平成29年11月10日(金)の調理実習で「スペイン料理」を作りました。参加者は4名でした。
調理実習も400回を突破しました。まだまだ参加者の方も増えており、レシピ本第2版の準備にも取り掛かりつつあります。
10時から献立の説明がありました。6月に県庁国際課のマリアさんが来て、一緒にスペイン料理を作りました。その時の写真やエピソードを交えながら話が進みました。10時半からそれぞれ担当を決めて取り掛かりました。
まずは「パエリア」からです。最初にパエリアに入れるスープを鍋で作ります。鍋に水、コンソメ、サフランなどの香辛料を入れて弱火で加熱します。次にフライパンにオリーブオイルを温めて鶏肉を炒め、そこにシーフードミックス、白ワイン、トマト缶を加えます。そこにスープを入れる。少し煮立ったら米とマンナンヒカリを加えて平らにする。弱火にしてふたをして25分加熱し、余熱で15分ほど蒸らし、フライパンの底を見ながらおこげを作り、お皿に1人分盛り付けてから、パプリカを並べ、焼いたエビとレモンを飾ります。
次に「トルティージャ」です。トルティージャとは、「スペイン風オムレツ」とも言います。ボウルに卵を割って溶きほぐす。玉ねぎは縦の薄切り、ジャガイモは皮をむいて薄くスライスする。耐熱ボウルに玉ねぎを入れ600wの電子レンジで5分加熱する。同じようにジャガイモも600wで8分ほど加熱する。卵液に玉ねぎ、ジャガイモを入れて混ぜ、フライパンで焼く。卵の縁が固まり、中が半熟状態になったら、フライパンより少し大きめの皿にひっくり返す。
焼いていないほうの面が下になるように、もう一度フライパンに戻し、焼き目がつくまで加熱する。1人分に切り分け、皿にレタスと盛り付ける。
「きのこのポタージュ」は、白く仕上げるために、白い品種のしめじ、「ブナピー」というものを使います。作り方は、玉ねぎは薄くスライスし、ブナピーは洗って根元を落としてほぐす。パセリをみじん切りにする。鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎがしんなりするまで炒め、ブナピーを加える。水とコンソメを加え、沸騰したら火を弱めて10分程度煮る。あら熱をとってからミキサーに入れ、なめらかになるまで数回かける。鍋に戻して、豆乳を加えて温め、塩コショウで味を調え、器に盛って上に刻んだパセリを乗せる。
デザートの「果物」は、ぶどうと柿で、飾り切りをしました。ぶどうは花の形になるよう、柿はウサギの形になるようにしました。
出来上がり、12時過ぎから食べ始めました。食べ終わった後、参加者の方が周防大島にある珍しい松の枝を持ってこられていました。普通の松は、葉が2本なのですが、高野山にある松は葉が3本あり、「三鈷の松」と言うそうです。今回持ってこられた松も葉が3本で、とてもありがたいものだそうです。食後のコーヒーを飲みながら、幸せをみんなで分けて一息つきました。
食べ終わり、後片付けをして集合写真を撮って、また次、来年2月にお会いすることを約束し、13時前に解散しました。
献立 520kcal(6.5単位)
パエリア 米、水、コンソメ、サフラン、パプリカパウダー、鶏肉、えび、パプリカ
トルティージャ 卵、じゃがいも、玉ねぎ、食塩、こしょう
きのこのポタージュ ブナピー、無調整豆乳、玉ねぎ、食塩
果物 ぶどう、柿