月一回開催される糖尿病教室の6月と12月は通常とは異なる、食事や運動などをテーマに開催しています。今回、平成28年6月26日(日)の糖尿病教室のトピックスは山本歯科診療所の山本 睦紀に「歯周病と糖尿病」というタイトルで講演と歯の磨き方の指導をしていただき、20名が参加されました。
口は食べ物の入り口、歯は食べ物を小さく粉砕する消化の第1歩 。歯肉はその歯の土台となる大切な組織です。そこが炎症を起こし、歯周病(歯肉炎)になると、歯がグラグラする、よく噛めない、歯が抜けてしまうなどを引き起こし、食べ物がうまく食べられなくなります。歯周病があると糖尿病のコントロールが悪化し、糖尿病があると歯周病になりやすいという悪循環があります。日頃の歯や歯肉の手入れ、歯磨きが重要となります。
今回は山本歯科診療所の山本 陸紀先生に「歯周病と糖尿病」と題して、歯周病とはどんな状態か、その予防や治療にはどのようにするかなどをスライドや歯の模型を使ってわかりやすく説明していただきました。歯肉と歯の付け根のところや歯間の歯磨きの方法や義歯の手入れの方法など実際の日常に役立つ話が多く、講演の後に参加者からも歯磨きのタイミング、今流行っているインプラントについて、自分の体験についてなど多くの質問がありました。