ってきました。万歩計は3万歩を越えていました。コインロッカーから荷物を出し、昨日の機中泊の寝不足もあって、疲れがたまってきました。後は午後1016分発の夜行列車に乗り、バルセロナに向かいます。


定通りに夜行列車に乗り、さっそく夕食が食堂車ではじまり、一応ネクタイとジャケットを着て、行きましたが、回りの人を見るとそんなにかた苦しくしなくて
も良かったようです。前菜にかぼちゃのスープ、メインに牛肉のひれステーキ、デザートはヨーグルトにしました。肉は固めでした。結局食事が終わったのは夜中の12時近くなりアルコールも加わって、眠たくなってしまい、部屋に帰るとすぐに寝てしまいました。

923日(月)現地時間

CIMG7229.JPGDSC00502.JPG夜行列車で揺られながらでもつかれと寝不足もあり、寝ている間は熟睡出来ました。午前5時に目が覚め、外はまだ真っ暗。2日間風呂に入っていないので、部屋にあるシャワーを浴びることにしました。直径80センチくらいの円筒形で、カーテンで仕切ってあり、狭さと揺れの中で蛇口を回すとお湯が出て来ず、昨日は洗面台の蛇口からはお湯が出ていたので、ヒーターが切ってあるのか、しょうがないのでそのまま水の状態で体と頭を洗いました。体は冷えてしまいましたが、目が覚めてすっきりはしました。午前7時から食堂車に朝食をとりに行きました。パン、オムレツ、パイナップル、ヨーグルト、コーヒーが出てきました。食べていると海沿いの地中海から日の出を見ることが出来ました。

DSC00517.JPGDSC00521.JPG午前945分列車はバルセロナのフランサ駅に到着しました。日差しがパリと比べると強く、南に来たことを実感しました。ホテルまでバルセロナの中心街を通り、観光を兼ねて歩いて行くことにしました。まずは海沿いの道を通り、海側の明るくリゾート地のような風景と山側の古い建物の間を抜けて行くと、コロンブスが西を指差した高い像があり、そこを北にランブラス通り、カタルーナ広場、ガルシア通りを通って今回泊まるカサフステルというホテルに向かいました。以前BSプレミアムの夜の番組で「世界ふれあい街歩き」で紹介されたバルセロナの番組をおもいだしながら、小さな水飲み場、レアル広場、ガウディのデザインした街灯、花屋さん、カサバトジョ、カサミラなどを通り過ぎて、午前11時半にホテルに到着しました。

DSC00542.JPGDSC00533.JPGまだチェクインには早く、スーツケースを預けて、サグラダ・ファミリアを見に行くことにしました。フロントの係の人が「観光客が多いので、入場の切符を買うのに、時間がかかる」とのことで、先に予約をしてもらって入場券を持って、歩いて15分くらいで到着。すんなり中に入ることが出来ました。外観はよく知られている形ですが、実際にみるとザビエル教会のイメージで考えていると10倍くらい大きく、中に入ると荘厳さに圧倒される感じでした。中を見て回り、少し離れた所から5分間スケッチをしました。写真で見るよりは実際の方が断然迫力があり、帰って写真を見せても「あーあれね」という感じなのだろうなと思いました。

「世界ふれあい街歩き」に取り上げられた所を見て回りました。



DSC00558.JPGDSC00562.JPG明日から始まる学会の会場に受付だけ先にしておくことにして向かいました。会場は町中よりは西に外れた所にあり、学会費は700ユーロ(9万円くらい)と高く、プログラムや資料の入ったバッグと参加用の名札をもらい、帰ろうとして出口に向かっていると、福岡の南先生と出会い、あいさつをして、夕食を一緒にBarバル(日本でバーのいうと飲み屋のような感じですが、食事もできる気軽なレストラン)ですることにして別れました。

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CIMG7317.JPG午後8時にガウディーの設計した建物の一つのカサ・バトジョ(カサはスペイン語で家、建物の意味)の前で待ち合わせることにし、
バルでサングリアで乾杯し、パエリヤやタパス(パンにいろんな物をのせた、日本で言うならにぎり寿司のようなイメージ)を食べ、これまでのことを話しながら、更に2軒目のバルでコーヒーとクリームブリュレを食べて、午後11過ぎまで、日本とスペインの違いなどの感想を話したりして、あっという間に時間が過ぎました。ホテルに着くと午後12時まで、2回の車中泊と歩きによる疲れ、アルコールも入りすぐに寝てしまいました。

9月24日(火)現地時間

DSC00685.JPG本当は午前6時前には起きて、ジョッギングをする予定でしたが、3日ぶりのベッドの上での就寝、これまでの寝不足、疲れや時差などが重なり、電話の音で目が覚めたら午前7時になっていました。ジョギングはなしで、久しぶりのお湯でシャワーを浴びてすっきりして、ホテルのビュッフェ形式の朝食を食べました。もちろんご飯(お米)はありませんが、洋食でフルーツも種類が多く、特に皮ごと食べる小さめのイチジクがめずらしく、おいしくいただきました。チーズの種類が多いこと、オリーブもいろんな種類があり、今まで日本ではほとんど食べませんでしたが、食べてみるとおいしく、意外でした。またサラダのドレッシングも「なんとかドレッシング」というのが置いてあるのではなく、オリーブオイルの瓶が何種類か置いてあるだけでした。


DSC00686.JPGDSC00637.JPG支度をして、バルセロナの郊外にある学会の会場に向かいました。

今日から学会の始まり、午前9時から学会長の挨拶の後にいろんな糖尿病に関する発表が英語で行われ、建物の1階部分だけで、広い会場がいくつかあり、口演、ポスター発表、企業展示などにわかれて、移動もしやすくなっていました。口演の会場も大きく、後ろの人も見えるようにスクリーンが後方にあり、会場に入りきれない人用に、会場の外にもスクリーンが設置してありました。発表者はヨーロッパの人が主ですが、世界各国からの参加者でした。昼食は紙の手提げ袋に水、リンゴ、サンドイッチ、ナッツやスナックのはいった小袋が入ったものが会場に準備され、テーブルで食べるようになっていました。午後の前半まで会場におり、それからホテルに戻りました。

 

DSC00529.JPGDSC00569.JPG午後の後半から、バルセロナといえば建築家のガウディーが有名で、その中でも建設中の教会のサグラダ・ファミリアが有名です。その当時の建築様式をモダニスモ建築と呼ばれ、外観が波をうったような外観を示す何人かの建築家がおり、泊まっているホテル(カサ・フステル)もその様式の建物でした。ガウディーの作品のカサ・ミラやカサ・バトジョは屋上を含めて中を見学することが出来るので見てみました。中も丸みを帯びて、長方形のような形ではないですが、ドアの取っ手の形や空気の取り入れなどは実際の使用しやすいように考えられた物でした。

DSC00609.JPG夕方にこれもガウディーが設計した、グエル公園に言ってみました。地下鉄に乗り、更に坂道を上って、一部はエスカレーターが設置されていました。バルセロナを一望出来る展望台があり、有名なタイルで作られたトカゲもあり、多くの観光客がいました。夕食は南先生からお勧めのバルに行き、トマトを塗ったパンにいろんな食材を乗せたタパスを食べ、この地方の発泡酒のカバを飲んでみました。シャンパンは特定の地域の物に名付けるもので、この地方のシャンパンのような飲み物をカバというそうです。

925日(水)現地時間

DSC00627.JPG今日は午前4時に目が覚めて、クリニックのHPに今回の学会の記事を書いたりしました。ホテルの無料WiFiを使用して、インターネットに接続していますが、画像の取り込みに時間がすごくかかり、文章は出来ていてもなかなかHPにアップ出来ない状態でした。やっと923日(月)までの記事を書いてアップすることが出来ました。それから走る準備をして、午前7時からホテルを出て、サグラダ・ファミリアを往復するコースにし地図を見ながら走り始めました。サマータイムの影響もあるでしょうが、日本で言うと1時間早い午前6時ですが、まだ薄暗い状態で、山口よりも日の出が遅いようでした。行きは道を間違えずに順調に到着しました。昨日サグラダ・ファミリアのスケッチをした時は午後で太陽が建物の後ろからさしていて、池に移った建物の反射が暗くなっていましたが、今日はまだ直射日光はあたっていませんが建物の正面に日が射しているので、池に移った姿もきれに映し出されていました。帰りは通りを一つ北の道を通って帰ることにしました。バルセロナの街は直角に碁盤のような通りと斜めに走る通りがあり、地図で見るとはっきりしていますが、実際にはどちらが直角か斜めに曲がった道かがわかりにくく、道を間違えて染ましました。途中犬の散歩をしている人に2回ほど聞きましたが、結局こちらの捜している通りではなかったようで遠回りをしてしまいました。

 

DSC00639.JPGCIMG7325.JPG午前中と午後の前半は学会に行き、糖尿病の薬の組み合わせの効果の比較などの大規模臨床試験の結果などの報告を聴きました。その後はホテルに戻り、着替えて、最初の日に駅から歩いて、ランブラス通り、ガルシア通りを通ってホテルに向かった逆の方向で歩いて行きました。途中大きな市場(サン・ジュセップ市場、通称ボッケリア市場)があり、魚、果物、野菜など人も多く、活気にあふれていました。スペインで食べてみたかった食事にチュリトスをホットチョコレートつけて食べることでしたが、レストランの路上のカフェにはなく、店の人に聞いてもレストランではやっておらず、「もっと町中の店でないとない」との返事でした。市場の一角の売店でやっとチュリトスをホットチョコレートにつけて食べることができました。

DSC00647.JPGランブラス通りの路上には似顔絵を書いたりしている人も多く見かけ、有名人を描いた絵を展示して、実際に自分の似顔絵を描いてもらっている人も数人いました。コロンブスの塔のあったところから観光バスが出ているので、それに乗り市内観光をすることにしました。日本語での音声ガイドもあり、いろんな歴史や最近のことなどがよくわかり、コロンブスの指差しているのはどうゆうわけがわかりませんが、アメリカの方向(西)ではないそうでした。

DSC00670.JPGCIMG7276.JPG市内観光の後はまた来た道を戻り、横の路地にそれて見て回り、カテドラルなどを見て回りました。「世界ふれあい街歩き」でやっていたピカソの像が店の前にある、仮面の店を見つけることが出来中に入ってみました。ちょうどこの時期は大きな仮面をかぶったパレードや人間の塔などのお祭りと重なり、街中で催されていたようです。

 

CIMG7346.JPGDSC00614.JPGスペインで見たかった物にフラメンコがあり、夜は食事とショーが一緒になったタブラオを見に行くことにし、ホテルのフロントでお勧めを聞いて、予約をしました。希望の時間帯がいっぱいで、午後940分からと遅い時間帯となりました。まず最初に食事と飲み物が出て、午後1040分からフラメンコのショーが1時間ほどありました。女性、男性、生演奏の迫力のあるステージでした。ホテルに帰ると夜中の12時でした。ホテルの向かいには教会があり、夜になると教会の前の歩道で寝ているホームレスがいました。スペインは国としては経済的に厳しい状況にありますが、バルセロナを見る限りには観光客も多く活気にあふれていました。しかし路上には楽器のパーフォーマンスをして、お金を稼いだりしていますが、ただ座っているだけで前に紙コップをおいて、物乞いをする人も多く見かけ、やはり貧富の格差はあるのだろうと思いました。

 

926日(木)現地時間

今日がバルセロナ滞在最後の日、帰国へ向けて午後3時半の飛行機でバルセロナからパリへ向かいます。

DSC00683.JPGDSC00688.JPG午前5時半起床、午前7時からジョッギングをスタート、どこに行こうかと思いましたが、バルセロナにまたくる可能性はないので、もう一度サグラダ・ファミリアを見ることしにして、走って向かいました。今日は最初の日を含めて3回目なので、建物や景色も覚えている所があり、曲がり角も間違えずにスムーズに着きました。また池のある公園に行き、池に映るサグラダ・ファミリアを見て、写真に撮り、今度完成した時には今の姿がどのようになっているのかを楽しみにして行きます。薄暗い中ベンチには朝早くから年寄りの人が5名くらい話しをしており、どの国も一緒だなと思いながら前を通り過ぎ、ホテルに戻ってきました。

今日の学会は午前中10時半まで聴いて、ホテルに帰りチェックアウトし、飛行場に向かうことにしました。約4日間バルセロナを満喫することが出来ました。歴史もさることながら、有名な人の有名な建物や施設、それを作ることが出来た富裕層、管理維持費も大変ですが、これほどの観光客が来れば、町おこしや雇用の創出には参考にすべき点があるのではと思いました。

DSC00694.JPGDSC00700.JPG午後1時過ぎにバルセロナの飛行場に到着、チェックインをし、食事をして、順調にすすみ、午後3時にパリに向けて出発。午後5時に到着。明日はパリを午前11時30分発の羽田行きの飛行機に乗るので、飛行場に近いホテルに泊まることにしました。午後6時にはホテルに到着。夕食までまだ時間もあり、明るいので、ホテルの回りを歩いてみました。飛行機がひっきりなしに離陸して、上空をとび、回りの民家も少数で、パリなのかパリ近郊に来ると工場か会社の建物があるだけで後ははるか地平線まで草原か畑になっていました。家畜の姿は見えませんでしたが、牛の糞か肥料のような匂いがまわりに漂っていました。夕食をして時間があり、ホテルの無料WiFiを利用してHPのための記事を書いて、画像を取り込もうとすると時間がかかったり、エラーがでたりで、なかなか進まず、疲れて午後12時に寝ました。

 

927日(金)現地時間

DSC00701.JPGDSC00702.JPG午前5時半に目が覚め、HPの記事の続きをして、なんとか25日(水)の記事が完成し、HPにアップしました。午前7時からジョッギンを始めました。昨日の散歩とは逆方向に走ってみました。5分も行くと街灯も無くなり、真っ暗になったので、ホテルに引き返すことにしました。まだ暗いですが、カフェが1軒開いており、お客さんが数人おり、通勤風の人がいたり、バスが停留所に止まったりしていたので、この土地の活動は始まっているのだろうと感じました。

DSC00707.JPGDSC00705.JPG朝食を食べ、出発の支度をして、午前9時に空港行きのシャトルバスがホテルまで来るので、ホテルの入り口で待ち、シャルルドゴール空港の出発ターミナルに到着、手荷物を預け、出発ロビーに行き、まだ少し時間があったので、ターミナルロビーのスケッチをして、時間をすごし、予定通り午前1130分羽田空港に向けて出発しました。離陸して、安定するまでは電子機器は使用出来ず、以前スケッチしたノートルダム寺院やサクラダ・ファミリアに色を付け足して過ごし、1時間もすると、昼食となり、パスタを選んで食べて、HP用の記事を書いて過ごしました。映画も「県庁おもてなし課」「タニタの社員食堂」「フラガール」と3本見て途中に夕食か朝食かわからない食事がでました。

928日(土)日本時間

日本時間で午前6時半(現地時間で午後11時半)に羽田空港に到着、12時間のフライトでした。バスで国内線ターミルに移動し、午後9時発の飛行機に乗り、午前10時半に岩国空港に着きました。駐車場に駐車していた車で柳井に戻ってきました。1週間のスペインで欧州糖尿病学会も終わりました。これまで行ったことの無い土地を訪れ、本やテレビでしか知らなかった物を実際に見ることが出来、貴重な体験が出来ました。よく歩き、食べて、勉強と充実した1週間となりました。

今回の旅行全般について

飛行機や電車の時間のトラブルも無く、天候よく、特にパリは駆け足のような日程でしたが、ヨーロッパを楽しむことが出来ました。食事はアメリカよりヨーロッパの方が日本人向きなのではと思いました。お菓子も日本の味に近く、違和感が無く美味しくいただきました。日本人が料理やお菓子の修行にいくのはフランスやヨーロッパが多いためではと思いました。

今回食事も当初の予定通り、パリでは「フランスでフランスパンを食べる」、クロワッサン、マカロンを、ベルセロナではパエリア、クリームブリュレ、タパス、チュリトスを食べることが出来ました。これは外国からの旅行客が日本に来たら、日本食としてにぎり寿司、天ぷら、すきやきを勧めてみる用なものだろうと思います。食事もその国の文化に触れるためには大事だとおもいます。

町も歴史があり、新しいビルもありますが、一つ一つが歴史を持っていて、有名な建物や小さな路地などどこを見ても興味深いものでした。もっとスケッチをする時間があればと思うくらいの風景がありました。

日頃の日本やハワイの生活と違った点はコンビニが無いこと、コインランドリーが少ないことでした。ちょっと水を買ったり、飲み物を買ったりするのには不便を感じました。コインランドリーもインターネットで調べるとバルセロナに何カ所かあったのですが、ホテルから歩いて30分くらいかかる所にあり、洗濯、乾燥を考えると2時間から3時間、時間を拘束されるのは、あまりゆっくりした時間のない旅行者には不便で着るものを日数分持っていき、シャツはホテルのランドリーサービスを利用しました。

今回、HPに旅行の経過の記事を書いていくために、ノートパソコンを持っていきました。やはりデスクトップに比べると、時間がかかったりで、特にカメラの取った画像の取り込みに時間がかかり、思うように進まなかったのは今後の改題でした。無料WiFiなので、時間がかかったり、多くの人が使用するとさらに時間がかかったのかもしれません。またiPad miniも持っていきましたが、全然使用しませんでした。学会の会場でプログラムを見るかと思いましたが、結局冊子になったプログラムの方が付箋をしておくと早くみつかるので、使用しませんでした。

スペイン語は今年になって勉強を始めました。特に4月からNHKのスペイン語のテキストを使用して、CDを聞きながら勉強をしました。実際に会話として使用することはあまりありませんでしたが、実際にスペイン語を話す国では生の音を聞くことは外国語を勉強する上では大切だと思いました。ホテルなどではこちらが日本人とわかっているので、スタッフも日本語で挨拶をしたりするので、便利なようなスペイン語を使ったりする機会はあまりなかったですが、回りの会話やテレビなどから知っている単語が聞こえてきてきました。文章としての意味はわからなくても、いまはやりのスピードラーニングではないですが、外国語になれるには重要なのだと実感しました。もう少し続けてみようと思います。

学会は初めて欧州糖尿病学会に参加し、久しぶりの海外の学会でしたが、刺激的なものでした。今回の参加で大体の学会の構成もわかってきて、今後の参考になり、参加前の準備や参加してからの出席してみるセッションなどの選択に役立てていきたいと思います。

学会も旅行も新鮮で刺激的で、またいつか機会があればヨーロッパのいろんな国を見て回りたい思いました。