平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの番組「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。 令和2年11月19日(木)は県庁国際交流課、バレンティーナさんと「ロシア料理」を作り、ロシアの紹介がありました。 計12名が参加しました。
9時半過ぎに、県庁国際課のバレンティーナさんがクリニックに来られました。事前に”ボルシチ”と”スビテン”という飲み物のレシピをいただいてましたので、来られてすぐに取り掛かりました。
”ボルシチ”は、最初に牛肉を約20分煮ます。冷めたら食べやすい大きさに切ります。キャベツは太めのせん切り、人参はすりおろし、じゃがいもは長細く、ビーツは一口大、玉ねぎは粗みじんに切りました。牛肉やじゃがいもは、家庭によって切り方が違うようです。今回はバレンティーナさんに切ってもらいました。フライパンで人参、玉ねぎ、ビーツを炒めて、トマトペーストと牛肉をゆでた煮汁を入れて煮込みます。塩コショウで味を調えて器に盛り、仕上げにパセリを散らし、サワークリームを入れました。
”スビテン”は、水にしょうがのスライス、カルダモン、クローブ、ローリエ、シナモンを入れて約20分沸かします。最後にはちみつを入れます。
もらっていたレシピとは別に”サラダ”も用意しました。レタスは太めのせん切り、ミニトマトは湯むきをして食べやすい大きさに切り、コーンと一緒に盛り付けました。ロシアのパンといえば「黒パン」、”ライ麦パン”を田布施町にあるパン屋さん「yamaguchi」にお願いして作っていただきました。バレンティーナさんもロシアと同じで美味しいと言っていました。
会話をしながら調理をすると、あっという間に時間が過ぎていました。バレンティーナさんの日本語がとても上手で、明るく話しかけてくれたので、言葉の壁もなく楽しく調理することができました。
12時前にスタッフが上がってきて、ボルシチを盛り付け、12時に食べ始めました。
今回用意したビーツは加熱されていたものだったので、思ったより赤くなりませんでした。生のビーツを使うときれいな赤色になると教えてくれました。
スビテンを飲みながら、ロシアでは風邪をひいたときに、紅茶にはちみつとレモンを入れて飲むというお話がありました。スビテンもスパイスが効いてて、体があたたまるのでよいそうです。
今日の食事のデザートは和菓子と抹茶にしました。“ひがしや”で小豆ときなこの2種類のおはぎ風の和菓子を作っていただきました。本来はもち米で作るのですが、道明寺粉を使っているそうです。抹茶は木村栄養士がたてました。甘さが控えめで2種類の味が楽しめて、とてもおいしかったです。抹茶が好きだと言っていたバレンティーナさんもすごく喜んでくれました。
順番に自己紹介をしていき、そのあとは恒例のクエスチョンタイム、今のロシアの国旗の由来はソ連が崩壊してロシアになった時に海軍の旗を国旗にした。ロシアのお勧めのお菓子は「メドヴィック」というスポンジケーキと蜂蜜を層に重ねたケーキ。嫌いな日本食はおでん、あとは納豆やネバネバ柔らかい食品。好きな食事は寿司。動物は猫が好きだそうです。
話も弾み、午後2時前から、パート2のロシアの紹介をパワーポイントを使ってしてもらいました。ロシアは日本の45倍の広さがあり、人口は1億4000万人と日本とあまり変わらない数であること。いろんな民族からなり地域により、服装や踊りも異なることを動画を使用しながら説明がありました。ロシアで初対面の人に愛想笑いはしないそうです。
その他クイズ形式で、ロシアとアメリカの距離はどれくらいあるか?シベリア鉄道でウラジオストックからモスクワまでどれくらいかかるか?エルミタージュ未術館にいる有名な動物は何か?ロシアと他の都市とは時差があり、鉄道はモスクワ時間の時刻表になっており、現地の時間に換算しないといけないので、注意が必要である。ことなどがありました。
午後3時20分に発表と質問も終わり、みんなで集合写真を撮って、本日のまかないは終了し、バレンティーナさんを柳井駅まで送っていき、いつもより1時間遅い午後3時半から午後の診療が始まりました。いつもと違ったまかないを楽しむことができました。
まかないアンケート(計11名)
1.ロシア料理といえば? ピロシキ:10名、ボルシチ:7名、ビーフストロガノフ:1名、
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:3名、満腹:7名
3.今日のまかない、星いくつ:全員星3つ
4.感想
ビーツをはじめて食べました。ボルシチは酸味があってさっぱりと食べれました。あざやかな色を想像していたので少し残念でしたが、味は最高でした。パンもおいしかったです。ボルシチは人生初ですが、想像していたよりもさらさらしていて、コンソメスープとも違って、とてもおいしかったです。サワークリームがよかったです。スビテンも体があたたまりました。