昨年(2019年)末からのコロナウイルス感染症が全世界に広がり、まだ衰える兆しが見えていません。ワクチンによる予防や診断のための簡易検査キット、ましてや治療法のない現在、出来ることは体調を整えておくことです。そこで、少しでも感染予防に役立つように、本日(2020年3月30日)より外来の待ち時間に患者さんに手洗いの指導を開始しました。
今日のお昼のニュースでは芸能人の志村けんさんがコロナウイルス肺炎で亡くなったと報道されていました。イギリスのチャールズ皇太子やジョンソン首相も感染したと報道されています。ヨーロッパやアメリカで毎日感染者数や死亡者数が増加し、人工呼吸器が足りなくなっています。
約100年前(1918年)スペインかぜ(インフルエンザA)が猛威を振るい、世界で5000万〜1億の人が亡くなり、日本では38万人が亡くなったと言われています。当時とは公衆衛生の状態や栄養状態は異なりますが、広がらないとこを祈るのみです。
糖尿病のような持病のある方は感染の重症化の危険があり、当院にも多くの糖尿病患者さんが通院されているため、少しでも感染予防になるように、診察の待ち時間を利用して、スタッフが手洗いの指導を行うことにしました。
早く収束してくれるように、4月は手洗いの指導を続けていきます。