今年(平成31年)の新企画は「思い出メシ シリーズ」として、スタッフの思い出メシを月に1回、守冨栄養士とスタッフがいっしょに午前中調理をして、お昼にいただくことになりました。
幼少のころからの食べ物の記憶は食事の支度といえば我が家では父がいつも台所で食事を作っていたことです。母は掃除、洗濯、外回りで本走していました。どうして父が食事つくりをしていたかというと父は10人兄弟で一番上が女の子であと9人は男子父は下から2番目です。祖母は朝ドラ まんぷくの松坂慶子、鈴さん武士の娘を地で行ったような人で黒田藩の出で花嫁修業がしっかりできた人で料理、裁縫なんでも出来たひとで特に料理の腕は抜群で父は門前の小僧で下から2番目で、おばあ様が頼みやすくお手伝いをさせられて、料理が上手になったようです。母は父と結婚した時、川魚の料理の下ごしらえを言われてうろこを取ってしかられ料理をギブアップしたようで食事作りを父にまかせたようです。
今日は私のために父がよく作ってくれていた鰯の昆布巻きをしたかったのですが手が込んでおり鰯が新鮮でないとむりなので時間の関係で簡単に料理できいつも食卓に登場していたものにしました。
茄子の煮付け、おきゅうと、いわしの燻製の味噌汁です。これでは中鉢ばかりなので時たま母が作ってくれた3色丼にしました。
我が家の茄子の煮付けは短冊に切るのが特徴です。普通はぶつきりですが。
おきゅうとこれは博多が起源で博多では朝の副菜で必ず食べます。福岡に帰ると必ず毎日たべます。柔らかいようなそうでないような、なんかいな?という食べ物です。低カロリーでお通じがよくなります。
いわしの燻製のみそしる
昔はいわしの燻製が沢山ありましたが、最近はごく限られた店しかないようです。
そのまま食べても美味しいですがマヨネーズとよくあいます。
だしがよく出ますので味噌汁、煮物、雑煮のだしに木村家ではよく使ってきました。
特に我が家では魚が食べられない人、肉がダメな人がいますがこの燻製だけはどちらがだめな人でも不思議と食べられるのです。
最後の三食丼は料理があまり得意でない母が何かご馳走といえば作ってくれていたものです。詳細が思い出せないので見様見真似でつくりました。
以上です。
まかないアンケート(9名)
1.朝食に必ず食べる1品は何ですか
パン:5名 ヨーグルト:3名 コーヒー:2名 おきゅうと:1名 納豆:1名 ゆで卵:2名 トマト:2名 バナナ:1名 牛乳:1名 オレンジジュース:1名 味噌汁:1名 浅漬け:1名
2.腹何分ですか;腹8分:2名 満腹:7名
3.盛り付け、彩り;全員良い
4.今日のまかない、星いくつ;全員★3つ
5.感想
三色丼はしっかり味がついて美味しかった。彩がきれいで味もよかった。
おきゅうとは初めて食べましたが、ところてんよりも好きでした。しょうがとねぎがいいですね。おきゅうと、スーパーで見かけたら買ってみます。冷やすともっと美味しいだろうなと思いました。薄く切ったほうが美味しいとおもった。我が家は厚く切っていました。
いわしの燻製、予想外でした。いわし臭さというより、燻製の香りがしました。マヨネーズつけて食べてみたかったです。
県民ショーみたいでおもしろかった。簡単にできてよかった。 など
3分間スピーチ(要旨) 「ニュージーランドのトレッキング」渡辺事務員
半日パート勤務9年を経ての勤続10年のご褒美にいただいたリフレッシュ休暇を利用して、ニュージーランド(NZ)へ行ってきました。まず何故NZなのか?それは今回の旅のお供をしていただいた前川さんといつものように山歩きをしていた昨年の秋、「私、NZに興味があるのよ。」と前川さん。「一緒に行きませんか?」と私。そんな軽い会話がきっかけでした。その頃、ハワイ一人旅?友人とタイ旅行?はたまたマイカーで日本のあちこちの知り合いを訪ねる放浪の旅?なんて、リフレッシュ休暇中の行き先が中々決められない私は、渡りに船とばかりに前川さんの夢に乗っかることにしたのです。前川さんの希望は「ミルフォードトラック」を歩きたい!!ということ。そこは世界一美しい散歩道と言われているトレッカー憧れの地です。まず、あらゆる旅行会社のパンフレットを調べ、ネット検索し、前川さんの夢の実現に向け奔走したのですが、入山可能な時期は10月下旬から4月中旬までの6ヶ月間で、入山制限があり、一年前から予約が始まっているとの事。11月の時点で空いている日にちと、こちらのタイミングが合わず、仕方なくこの案件は見送る事に。しかし、NZには他にも魅力的なトラックがたくさんあるので、トレッキングのできるギリギリの3月の、少しずつ体験できるツアーに申し込む事ができました。
トレッキング中は地元のネイチャーガイド、エロルにたくさん教えていただきました。まず「NZは若い国、そして鳥の国」これは何度も繰り返しテストされた言葉です。世界で最も若い国であり、人間が上陸するまでは哺乳類がいなかったので、鳥たちの楽園であって羽が退化し飛べない鳥が多くいたそうです。今では保護対象になっている希少な鳥のために森の中には害獣駆除の罠がたくさん仕掛けられていました。元々人間が少ない(羊の包が多い)ので、森にいる鳥は人懐っこく、というよりも人を恐れず、立ち止まっていると靴の上にちょこんとのってきてカメラ目線をくれるニュージーランドロビンがとてもかわいかったです。植物の話では「何故、NZの花は白か黄色なのか?」「ブナについて」「シダの話」など歩いている間中、時には立ち止まって熱心に解説してくれました。それは、2日後の日本人ガイド、智子さんも同じで、NZ固有種の花の話、氷河について、もちろん、鳥の話もとても詳しく解説してくれました。特に氷河の話は興味深いもので、300年前に降った雪が圧縮されて大きな氷の塊になり、山肌を削りながら少しずつ下へと流れていくまさに氷の河なのです。それが今度は大きく崩れて湖に浮かんでいるのですから、地球温暖化の破壊力をまざまざと見せられて、「もうヤバい事になっている」としかいいようがありませんでした。ここで氷河湖の色について教わった話ですが、氷河によって削り取られた岩石成分はとても細かい粒子になって川に混ざり、その先の湖で泥状に沈殿します。マウントクックは花こう岩という白っぽい石(字が書ける石)からできているので、水が白く濁っています。そしてその日の天気によって光の当たり具合で、ターコイズブルーやミルキーブルーなどと表現される神秘的な青色に変化して見えるそうです。日にちが経ち、うろ覚えですみません。
他のアクティビティもどれもとても楽しかったのですが、一番心に残ったのはやはり「氷河ボートクルーズ」です。天候もよく、周りの3000m級の山々と氷河湖がおりなす景観は壮大で、間近で見たり、触ったり、舐たりした氷河のかけらは、何百年もの前の氷とは思えず新鮮なお味でした。
そもそもNZがどこにあるのか、どんな国なのかも知らなかった私ですが、実際に訪れて目の当たりにして帰国した今でも、そしてこのレポートを書くために思い出す度にワクワク感がとまらず、このゴールデンウィークにもまた行きたいと思いは募るばかりです。一年を通して日本と同じように四季があり、見飽きることのない自然豊かなNZ、次は花がたくさん咲いている季節に「ミルフォードトラック」を踏破したいと思います。
三色丼 ごはん、豚ひき肉、砂糖、卵、さやいんげん、紅しょうが
なすの煮付け なす、油揚げ、砂糖、いりこだし
おきゅうと おきゅうと、しょうが、ねぎ、かつお節、ポン酢
いわしの燻製味噌汁 いわしの燻製、白菜、大根、にんじん、ねぎ、味噌