平成26年2月21日に調理実習を行い、「フランス料理」を作りました。7名の参加があり、そのうち1名は初参加の方でした。
本日は、調理実習開始時刻より早くから来てくださった方がいらっしゃり、下準備のお手伝いをしてくださいました。そら豆の皮を剥いたり、塩水につけなければならない菊花かぶなどをしていただき、おかげさまで10時の開始時間にあらかたの下準備を済ますことができました。
今回が初参加の方がおられたので、まず自己紹介をしました。「糖尿病暦25年です。最初に糖尿病といわれてからショックで食事、運動をすごくがんばって数値を下げました。でも何年かたってすごく数値が悪くなっていました。今回調理実習に先生に呼んでいただいて、これからまた食事もがんばろうかと思います。」とのことでした。それから献立の説明にうつりました。「前菜は見た目がよく、でも簡単に出来るもので工夫をこらしました。ミニトマトの飾りで使っているトレビス以外はどこでも手に入るものです。トレビスも無ければ葉先が紫のようなちしゃでよろしいです。器にはごまドレッシングでチャッチャッとナイキマークを作ってください。」「豚ヒレ肉オレンジソースは豚肉の癖のあるにおいを消すためにオレンジソースをしっかりかけるのがポイントです。怪我の功名で最初は中濃ソースを使っていたのですが、ウスターソースのほうがより良いみたいですので、今回はウスターソースを使います。」など、詳しく説明がありました。それから担当に分かれて調理に入りました。
鯛の香草焼きはご夫妻に担当していただきました。ご主人様が鯛の焦げ目がつくまで焼いて、奥様はその間付け合せのきのこのケチャップ煮のきのこの準備をしておられました。鯛を焼き終えオーブンに入れてから一緒にケチャップ煮を作っておられました。ご主人様「まだ炒めたほうがよい?」奥様「もう少しじゃない?」など言われながら作ってておりました。豚ヒレ肉オレンジソースは最初にオレンジソースの下ごしらえをしてから豚肉を焼きました。1つのフライパンに2枚の豚肉を焼きました。12人分を作りますので何回も焼かなければいけませんので、お二人にしていただきました。サラダ担当の方はセロリと同じ大きさに白菜を丁寧に切っておられ、それが終わってからソラマメのスープの玉ねぎを炒めて、ミキサーにかけて・・・といそがしそうでした。前菜担当の方はお二人で分担して作っておられました。出来たものから盛っていきました。にフランス料理ですので、ただお皿にばさっと盛るのではありませんので、盛り付け方を木村栄養士に聞きながら盛っておられました。担当の料理でない人でも「やってみよう」と積極的でした。手が空いた人にデザートのブラマンジェを盛り付けていただきました。果物はりんごを極限までうすーくうすーくスライスしたものをブラマンジェの前に飾りました。全て盛りつけてから試食をしました。ある方が「あっ!ドレスに着替えなくてよいかしら?」といわれて、笑いが起きていました。前回同様、ノンアルコールのカシスオレンジで乾杯をしていただきました。「これだけで気分が上がりますよね」試食中は、「ご主人はおうちでは料理をされるのですか?」「揚げ物担当です」というような食事の話から、普段あまり食べない方は「いつもこんなに食べません。食べきれるかしら?」と言うような心配をされていましたが、全て平らげていました。「帰ってから時間があれば畑仕事してきます」と言われていました。その方は、いつも調理実習に畑でつくった野菜を持ってきてくださいます。今回はきのこのケチャップ煮でしいたけを使わせていただきました。調理の感想としては「これで600kcal?びっくりしました。」「食事は工夫なのですね」「トレビスが少し苦味があるのがよいですね。畑で作ってみようかしら?」「違う食材でも教えてほしい」などありました。
600kcalフランス料理フルコース
前菜:カナッペ、ミニトマトの飾り、えびオーロラソースかけ、おくら飾り切り、菊花かぶ
サラダ:アーモンドのせフレンチサラダ
パン:ポンパドールのパン
魚:鯛の香草焼き、きのこのケチャップ煮
肉:豚ヒレ肉のオレンジソース
スープ:ソラマメのスープ
デザート:ブラマンジェ果物トッピング