今年の新しい企画として、平成26年3月より月2回程度昼の「まかない」を始めました。今、NHKの「サラメシ」という番組を真似て、「クリメシ」と名付けました。平成26年10月23日（木）第16回目のまかないは「しゃぶしゃぶと柿のババロア」を作り、11名が参加しました。3分間スピーチは木村管理栄養士。

本日は、前回のすき焼きとほぼ同じ材料でしゃぶしゃぶです。9：00からスタート。しゃぶしゃぶはすき焼きのように白菜をザッと入れずに1枚ずつ茹でて、茹でたほうれん草を芯にして巻きすで巻きました。デザートは生クリームを用いたババロアです。2・3月の調理実習の試作で献立ではいちごを使用する予定でしたがまだいちごが出ていないため、柿で代用しました。西条柿を使ったので柿の特有の茶色のつぶつぶが目立たず丁度良い色となりました。調理完成は12：00ごろでしたが、配膳を手伝っていただいて12：30頃完成。

｢今日は肉をしっかり100g入れています。ババロアは本来はイチゴですがまだ出ていないので柿で作りました。柿の糖質はごはんを20g減らして調節しています。食べ方は肉・野菜をいただいた後、ごはんと溶き卵を入れて雑炊で食べます。好みで醤油などを加えて味付けして下さい｣とのことでした。前回のすき焼きの時に火が比較的早く消えてしまったので、少し急ぎ足で食べるようにしましたが、雑炊を作る前に火が消えてしまった人が多かったので、燃料を半分に切って再び火をつけて雑炊を各自で作っていただきました。しかし半分に切った燃料がなくなる前に雑炊が出来、鍋が空炊き状態になってしまう予想外の出来事がおき少しあわただしかった気がしました。しゃぶしゃぶを堪能した後は木村栄養士が持ってきてくださったお菓子とお抹茶をいただきました。

3分間スピーチ（要旨）；「お茶とわたくし」木村管理栄養士

茶道に接した時は小学校の4年生の時です。母に勧められて日曜日ごとにお茶と生け花を習いに行かされました。その時は裏千家でした。お茶といえば裏千家と思っていました。5年ほどしてあまり楽しくなかったので母にもう嫌だと言ってやめました。お茶なんてもう二度とするものかと思っていましたが、人間は回帰するのもだとつくづく思います。30歳頃になって季節を味わいたくなりまたお茶(表千家)をはじめました。今はつかず離れず茶道を楽しんでいます。日常的にはお薄のお抹茶がほっとします。おいしいお抹茶、いいお茶碗に接したい時はやはり濃い茶です。最近は和服も好きになりました。四季折々のお花、掛け軸、お茶碗、お道具、お菓子、懐石料理、着物、楽しみ方いろいろです。年齢とともに奥の深さを知るようになりました。只今10月でお茶では風炉の最後の月です。亡くなられたお茶の先生がこの季節に出された細水差しが思い出されます。だんだん寒くなるこの季節、水差しは口の広いものから表面積の狭い水差しになると先生が言われていました。来月は炉になります。お茶のお正月です。炉になりますと表情がガラッと変わります。茶人にとってはうれしい時期です。誰かお茶事で呼んでくれないかじっと待ちましょう。これからも静のお茶、動のマラソンで人生豊かにしていきたいと思います。お茶とマラソンで当分人生、楽しんでいけそうです。

アンケート結果11名

1.すき焼きとしゃぶしゃぶどちらが食べたいですか？すき焼き8名　しゃぶしゃぶ2名　無回答1名

2.デザートはどちらが良いと思いますか？ゼリー4名　ババロア6名　どちらでも1名

3.現在腹何分？腹8分：1名　腹9分：2名　満腹：8名

4.盛り付けや彩りは？　全員特に気にならない

5.献立の組み合わせは？全員特に気にならない

6.★いくつ？★★★8名　★★半2名　★★1名

7.感想　もう少しゆっくり食べられるとよかった。灰汁をとりながらゆっくり食べられるとよかったが美味しかった。あわただしかった。自分で雑炊を作るのが面白い。

献立：しゃぶしゃぶと柿のババロア（626kcal)

ごはん：50g

しゃぶしゃぶ：牛肉、はくさい、ほうれん草、焼き豆腐、えのき、春菊、椎茸、しらたき、たまご、ねぎ

いかと胡瓜酢の物：きゅうり、いか、ラッキョウ酢

切り昆布煮付け：切り昆布、えりんぎ、パルスイート、だし汁、醤油

柿ババロア：柿、ゼラチン、無糖ヨーグルト、生クリーム、ラカント