月一回開催される糖尿病教室の6月と12月は通常とは異なる、食事や運動などをテーマに開催しています。今回、平成27年12月２0日（日）の糖尿病教室のトピックスは周東病院の理学療法士の溝口 桂さんに運動について「糖尿病と運動ー健康寿命との関係」というタイトルで講演と体操の指導をしていただき、25名が参加されました。
最初の40分で、座っているよりも立っているだけで運動になる事、肥満の人は痩せている人よりも座っている時間が長く、歩いたり立ったりする時間が少ないことや、歩く時間の多い人の方が死亡数が少なかったなどの報告を分かりやすく話していただきました。日頃の生活のなかで、工夫すればわざわざ歩かないと行けないと思わなくても運動や日常生活活動を増やす事が出来ること、1週間の単位で考えて調整してみることなど、運動に取り組みやすくする方法などの説明がありました。
後半の20分は実際に座って体操をしてみました。姿勢に気をつける事は膝の痛みなどにも有効で、どうのようにしたらいいか実際にやってみたりしました。また「あとだしジャンケン」で溝口さんが出したグー、チョキ、パーに対して、勝つためのジャンケンをしたり、負けるジャンケンをしたりと単に体を動かすだけではなく、頭も使い、「認知症」の予防にもいいのではないかと思います。
質問もいくつかあり、分かりやすい話で、すぐに取り組みやすい事の例などもあり、かた苦しく考えずに始められるのではと思いました。1時間もあっという間に経ち、今回のトピックスも終了しました。
