平成30年2月9日(金)の調理実習で「名古屋名物大福茶漬け」を作りました。参加者は5名でした。
10時から参加者の方々があつまりました。まずは献立の説明からです。大福茶漬けの説明は、なかなか難しく、聞くよりも実際にしてみないと分からないことが多くあります。
今回は、交換表の単位についての質問があったので、そのことについて少し触れたいと思います。いつもの調理実習では、ご飯(表1)は150g(3単位)ですが、今回は、もち米で作ったおにぎりのうえに、牛皮がかぶせてあり、求肥の部分で白玉粉(これも表1)を使っているので、おにぎりの量はいつもの半分程度(75gほど)となっています。そのため、合計ではいつもと変わらず3単位となっています。
献立の説明も終わり、それぞれ担当を決めて、10時45分から調理に取り掛かりました。
今回は、当院のほうのスタッフが1名休みのため、あらかじめ、煮付けといちごゼリーはスタッフで作っておきました。
「大福茶漬け」は、もち米を炊いてうなぎの蒲焼を混ぜ込み、おにぎりにします。そこに、白玉粉で作った牛皮を伸ばしておにぎりに被せて包みます。それをだし汁としょうゆで作った澄まし汁の中に入れ、具材としてえび、しいたけ、エリンギ、みつば、梅型に抜いたにんじん、ゆずと盛りつける。
「擬製豆腐」は、にんじんとインゲンを千切りに、きくらげは水戻して千切り、豆腐は水切りをしておきます。フライパンで切った具材を炒めて、豆腐をくずし入れ、調味料で味をつけます。あら熱がとれたら溶き卵を加え、卵焼き器で両面を焼く。
「煮つけ」は、ごぼうをたわしで洗って茹で、すりこぎで叩いて適当な長さに切る。こんにゃくは縄目にする。ごぼう、こんにゃくと調味料を一緒に煮含める。
「源平なます」は、大根、にんじんの皮をむき、スライサーで刻んで塩をする。生姜を千切りにし、大根、にんじん、調味料とあわせる。
「苺ゼリー」は、苺は洗ってへたを取り、ミキサーにかけて計量しておく。粉ゼラチンは水でふやかし、電子レンジで加熱する。小鍋に分量の水とパルスイートを入れて火にかけ、沸騰直前で止めてとかしたゼラチンを加えてよく溶かす。ボウルの底を氷水につけて、少しとろみがつくまで混ぜ、型に流し入れ、冷やし固める。
できあがり、12時過ぎから食べ始めました。大福茶づけを食べるときの器は鉄鍋で、料亭のように燃料をつけてお出しするので、熱々の状態で食べることができ、今の寒い時期にぴったりです。
食べ終わってコーヒーを飲みながら、柳井市の沖にある祝島の話になりました。祝島出身の方がおられ、行者堂の話や、以前マラソン大会があったときの話など、知らないことがたくさんありました。
食べ終わり、後片付けをして集合写真をとり、また次4月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。