ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2018.08.17

富士山登山に再度挑戦

1.車窓から.jpg6.下山道.jpg

昨年8月お盆の休みを利用し、当院の渡辺事務員が「富士山登山」に挑戦した報告をしました。その時は富士宮ルートの頂上の手前200m、9合5勺で悪天候と体調不良で登頂を断念しました。
今回、平成30年8月14日(火)に再度「富士山登山」に挑戦した報告をしてもらいました。

「富士山リベンジ登山」 渡辺 事務員
去年達成できなかった富士山登頂を、今年こそリベンジとしてチャレンジしました。

2.レストハウス.jpg

今回の同行メンバーは愛知県に在住の同郷の友人とその同僚、そして私の息子の4名です。
もともとは、昨年いっしょに登った師匠の前川さん、中倉さんたちもご一緒する予定でしたが、仕事の都合でうまく休日が取れなかったりで彼女たちとは一緒に行けなくなりました。中倉さんは7月に富士山に登ったことがHPにアップされています。
友人は昨年の私の富士山チャレンジのレポートを見て決意し、この一年間で道具を揃え、今回ご一緒した同僚の方に中部地方のあちこちの山に連れて行ってもらい準備を整えてきました。
息子はぶっつけ本番の初登山です。道具はグローブを購入した以外は初心者まるごと六点セット(レインスーツ、登山靴、ザック、ストック、ヘッドライト、ショートスパッツ)をレンタルし、五合目のレストハウスで受け取る予約をしておきました。

3.登山口.jpg

今回は、友人と名古屋で合流する事にし、8月13日(月)午前7時半、名古屋発のバスツアーにしました。私と息子は広島から午前0時半夜行バスで名古屋に向かいました。昨年は富士宮ルートで登りましたが、今年は、距離は長くなりますが、傾斜のゆるやかな吉田ルートに申し込みました。
今回リベンジするにあたり、
昨年は5合目に着いて、高地に慣れるための休憩をせずにすぐに登山を開始しきつくなり、その上雨が降って防水でないグローブで指先が冷たくなってしまいました。今回は防水のグローブを用意し、高山病予防として、休憩をして高地に慣れてから登山をスタート、休憩を頻回にとり呼吸を整え、経皮酸素濃度を測定する機械をクリニックから持参し、測定しながら体調を診て行くことにしました。
午後4時富士スバルラインの五合目に到着し、レンタル用品を受け取り、酸素濃度を測定すると88%と下がっており、深呼吸をして91%まで増加し一安心。深呼吸を心がけることにしました。
午後5時から登り始めました。途中、雷が苦手な、友人の同僚は、頭上で轟く雷鳴と閃光を放つ稲妻に怖気づき六合目で早々にリタイアし、残る3人で今夜仮眠する八合目の山小屋「白雲荘」目指してヘッドライトを装着し夜間登山です。六合目で降り始めた雨もさほどひどくなく、この数日間にピークを迎えた「ペルセウス流星群」に後押しされながら岩場をよじ登り、午後9時半、山小屋に着く頃にはレインスーツも乾いていて、昨年ほどの寒さも感じず、息苦しさもありませんでした。

4.ご来光.jpg5.三人.jpg

夕食はハンバーグがのったカレー、朝食用に渡されたお弁当の中身は助六寿司で昨年より少しリッチでした。2人で一組の布団(昨年は寝袋でした)で午後11時頃から2時間ほど仮眠をして、午前1時半、山小屋を出発しました。

8.ツーリング.jpg

前回を踏まえて、心構えができていたので、結果としては高山病にかからず、14日午前4時45分、吉田ルートの山頂(3720m)に到着しご来光を拝む事ができました。五合目に下山後、途中温泉に立ち寄りつつバスで名古屋に向かい、お盆の渋滞もあり、予定より2時間遅れたものの、添乗員さんと運転手さんの尽力のおかげで、名古屋から広島行きの最終の新幹線にギリギリ間に合い、日付が変わって15日(水)午前1時半に柳井に戻って来ました。
帰りのバスでは
友人とは私が結婚するまでは毎年のようにバイクでツーリング旅行していたので、20年ぶりに一緒に旅行(かな?)ができ、若かった頃の思い出話に花が咲き、楽しいひと時を過ごせました。

7.添乗員さん&運転手さん.jpg

息子は
初登山の事よりも自分と同じ現役大学生でありながら契約社員として立派に仕事をされていたツアー添乗員さん(左写真の左側、右側は運転手)の神対応に刺激され、あと3年半ほどある大学生生活をどう過ごすべきか考えさせられたようで、行く末を見守りたいと思います。
今回、体調も悪くならず、富士山の登頂とご来光を拝む事が出来ましたが、2度目の富士山登山でも時間の都合上、最高峰の剣ヶ峯(3776m)登頂及びお鉢めぐりはかないませんでした。モーグル選手の上村愛子さんがオリンピック後のインタビューで「私はなんでこんな一段一段なんだろう。」という一言を思い出し、そっとため息をつきました。しかし、すぐに気持を切り替えて「来年はどんなプランにしよう?」とワクワクしていた私でした。
一言感想
息子;
距離が長かったけど、登りやすくて達成感もあり、また登りたいと思いました。
友人;
いつかは登りたいと思っていた富士山。同級生が、登山を楽しんでいて、富士山に昨年天候の加減で断念したと聞き、では来年一緒に登ろうと約束!!
1年かけて、いろいろな山にチャレンジして、体力つけて挑みました。雨の中、ヘッドライトをつけて、山小屋で仮眠しての登山は初めてでしたが、周りにたくさんの登山者がいて、ゆっくりゆっくり登って行くとあまり疲れもなく登頂!! 御来光に超感動!! 愛媛の復興、みんなの幸せを祈り、何より同級生と一緒に無事に登頂できたことに感謝しました。ただ、下山は辛く修行のようでした(笑)
富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿といいますが、今では、後者になりそうです。
行程
8月13日(月)
   16:00 富士スバルライン五合目ツアーバス着
   17:00 レンタル用品の受け取り&高度慣らし休憩を経て登山開始
   21:30 八合目白雲荘到着、夕食、仮眠
8月14日(火)
   01:30 山小屋出発
   04:45 山頂到着、ご来光
   05:30 下山開始
   09:45 富士スバルライン五合目着
8月15日(水)
   01:30 柳井着