ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2019.05.07

スペイン・サンチィアゴ巡礼2019(第2弾ー11)

5月7日(火)日本時間(現地時間に7を足す)

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5月7日パリから羽田空港に到着し、岩国空港を経由して、柳井に戻ってきました。


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いつ頃から寝たのか覚えていませんが、フルフラットに座席をしてすぐに寝付いて、6時間以上途中で目が覚めることも無く、目が覚めたのが午前3時前(日本時間;午前10時)でした。午前3時半からは朝食、フレンチトーストを選択し、食べ終わると、到着までに1時間もないくらいになり、予定より早かったのか、日本時間で午前11時40分過ぎに到着しました。エコノミーに比べたら4分の1位の疲労度で済みました。
去年は岩国発の飛行機への乗り換えがギリギリでしたが、今回はゆっくりと歩いて進んでも午後0時40分には岩国行きの出発ターミナルに着きました。ビジネスだから手荷物が早く出て来たからどうかはわかりません。午後5時10分発の岩国行きにまで、4時間以上あり、出発ターミナルでHP用の記事を作成し、出発を待ちました。
岩国空港に午後6時50分到着しました。いつも羽田からの便がもう2時間早い、午後2時台があれば、もっと早く山口に帰ることが出来るのに思うのですが、空港が無かった時ことを考えると大変楽になりました。柳井には午後8時(現地時間午後1時)に戻ってきました。
マドリードの空港を出発して24時間、ホテルをチェックアウトして28時間かかりました。クリニックに寄って、たまった郵便物を郵便受けから出し、整理は明日にし、帰宅しました。
今回の巡礼第2弾を振り返り
昨年に続き、今年は2回目ですが、全体としては、非日常で、いろんな新鮮な体験が出来、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
その日、行き当たりばったりで、宿もその日に決めて、多くのYOUと食事をしたり話をすることが出来たのは楽しく、さらに今回は日本人の方とも多く知り合う機会があり、一緒に食事をしたりして、いろんな経験した話しをきくことができました。道中でも知らない者同士が「ブエン カミーノ」を合い言葉に、共通の経験をすることが出来ました。
今回は2回目で、前回の経験をもとに、荷物を何をどれくらい持って行けばいいか、どれくらいのペースで進めるか、無理をせず、安全にサンチアゴ巡礼することにしました。
行程
前回、今回と巡礼の行程を決めるために、日本語で書かれた、日本カミーノ・デ・サンチアゴ友の会の出版している「聖地サンチアゴ巡礼」という本を参考に、大体の1日の行程を決めていました。出発前に、少しでも荷物を減らすために、必要なページだけをコピーして、歩いている途中や後でみて、行程やアルベルゲを探すための参考にしていました。
今回、たまたま、エステージャで女性の3人部屋で家内が同室となった、カナダから来た嫁と姑の女性2人組から英語でかかれた巡礼の本(A5サイズより小さく、厚さ5ミリの薄い本)をもらいました。大体1日で進むであろう20数キロごとに分けて、途中の町との距離や高低差が表示されています。宿泊する町の略図とアルベルゲの位置があり、街に着いた時にアルベルゲを探すのに今回の巡礼で役立ちました。
次回はどちらの本も各々役立つので、コピーして持っていこうと思います。
天候
実際に巡礼をした6日間の内、4日間は快晴、1日が午前中くもり、1日が曇りから小雨が続きましたが、昨年よりも良い天候で、空気も乾燥し、汗でじとじとする事もありませんでした。昨年は高地であったことも関係していると思います。
気温はそんなに高くなく、日差しは強く、日焼けをしました。フリースを切る事ほとんどありませんが、標高が700から800mと高い所では風が冷たく、ブルゴスの朝は気温が3度を示していました。
荷物について
前回は初めてで、スマホを充電できる電源があるのかわからず、電池式の充電器を持参しました。今時、世界中どこでもスマホは手放せない時代で、コンセントも十分ありました。そこで、携帯のスペイン語の辞書はやめてスマホのスペイン語の辞書アプリにし、勉強したスペイン語のノートはスマホのカメラで撮影することにしました。これで450g減量。
前回持って行った物以上は持って行かず、より軽くて、小さいものをさがし、雨具の上下、傘をモンベルで見つけて、丈夫さは減少するでしょうが、激しいことはしないので、購入しました。これで500g減。1日、小雨の日があり、雨具の上下を来て移動しましたが、軽く、薄く、ただ歩くのみでは問題はありませんでした。
昨年はパスポートや貴重品用の小さいウエストポーチと移動中にすぐに使うような物を入れる大きめのウエストポーチの2つ持って行きましたが、バックパックのウエストベルトも腰回りにあり、だぶついたので、大きめのウエストポーチはなしにしました。これで450g減。
荷物にはなりますが、小さなスケッチブックと、鉛筆、水彩鉛筆を持参しました。1日に一枚を15分くらいで、鉛筆で描くと書いたり消したりするので、一発勝負でボールペンで描き、簡単に水彩色鉛筆で簡単に色つけをしました。6枚程度描きましたが、なかなかバランスよく、一発で構図を決めるのはむつかしかったです。カメラで簡単に撮るよりは、よく対象を観察します。
これで約1.5キロ減量でき、容量も少なくできました。昨年は水をどれくらい持って歩けばいいかわからず、多めに持ってあるきましたが、今回は水は500mlのペットボトル2本のみにし、実際には1日1本で歩くには十分でした。昨年は水を入れて10キロ以上あったと思いますが、今年は8キロ台くらいで、背負った感じも楽でした。
食事
今年も違和感なくどれも食べることが出来、おいしくいただきました。
昼は大体、ボカディージョ、夕食は「遍路メニュー」、一皿目の候補から一つ、二皿目の候補から一つ、食後のデザートも一つ選択、飲み物は赤ワインのメニューでした。途中の休憩ではトイレ休憩を兼ねて、道沿いのバルでカフェオレやクロワッサンが多かったです。
食料品のある店に行って困ったのは、朝起きた時に飲む、一人分の牛乳、ヨーグルトがなかったことです。日本のコンビニならすぐにあるのに、牛乳もあまり多くなく、あってもサイズが大きかったり、ヨーグルトは一人サイズですが、4個で1セットになっていたりしていました。
今回、5月2日に上原さんが自炊するのを御一緒させていただきました。台所にある調味料を利用し、スーパーであるものを利用し、幾つかは日本から調味料を持参されていました。いつも夕食は外食ですが、自炊をしている人も多くいました。あまり手のかかる食事は食材の関係もあり、大変ですが、簡単にできるようなものなら、次回は1〜2回試してみてもいいのかなと思いました。食事を通して、他の人とシェアして食べるのも面白い交流になりそうです。自分でもできそうなものを考えてみます。
行動食は昨年、「ピーナッツなしの柿の種」、「グラノラバー」、「ビスケット」を持って行きましたが、荷物の量を少しでも減らす為に食べたようなもので、今年は「グラノラバー」と「チョコレート」を各々1個もっていきましたが、やはり食べないままもって帰りました。
電気
荷物の所でもありましたが、携帯やカメラの充電に困る事は無いので、電池式の充電機はもっていきませんでした。実際に充電したのはカメラで2回、スマホは平素は電源を切っており(これは日本でも同じ)、スペイン語の辞書として調べる時にも使用し、1回充電したのみでした。
洗濯
今回は手洗いで3回、そのうち2回はタオルのみ、洗濯機と乾燥機使用は3回でした。前回持って行った洗濯石鹸が小さく洗いにくかったので、今回は大きめにして、手になじみやすく洗いやすかったです。日当たりがよくないと夕方までに乾燥しないので、アルベルゲに着いた時間と干す場所の日当りが重要でした。どこでも洗濯機があるとは限らず、しない時もありました。
トイレ事情
アルベルゲはウオッシュレットはありませんが、洋式の水洗で清潔です。問題は前回と同じく、巡礼の途中で、バルくらいにしかトイレが無く、公園や教会などにトイレもなく、公衆トイレもなく、生理現象はどうしようもなく、男性はまだ物陰でいいですが、女性は深刻な問題です。途中、急に物陰から出てきたり、しゃがんでいるのを見て見ぬ振りをしたりで通り過ぎていきました。大体1日の日程と街の位置を考えて、休憩やトイレの時間を考えて進みました。
スペイン語
この3年間、サンチアゴ巡礼のために、テレビのスペイン語講座を見て勉強してきました。まだまだ思っていることがさっと出てこなかったり、聞いたことのある単語だが意味が思い出せなかったりしました。しかし、少しずつわかる単語が昨年よりも増えており、実際に自分からしゃべる機会も増え、今回短い期間とはいっても現地で生活できたことは、今後のスペイン語の勉強への強い動機付けとなりました。

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次がいつになるかはわかりませんが、少しずつ語学や体力、行程に対する準備をしていきたいと思います。是非また行きたいイベントとなりました。その時にはまた報告します。