平成30年10月22日(月)の調理実習、初回シリーズの1回目で、「豚肉の照り焼き」を作りました。参加者は5名でした。
初回シリーズの献立の1回目になる「豚肉の照りやき」は、当院のレシピ集VOL1の記念すべき1ページ目に記載されている献立になります。この基本献立は簡単で、バランスもよいものなので、ぜひみなさん家庭でも作ってみてください。
10時になり、調理実習がはじまりました。まずは献立の説明がありました。その後、交換表やだし汁のとり方についておさらいをしました。だし汁のとり方について話が出ると、「いつもいりこと昆布でだしをとっている。顆粒だしなどは使わない」と言われている方もおられました。きちんとしただしをとっていると、味覚もしっかりしてきます。
「炊き合わせ」では、季節的にちょうど里芋が出回る時期なので、里芋を使いました。鍋にだし汁を入れ、里芋、にんじん、焼き豆腐、飾り切りしたしいたけを入れて、柔らかくなるまで加熱する。火が通ったらしょうゆを加え、煮含めます。よく「だし汁はこんなに少なくて大丈夫なの」と聞かれますが、焼き豆腐から水分が出るので、少なくても大丈夫になります。
次に酢の物です。きゅうりは薄切りにしてわかめは水にもどす。生姜は千切りにして、だし汁、酢、砂糖とあわせる。ここで使うだし汁は減塩の役割もありますが、酢がつんとしてしまうのをおさえてくれる働きもあります。
澄まし汁では、だし汁にえのきとしめじを入れて煮立て、しょうゆで調味します。
デザートはりんごで、他の調理がとてもスムーズにできたので、りんごを飾り切りにしました。薄く切ったりんご3枚と、皮を市松模様に切ったものを組合わせました。市松模様に切るのはとても細かい作業になるので、時間もかかります。「こんなに苦労して切るけど、いざ娘や孫に出したら、食べるのは一瞬だよね」と言われてました。
できあがり、12時すぎから食べ始めました。ちょうど院長も診察が終わってあがってこられました。
調理が始まる前に、木村栄養士から『炊き合わせには砂糖を使っていないので、それでも美味しい味付けができていることを確認する』という課題がありました。これも実際作って食べる、調理実習の醍醐味です。参加者からは「砂糖も使っておらず、しょうゆもあまり使っていないのにしっかり味がついている」と、課題もクリア。これもだし汁のおかげになります。
また、山口市で開催されている「ゆめ花博」の話でも盛りあがりました。竹のブランコやジェットコースターなどがあること、柳井市のフラワーランドからお花が行っていることなどの話になりました。
食べ終わって食後のコーヒーを飲みながら、次回の調理についてと、12月の糖尿病教室でおこなわれる、認知症の講話についての案内がありました。認知症の方のお世話をしたことがある方もおられ、人格が変わることなども話題にあがりました。予防も兼ねて、みなさんお誘いあわせの上おこしください。(当院スタッフより、ハンカチを持ってこられることをおススメします)
その後片付けをし、集合写真を撮って、また次来年の1月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。
ご飯 精白米
豚肉の照り焼き 豚ロース、みりん、しょうゆ、しょうが、レタス、キャベツ、ミニトマト
炊き合わせ 焼き豆腐、じゃがいも、にんじん、しいたけ、さやえんどう
酢の物 きゅうり、わかめ、だし汁、酢、砂糖
澄まし汁 えのきたけ、しめじ、だし汁、しょうゆ
果物 りんご
豚肉の照り焼き 豚ロース、みりん、しょうゆ、しょうが、レタス、キャベツ、ミニトマト
炊き合わせ 焼き豆腐、じゃがいも、にんじん、しいたけ、さやえんどう
酢の物 きゅうり、わかめ、だし汁、酢、砂糖
澄まし汁 えのきたけ、しめじ、だし汁、しょうゆ
果物 りんご