平成28年8月8日に調理実習を行い「回鍋肉とマンゴームース」を作りました。参加者は4名、今日はフレッシュな中学生も一緒に参加となりました。

本日、参加する中学生は、話をきくところによると自宅でも料理をしていて、酢の物、肉じゃが等を作るという事でした。しかも今は夏休みなのでほぼ毎日作っているという事です。先に今日参加される方々は全員患者さんの奥さんでしたので、自己紹介と一緒に普段どのようにご主人の食事に気をつけているかお聞きしました。「最初はきっちりやっていたんですけれど、だんだん大雑把になってきました」「主治医にもう歳なので好きに食べていいように言われています。その代わりインスリンは自分でしっかり管理しています。」「野菜中心の食事で、甘いもの食べたら歩きにでるよう言っています」各家庭の色がでているようです。それから説明、担当に分かれて10時半過ぎて調理開始しました。

回鍋肉はお一人で担当していただきました。野菜を焼き付けてから手首をきかせて返すのがポイントですが、最初はフライパンからこぼれていました。しかし、何度もやっているうちにこぼれずにきれいな焼き色で炒めておられました。マンゴームースは、ミキサーにかけたはずのマンゴーがペースト状になっていないところがあったので担当者は「ちょっと納得がいかないわ」と言われてハンドミキサーにかけた生クリームと混ぜる際にマンゴーペーストを万能濃し器にかけてから滑らかな状態にして加えていました。またカップから出すときにも、カップを少し熱湯につけ、少し楊枝で隙間を空けてお皿にパンッとするとつるんと出ていました。いつもカップから出すとき苦労していたので、びっくりしました。えび蒸し餃子は中学生と2名で担当。材料が多かったので、12名分(36個)作るようになったこと、そしてあとから知ったのですが、餃子の皮の包み方をやったことがなかったようで少し手間取っていましたが、回鍋肉、マンゴームース担当が早く終わっていたので全員で作っていました。12時頃に盛り付け、配膳が完了し試食を始めました。

「回鍋肉は食べるだけありますね」「少量を何度も炒めたので野菜がしゃきしゃきしていますね。でも家で作ると手間がかかるのでなかなかしません。全部一緒に炒めてしまうのでシナッとなりますよね」「マンゴームースが美味しいです」「豆苗もこうして食べるといいですね」「普段甘いものを作るといったら団子が多く、ハンドミキサーなんて使わないので、今日はいい経験をさせていただきました。」など感想がありました。試食中、着物の話が出ていました。院長から「袴の下は股があるですか？」「蝶のような結び方は若い人がするのですか？」などという質問、そして着物での失敗談まで話が尽きませんでした。片付けのときに、今時の中学生の話をききました。抜粋すると、通っている中学校では「恋」が流行っているそうです。ジャニーズでは嵐が人気らしいです。(本人は違うグループのほうがすき)また、最近の中学生の夏休みの宿題事情なども聞きました。読書感想文、ポスター、自由研究、ホームワークは、わたしが学生時代のときから変わっていないようです。患者様のご主人管理法やフレッシュな中学生の話など、あまりきくことがないことをきけ、楽しい調理実習でした。

献立(535kcal)

ご飯：100g

回鍋肉風：豚もも肉60g、キャベツ、ピーマン、赤パプリカ、長ねぎ、にんにく、甜麺醤、豆板醤、こいくち、さけ、砂糖

えび蒸し餃子：餃子の皮、ブラックタイガー、ねぎ、しょうが

中華スープ；卵、豆苗、創味シャンタン

マンゴームース：マンゴー缶詰、レモン汁、生クリーム、パルスイートゼロ、ゼラチン