ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2018.09.04

第32回北海道マラソン

新川駅まえ僖乃.jpg平成30年8月26日(日)に北海道札幌市で開催された北海道マラソンに当院の木村栄養士が参加したので、その報告をしてもらいました。 年代別1位となりました。

「北海道マラソン、涙の完走記、年代別1位になりました。」
木村僖乃
2018年 32回目の北海道マラソンが8月26日開催されファンラン合わせて21000人エントリーしました。スタート時の気温、23度 湿度65% ランナーたちは自己ベストを目指し札幌の晩夏を駆け抜けました。私は8回目の出場です。しかしスタートに立つまでは紆余曲折がありました。7月30日不注意による左足小指の骨折で全治5週間の宣告をうけフルマラソンは見合わせた方がよろしいといわれました。絶対にダメかとドクターに尋ねますと「小指の骨折だから走れたら走ってもすごい大事にはならないだろう」「しかし多分痛くて走れないだろう」と言われました。開催日の26日まで様子をみることにしました。ただ走る練習はできません。ウオーキングはよろしいようなのでひたすら和美マネージャーについて毎日1時間歩きました。8月16日診察で経過が良く8月23日診察があるので21日 ちょっと走ってみる。5kmほど…思ったより痛みが感ぜず走れる。23日にドクターに伝えるとあまりガンガン走らないほうがよい。どうしても出るなら本番に備えて、早歩きをしてみてはと。ひたすら40分ばかり早歩きを2日ほど。これで本番走れるわけないと内心葛藤していました。和美マネージャーにも奇跡が起きて「5時間で走れたらいいね!」「多分30分?1時間走ってリタイア!」おおかたの見通しでした。おまけに今年の北海道行きはハプニングの連続で水害により下松までJRが通らないので柳井から乗り換えバスで徳山で新幹線に乗ったときはもうやれやれでした。

僖乃スタート前食事2.jpg

当日朝の食事はちょっとでも体にいい事をと、てんこもりのご飯とパンでカーボローディングして気合をいれました。痛み止めを飲のんでスタート位置に立ち、和美マネージャーの「無理しないで!」声援で走り始め意外と平常心で息があがりません。流れについて行けます。5km地点を通過し、札幌駅前で10kmの地点、1時間で走っておりいつもと同じスピードで走れているのに気ずき、こりゃいけるかなと思いました。マネージャーがこの地点でびっくりした顔で「僖乃さん」の声援です。足は痛みません。いよいよ魔の新川通りです。16kmあたりで左の後方より「キムラさん」の呼び声が聞こえた気がしました。今考えると木村健一先生が声かけて下さったのかと思います。折り返しの25kmを通過まだきつさをかんじません。30kmを過ぎ35kmころからちょっと疲れか、足の痛みらしきものが襲ってきました。ここからは歩いても完走出来そうだと自分に言い聞かせ気持ちがすごく楽になりました。

僖乃北大前3.jpg和美テレビ塔の前.jpg

40km北大のキャンバスの中グリーンが青々茂り、学生がハイタッチで勇気づけてくれます。「頑張って!ガンバッテ!もう少し」治り切らない足でよくここまで走れたと不覚にも目頭が熱くなりかけているときまたまた和美マネージャー「ヨシノさん ヨシノさん」すぐ後ろのおじ様までが「よしのさん よしのさん」と連呼してくれました。涙で前方がかすみかけましたが最後の力を振り絞りフィニッシュしました。電光掲示板が4時間14分を指しているのが見えました。何が作用したのかわかりませんが今まで一番早いタイムで走れました。
翌日のホテル、早朝フロントに和美マネージャー新聞をとりに行ったようで新聞をみるなり「ワァー!!」と奇声です。何事と思っていると「よしのさん 一位」と。北海道マラソン、最近は一位と縁遠くなっていました。久ぶりの年代別一位感激です。
これからが俄然楽しい北海道観光になりました。何をみても素敵です。1日目は美しい美瑛2日目は小樽に足をのばしました。3日目は魚市場で蟹の足、タコ、ときしらず、ホッケをしこたま買い込み 北大に行ってまたしこたま文房具を手に入れ福岡空港に向い帰路につきました。
この度思いもかけない不測の状況が起きましたが、走れたのは和美マネージャーを始め、関係者の方のお力添えと励まし、ご協力で走れたと感謝しています。
最後にどんな状況になってもあきらめないが自分のよき教訓になりました。
ありがとうございました。北海道マラソン大好き!来年も出場します。
追伸 井田先生は私の前を走られ4時間切りされていました。