平成30年2月16日(金)の調理実習で「名古屋名物大福茶漬け」を作りました。参加者は5名でした。
10時から参加者の方々が集まりました。まずはみなさんが年末年始にどう過ごしたかを聞きました。「インフルエンザにかかった」「こたつの世話をしていた」などの話がありました。その後、味覚障害についての講話があり、「うまみ」が味覚異常を防ぐことについてきくと、皆さん真剣に聞いておられました。当院の調理実習で使うだしも、インスタントのものではなく、毎回かつおと昆布からしっかりととっています。
献立の説明も終わり、10時半からそれぞれ担当を決めて取り掛かりました。
「大福茶漬け」は、もち米を炊いてうなぎの蒲焼を混ぜ込み、おにぎりにします。そこに、白玉粉で作った求肥を伸ばしておにぎりに被せて包みます。それをだし汁としょうゆで作った澄まし汁の中に入れ、具材としてえび、しいたけ、エリンギ、みつば、梅型に抜いたにんじん、ゆずと盛りつける。
「擬製豆腐」は、にんじんとインゲンを千切りに、きくらげは水戻して千切り、豆腐は水切りをしておきます。フライパンで切った具材を炒めて、豆腐をくずし入れ、調味料で味をつけます。あら熱がとれたら溶き卵を加え、卵焼き器で両面を焼く。
「煮つけ」は、ごぼうをたわしで洗って茹で、すりこぎで叩いて適当な長さに切る。こんにゃくは縄目にする。ごぼう、こんにゃくと調味料を一緒に煮含める。
「源平なます」は、大根、にんじんの皮をむき、スライサーで刻んで塩をする。生姜を千切りにし、大根、にんじん、調味料とあわせる。
「苺ゼリー」は、苺は洗ってへたを取り、ミキサーにかけて計量しておく。粉ゼラチンは水でふやかし、電子レンジで加熱する。小鍋に分量の水とパルスイートを入れて火にかけ、沸騰直前で止めてとかしたゼラチンを加えてよく溶かす。ボウルの底を氷水につけて、少しとろみがつくまで混ぜ、型に流し入れ、冷やし固める。
12時過ぎに出来上がりました。テーブルセッティングが終わったところで、参加者の皆さんはおのおのの携帯で、料理の撮影をしていました。鉄鍋を使うときはいつもより豪華になるため、「SNS映えしている」との会話もありました。
また、このグループは調理実習だけでなく、味噌作りでもつながっており、味噌の種類や色、熟成についての話をしました。