ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2014.09.19

欧州糖尿病学会2014-7

DSC02617.JPGDSC02645.JPG今回、欧州糖尿病学会がオーストリアのウイーンで開催され、9月17日から19日まで学会に参加しました。ウイーンに行く前にスイスに立ち寄ることにしました。9月19日(金)は学会に参加し、夕方ウイーン少年合唱団のコンサートを聴きに行きました。

時差も徐々に無くなってきたのか、昨日の寝るのが遅かったせいか、午前4時半に起床。今日は学会最終日となりました。ウイーンといえば「ウイーン少年合唱団」が思い浮かび、子供の頃に「ウイーン少年合唱団」の映画を見たのを覚えています。ストーリーはわからず、声変わりしそうな少年のことあったようなことくらいしか覚えていません。日本にいる間にインターネットで検索をして、日曜日のミサ以外に金曜日の夕方にコンサートをやっていることがわかり、チケットを予約していました。

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午前6時半からホテルを出て、旧市街地に向かって地図を見ながらジョッギングをしてみました。まだ薄暗く、歩行者も少なく、昨日とは別の道で、方向的には道なりにますっぐ行くと昨日と同じ所に合流し、旧市街地の一角、美術史博物館と王宮まで来ました。昨日もそこまでは歩いてきているので、1周は4キロ程度ありちょっと時間がかかるので、明日のして、王宮の中を走ることにしました。モーツアルトの像がありましたが、工事の足場が組んでありよく見えませんでした。王宮の庭の中を走りながら、市庁舎の向かいまで来て、旧市街地を一周する道路にでてきました。東京でいえば皇居の回りのような道でジョッギングをしている人もいました。国会議事堂前を通り、ホテルに戻ることにしました。戻るための道を一つ間違えてしまい、来た道とは違ったような風景でそれでも大雑把な方向は同じなので、途中道を聞きながら西駅を目指して進み、結局1時間ちょっとかかってホテルに戻ってきました。

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今日は学会の最終日、午後の前半ですべての演題が終了。午前中学会に参加し、メトフォルミンという薬は欧米では第一選択薬になっている古くからある薬ですが、その使用に関するディベートセッションがあり、欧米の大家がリビューを含めて話があり、興味深く聴くことが出来ました。その他の興味のあるセッション会場の参加し最終日を終了しました。今日はランチは付いておらず会場を後にしました。
学会会場近くをドナウ川が流れているので、歩いて10分くらいで川岸に到着。観光用の遊覧船が接岸し、川の中央にいわゆる中之島があるため、本来の川の幅は分かりませんが、どちらから上流か分からないゆるやかな川の流れでした。川の源流はどこで、川の両岸で国境になっていればいいけれど、そうでない場合はどうするのか、水の管理は、国防はといろいろ疑問がわいてきました。

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それから地下鉄で旧市街のオペラ座あたりまでもどり、以前BSプレミアムの「世界のふれあい街歩き」でとりあげていた途中の街の屋台では焼いたソーセージを熱い棒で穴をあけていれ、ケッチャプやマスタードをつけたホットドックも食べてみました。分離派とよばれる芸術家グループの作品の金色のドームがついたセセッションと壁にバラの模様のタイルの装飾されたマジョリカハウスを見て回り、ナッシュマルクトとよばれる食料品市場をみてまわり、そこのイタリアンレストランでシーバスという魚のグリルをいただきました。思ったより大きく、タレントのジローラモ似の(やせたイタリア人は共通しているのか)ウエイターがきれいに骨まで除いて取り分けてくれて、魚のナイフとフォークでさばき方の参考になりました。

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ウイーン少年合唱団のコンサートのある劇場「MuTh」の場所がよくわからなかったので、地下鉄で早めに向かいました。地下鉄の駅を出て、地上に上がるとすぐ目の前に劇場がありました。公演まで1時間半あり劇場の中で待つことにしました。これまで旧市街地でみた劇場からすると2012年に建築され、デザインも近代的でした。午後5時くらいから開場となりました。2階席も有るのかもしれませんが、1階部分は15列くらいで300名程度の人数が入れるような割と小さな会場でした。入るとウイーン少年合唱団に対して、年間500ユーロか15000ユーロの援助をしませんかという案内を受け取りました。劇場内にはカフェと受付の部屋が有りますが、ウイーン少年合唱団のCDを作って売れば収入源になるのではと思いました。会場に座って待っていると、日本の糖尿病の専門としている元や現教授が家族連れて3組くらい入ってきました。午後5時半よりコンサートは開始となり、前半は伴奏なしでの合唱、10分の休憩の後20名くらいのオーケストラの伴奏での合唱が有りました。出演した団員は22名で、アジア風の顔をした少年が5名くらいいました。竹中直人似の指揮者が黒い詰め襟の学生服のような服を着て、指揮をしていました。曲毎に並び変わっていたので、何か音の構成のために、そうしていたようです。パンフレットによると総勢100名で4班に別れて活動して、10歳から14歳くらいの年齢構成になっていました。「天使の歌声」と良く宣伝されているように、澄み切ったハーモニーの歌でした。どのような日常生活やレッスンをしているのか見てみたい気もします。昔のウイーン少年合唱団の映画のDVDがあれば、「第3の男」を含めて見てみたくなりました。あっという間の2時間が過ぎてしまいました。今日はまた違ったウイーン最後の夜を楽しむことが出来ました。明日はもう帰国の日となりました。空港行きのリムジンバスが西駅から出るので、地下鉄で西駅まで帰ってきた時に時間と料金を調べておきました。