今回から新しい献立になりました。今年は春にお弁当がなかったので、秋にお弁当を出し、食後にお抹茶も出しました。

10時に参加者の方が集まり、調理実習がスタートしました。

まずは担当の栄養士から、今日の献立の説明がありました。「秋の献立ですが、今回秋の食材にれんこんを使っています。れんこんは1単位何グラムでしょうか。」という質問がありました。その後、献立の説明があり、それぞれ担当にわかれて調理を開始しました。

“魚の塩麹焼き”では、鯛を使いました。鯛を塩麹とみりんで漬けてオーブンで焼きます。

“かぶの三杯酢”は、まだかぶがなかったので、今回はきゅうりを代わりに使いました。きゅうりとにんじんを切って塩をし、出汁昆布を細く切って合わせ酢と和える。味を見ながら刻んだ赤唐辛子を加えます。

“大根のねっとりごま煮”は、だいこんがおいしくなる季節にぴったりです。大根をいちょう切りにしてだし汁と調味料で煮ます。その後、黒い練りごまを加えてからませます。献立写真の左上にあるのがこの料理です。

調理に熱中しているとあっという間に時間がたちました。11時半ごろ、食後のお抹茶の際にお出しする主菓子を”ひがしや”さんに取りに行きました。11時半過ぎにはある程度出来上がり、「品数が多いからもっともっと時間がかかるかと思った」と言われました。12時前にはできあがり、院長もちょうど診察を終えてあがってこられて、一緒にいただきました。

食べながら、「参加者の中で誰が一番調理実習歴が長いのか」という話になりました。当院も14年目に入ったので、長い方は14年目くらいになるのでしょうか。「私は10年前くらいからお世話になっている。10年前はもっと私若かったでしょう。ね、先生」といわれる場面もあり、明るく和やかな雰囲気でいただきました。

食後に”ひがしや”さんで購入した主菓子をまずいただきました。テーマは「実り」で全4回作っていただけることになりました。今回第１回目は「くりきんとん」です。栗100％で、中にあんが入っていました。上品な甘さでゆっくりといただきました。その後木村栄養士がお抹茶をたてて、みなさんでいただきました。お弁当シリーズは食器を使わず、お弁当箱に盛り付けるので、洗い物もなく、お抹茶とお菓子をいただいてゆっくりとした気分で帰っていただけます。

お抹茶のあとにコーヒーを飲み、また次来年の1月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。

白飯　精白米、ゆかり

魚の塩麹焼き　鯛、塩麹、みりん、サラダ菜、はじかみ

れんこんのはさみ焼き　れんこん、豚ミンチ、しょうが絞り汁、みりん、しょうゆ、砂糖、しその葉

高野豆腐の含め煮　凍り豆腐、にんじん、おくら、だし汁、しょうゆ、食塩

きゅうりの三杯酢　きゅうり、出汁昆布、唐辛子、酢、ラカント、食塩

大根のねっとりごま煮　大根、練りごま、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ、白ごま

卵焼き　卵、みりん、砂糖、食塩

吸い物　だし汁、干し湯葉、長ねぎ、わかめ、もみじ麩、食塩、しょうゆ

柿の寒天寄せ　　甘柿、寒天、ラカント、水