これまで四国と北海道の外周を巡りました。今回は日本の内陸を通る「中山道」を京都三条大橋から東京日本橋まで552.2キロを走ることにしました。第1弾は令和2年1月11日(土)から13日(月)に、京都「三条大橋」から滋賀県彦根市「高宮」まで、67.8キロ走りました。
令和2年1月11日(土)(京都三条大橋〜大津)
なるべく荷物を少なくするため、途中で洗濯をすることにしました。いつも使う携帯用のワープロを持って行き、荷物の量はザックやペットボトルの水を含めて4.5キロ。移動中に読む本は最近新聞広告で見つけた、中山道を舞台にした参勤交代の時代小説がちょうど中山道を行くにはおもしろいだろうと思い、浅田次郎著の「一路(いちろ)」の文庫本にしました。
午前中診療をして、午後1時7分柳井駅発の在来線で徳山で新幹線に乗り換え、京都に向かいました。午後3時55分、京都駅到着。タクシーで三条大橋まで向かい、準備をして、午後4時30分、10キロ先にある今日の目的地大津市を目指して出発しました。
本の地図のコピーとスマホの地図を参考にしながら、京都の町中をすすんでいきました。スタートが遅かったので、段々と夕焼けから薄暗くなり、車道の横を走るので真っ暗ではないですが、安全のため存在を示す目的で、ヘッドライトをして走りました。午後6時に滋賀県大津市に入りました。そんなに急ではありませんが、緩やかな上りの峠がありました。
午後7時前に今日宿泊する「スーパーホテル大津駅前」に到着しました。ホテルのフロントで大津らしい食事のできるところを聞いて、言ってみると満席で入れず、昨日が新年会で洋食だったので、その近くにあるチャンポンの店で、チャンポンと半チャーハン、ノンアルコールビールで夕食にしました。ホテルに帰り、午後10時半に就寝。
今日の行程は11.7キロ、2時間25分でした。
1月12日(日)(大津〜武佐)
午前5時起床。午前6時45分から朝食。バイキング形式の朝食で、いつもは取りすぎて、食べ過ぎないようにしていますが、今日は一日走るので、多めに取ることにしました。
午前8時過ぎ、準備をしてホテルを出発。今年の5月の糖尿病学会は琵琶湖畔の会場で開催され、良い下見になりました。今日は36キロ先の武佐(むさ)までの予定。途中、トイレ休憩をかねてコンビニで肉まんとホットラテを買って食べて休憩。15キロ先の草津市までは東海道も中山道も同じで、草津市に昼前に到着。中山道と東海道の合流する地点でパンを食べて休憩。左上写真の左側が中山道、右側が旧東海道。
これからが中山道で20キロ先の武佐まで、このペースなら夕方までには着きそうです。今日のホテルは近江八幡駅近くのホテルなので、近江鉄道で武佐から近江八幡まで行きます。曇り空が続いていますが、雨は降りそうにないのはラッキーです。午後3時。途中の道の駅「竜王かがみの里」でうどんを食べて、トイレ休憩。午後5時、本日の目標地点、近江鉄道の武佐駅に到着。電車に乗り、近江八幡駅に行き、午後5時40分「コンフォートホテル近江八幡」にチェックイン。
シャワーを浴びて、ホテルの人に、近江八幡市といえば、近江牛、おすすめのレストランを聞いてそこで夕食としました。ステーキのコースにして、おいしくいただき、運動もして、蛋白摂取をすることができました。
ホテルに帰って、洗濯をして、午後10時過ぎ就寝しました。
今日の行程は35.6キロ、9時間でした。
滋賀県は県の真ん中に琵琶湖がドーナツのようにあるイメージしかありませんでした。今日35キロ走って、琵琶湖を4分の1周くらいしたかと思いましたが、琵琶湖の地図を見ると、茄子のヘタくらいまで、琵琶湖の大きさを実感しました。240キロくらい外周があるようです。
1月13日(月)(武佐〜高宮)
午前5時過ぎ起床、ホテルの朝食は午前6時半から。今日は午後には柳井に帰る電車に乗るので、午前中行けるところまでの近江鉄道の駅を目標地点とし、そこからJR米原駅まで行き、新幹線で帰る予定にしました。
天候は曇り、近江鉄道近江八幡駅から午前7時45分の電車に乗り、昨日の到着地点の武佐駅で下車。天候は曇り。出発の準備をして、午前8時スタート。まずは11キロ先にある「愛知川(えちがわ)」をめざします。お寺、神社、石碑、交通信号のある地名が地図に載っており、大体の場所を確認しながら進んでいきます。昨日のような大きな町中を通るのとは違い、道なりの一本道で、間違いにくくなっていました。午前10時前くらいから小雨が降り始めました。明るい空の所もあり、あまりひどくはなりそうにありませんが、防寒と防風も考えポンチョを着ることにしました。午前10時過ぎに「愛知川」に到着。地図上に三角のマークがしてあるだけで、現地に何か建物や記念碑があるわけではありません。
このペースだと、13キロ先の「鳥居本」は難しそうで、8キロ先の「高宮」で今回は終わりそうです。彦根市の案内が出てきました。彦根市と言っても、彦根城、ヒコにゃんくらいしかしりません。新幹線が街道に平行に走り、高架の下をくぐったりしながら、進行方向の右手や左手に、十数分おきに新幹線が通りすぎていきます。新幹線が江戸時代にあれば、そのスピードに当時の人はびっくりしたり、参勤交代も楽だったろうと空想しました。新幹線に乗って、京都の次は名古屋まで、中山道がこんなところを通っているのを初めて知りました。
午前12時過ぎに高宮に到着。今回の「走って中山道」はここ「高宮」で終了にしました。米原駅行きの電車が午前12時35分なので、トイレで着替えて、電車に乗り、米原で新幹線に乗り、午後5時柳井にもどってきました。
今日は19.6キロ、4時間15分でした。
今回の「走って中山道第1弾」は京都三条大橋から高宮まで67.8キロでした。次回はまだ未定ですが、また報告します。